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保護者が知っておきたい「オンラインゲーム」の落とし穴

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セコムの舟生です。

モバイルでの通信環境が世の中に普及し、オンラインでゲームを楽しむのも当たり前になりました。
大人もスマートフォンのアプリなどでオンラインゲームに興じていますし、子どもが利用する携帯ゲーム機でもオンラインで対戦プレイをしたり、対戦相手と交流したりすることが可能です。

オンラインゲームは、確かにおもしろいものですが、その先に広がるインターネットの世界には、さまざまなリスクも潜んでいます。
「ゲーム=子どもの遊び」という認識では、お子さんが危険な領域に足を踏み入れてしまうのを見落としてしまうかもしれません。

そこで今回は、お子さんがオンラインゲームを利用しているという保護者の方に向け、利用時のリスクや安全対策についてまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 誰にでも起こりうる子どもの犯罪被害
保護者の方は、子どもが利用しているゲームにどのようなリスクが潜んでいるのかを知り、使い方を適切にコントロールする必要があります。

オンラインゲームでは、対戦相手や協力する仲間など、ゲーム上のプレイヤーと交流することが可能です。
ゲーム用の掲示板やSNSなどもあり、誰でも気軽に利用することができます。

ゲーム上では知り合いでも、現実世界では見知らぬ第三者
子どもの感覚ではリアルとバーチャルの区別がつきにくく、ゲームを通じて親しくなったような錯覚から気を許してしまうことがあります。
子どもを狙う目的で人気のゲームを利用する、悪意ある大人がいることを知っておかなくてはなりません。


▼ オンラインゲームでよくあるトラブル
オンラインゲームには、さまざまなトラブルが潜んでいます。
オンラインゲームを通じて、子どもが巻き込まれやすいトラブルをいくつかピックアップしてみましょう。

・高額請求
保護者のクレジットカードで有料ゲームを購入したり、課金型ゲームの有料アイテムを購入したりするケースが、総務省がまとめている「インターネットトラブル集」に多数報告されています。
なかには小さなお子さんにスマホのゲームアプリで遊ばせていたら、よくわからないまま課金を繰り返してしまい、請求書が届いてから判明した...という事例も。
最初のダウンロードは無料でも、途中から課金しないと中々先に進めなくなるようなゲームもあります。
課金の仕組みが理解できないゲームでお子さんを遊ばせるべきではありません。

・だまされる
ゲーム上で知り合った人にアイテムの交換や売買をもちかけられ、だまされて搾取される被害が起きています。
子どもは取り引きについて理解しておらず、そもそも多くのゲーム運営会社ではアイテムや通貨の取り引きを禁止しています。
また、悪質なサイトに誘導されたり、ウイルスに感染させられたりするケースもあります。
こうしたリスクが多発していることから、オンラインゲームには厳格な利用規約が設けられていることがほとんどです。
それを理解していないお子さんがゲーム相手の言いなりになれば、たちまち被害者になる可能性は高まります。

・チャット機能のリスク
リアルタイムに情報交換ができるチャット機能は、オンラインゲームでよく利用されています。
しかし、子どもたちがチャット機能を使ってメッセージのやり取りやアイテムの交換などを行っていて、友達同士でのトラブルになるケースもあるそうです。
直接あって話をするのとは違って、オンライン上のメッセージのやり取りは、ちょっとしたニュアンスの行き違いが誤解を生むこともあります。
また、ゲームで知り合った相手とチャット機能でやり取りをしていて、個人情報を聞き出されたり、性犯罪被害につながったりすることもありますので、十分な注意が必要です。


▼ お子さんのゲームをよく知り、安全な遊び方を話し合う
こうしたリスクのほとんどは、保護者の方がお子さんの遊んでいるゲームをよく知らない...ということに由来しています。
保護者の方がよく知らないままに、オンラインゲームで遊ばせるべきではないということです。

利用前には、規約をまずよく読むこと。
そして、実際にプレイしてみることをおすすめします。

ゲームの仕組みがわかれば、安全な遊ばせ方も見つかるはずです。
お子さんのやりたがる気持ちも理解できます。
夢中になっているときも「●●までやったら今日は終わりにしよう」などと切りのいいところで声掛けすることもできるのではないでしょうか。

◆オンラインゲームの遊ばせ方 小学校低学年編
インターネット利用の危険性をよく理解できていないなら、オフラインのゲームで遊ばせたほうが安全です。
スマホのゲームでも、オフラインで遊べるものを選んだほうがいいでしょう。
ただし、途中に出てくる広告で有料ゲームに誘導される場合などもありますので、近くで見守る、「こういうのが出てきたら教えてね」などとあらかじめ教えておくなど、ゲームの特性に応じて対応するようにしてください。
遊ばせるときは、ペアレンタルコントロール機能を利用することも忘れないようにしましょう。

◆オンラインゲームの遊ばせ方 小学校中・高学年編
中・高学年くらいになると、インターネットから遠ざけるだけでは有効な対策にはなりません。
禁じていても、友達から情報を聞いて大人も知らないような使い方をしたり、勝手に設定を変更したりしてしまうこともあるようです。
実際にあった事件などをもとにオンラインゲームでやってもいいこと、やってはいけないことは何か、お子さんに問いかけて考えさせ、一緒に安全な使い方を話し合いましょう。
各種設定に必要な暗証番号、クレジットカードの番号などの重要情報は、絶対にお子さんには教えないようにしてください。


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スマートフォンや携帯ゲーム機はどこにでも持ち歩けるため、保護者の目が届かない時間にもプレイすることが可能です。
勉強が手につかなくなる、深夜まで自室で使用して睡眠不足になるなど、学業や健康上のリスクも考えられます。

ゲームは楽しいものですから、遊ぶタイミングや時間をきちんと決めて、その通りに実行できる自制心がないと、やめるのが難しいものです。
子ども任せにせず、保護者の方がお子さんの性格などを見極めて利用させるようにしましょう。

2018.10.04

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