子どもの安全ブログ

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大型連休中に気をつけるべき子どもの安全ポイント

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セコムの舟生です。

今年のゴールデンウィークは例年にない10連休。
大型連休を楽しみにしているお子さんも多いと思います。
旅行やお出かけを計画しているご家庭もあるのではないでしょうか。

ゴールデンウィークのような大型連休中は、観光地や大型商業施設、公共交通機関などの混雑が予想されます。
不特定多数の人々が行き交う場所に子どもを狙う不審者が紛れ込むことがありますので注意が必要です。

大型連休を控え、お子さんと安全に過ごすための注意ポイントを確認しておきましょう。


* * * * * * * * *


▼ 混雑する観光地で子どもを迷子にしないために
大型連休中は、どこも混雑することでしょう。
観光地はもちろん、商業施設や、駅、交通機関などの混雑が予想されます。

ぜひお出かけ前に迷子対策を考えておいてください。
大型連休の人混みでの迷子対策には、「子どもを見失うかもしれない」という前提が大切です。

小さなお子さんの場合、少しでも離れるとあっという間に人波にまぎれて、どこにいるのかわからなくなってしまう可能性があります。
小学生のお子さんでも、ひとりで行動をすれば、見失ってしまうかもしれません。
小学生は好奇心旺盛な年ごろ。
「そばにいるはず」「ついてきているはず」と思い込まず、常に目を配る意識が必要です。

<お子さんを迷子にしないための対策>
・人混みでも目立つよう服装に工夫を
特徴的な服装や持ち物を身につけさせると、遠くからでも見つけやすくなります。
例えば、目立つ色の服を着せたり、目印になる帽子や髪飾りをつけたり。
きょうだいお揃いのリュックサックやファッションも目に留まりやすいはずです。印象に残りやすいので、万が一、迷子になったときも係員に見つけてもらいやすくなる利点もあります。

・移動中はなるべく手をつなぐ
混雑した場所では、手をつなぐなどしてお子さんから離れないようにしてください。
小さなお子さんは人混みでぶつかる危険もありますので、混んでいる場所では抱っこしたり、ベビーカーに乗せたりしたほうが安心です。

・お子さんだけで待たせない
会計をする間など、短い時間でもお子さんだけで待たせておくのは危険です。
不安になって探しているうちに迷子になることもよくあります。常に一緒に行動しましょう。
また、親がそばにいない子どもが犯罪被害にあう事件が近年多くなっていますので、キッズスペースなど、子どもが集まる場所でも目を離さないようにしてください。

・はぐれたときの集合場所を決めておく
万が一迷子になってしまったときにどうするかを事前にお子さんと話し合っておきましょう。
テーマパークなどでしたら、園内の地図を親子で一緒によく見て全体を把握し、もしもはぐれたときにどこへ行けばいいかを決めておくと安心です。
ただし決めた場所がすぐにわからない場合は、基本的にはふらふらと探し回らずに、その場所から動かないことが大切です。

・困ったとき助けを求められる「人」を教える
迷子になったとき、誰に言えばいいかを教えましょう。
施設のスタッフや駅員など、その場の職員に伝えるのが適切です。
小さなお子さんですと言葉では伝わらないことがあるので、「あの服を着た人に言うんだよ」と教えておくといいでしょう。


▼ 保護者同伴なのになぜ?相次ぐ子どものわいせつ、連れ去り被害
保護者と出かけた先で、子どもがわいせつなどの被害にあう事件が、過去に何度も発生しています。ショッピングモールなどの商業施設で、子どもと保護者が離れるわずかなすきが狙われているのです。
小さな子どもが体を触られたり、連れまわされたりするケースがあることを忘れないでください。

飲食店や商業施設で子どもだけでトイレに行き、わいせつ被害にあう事件もありました。
小学校高学年の子どもや男児の被害者もいます。
トイレの入り口で保護者が待つか、多機能トイレを使うかして、トイレに行くときも保護者の同伴が鉄則。
施設の大小に関係なく、不特定多数が出入りするところなら、被害がいつ起きてもおかしくないのです。

子どもを狙う不審者は、保護者が目を離す瞬間を狙っています。
子どもをひとりにしないこと、そばにいても目を離さないことが肝心です。


▼ こんな場所で狙われる!子どもの「盗撮」被害                                                                                                               
スマートフォンやカメラ機能付きの携帯電話の普及により、写真や動画による盗撮の検挙件数が増加しています。
カメラも小型化し、機能も進化し続けるなか、盗撮の手口は巧妙化の一途をたどっているようです。
人混みではカメラのシャッター音にも気づきにくく、盗撮されてもわからないことがあるため、大型連休中のお出かけでは特に注意してください。

過去には、こんな場所で子どもが盗撮被害にあっています。

・子ども向けのイベント会場
・映画館
・温泉、入浴施設の脱衣所
・水遊びができる公園
・商業施設や駅構内のエスカレーター
・商業施設の試着室

あらゆる場所が盗撮被害の現場であり、注意すべき場所です。
子どものためのイベントや催しが逆に狙われることも考えられます。
不審者がお子さんの近くにいないか、身辺には十分注意しましょう。

過度にかわいらしい服装や露出の多い服装は、狙われやすくなる恐れがあります。
スカートのときはスパッツをはかせるなど自衛する意識が必要です。
男児の盗撮被害も確認されていますので、だらしない服装になっていないか確認してください。

幼児であっても盗撮被害にあいます。不特定多数が出入りする場所で、無防備に着替えをさせたりしないこと。お子さんの座り方などにも注意をはらってくださいね。


* * * * * * * * *


大型連休中、車でのお出かけを予定している方は、駐車場での事故にも注意してください。
観光地やサービスエリア、商業施設の駐車場で、車の死角に入りやすい幼児の事故が頻繁に起きています。
駐車場内を移動するときは、小さなお子さんをひとりで歩かせないこと。
「車から降りるときは大人が先、車に乗るときはお子さんが先」が鉄則です。

たとえわずかな時間でも、子どもだけが駐車場にいる状況は絶対に避けてください。
駐車場事故は自宅でも起こりうる不幸な事故ですが、大人の注意で防げる事故でもあります。

大型連休に楽しい思い出をつくるためにも、お子さんの安全を保護者が守ってあげてくださいね。

<お知らせ>

「第13回 キッズデザイン賞」募集開始!

2019年5月10日(金)まで

「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもを産み育てやすいデザイン」を顕彰する「キッズデザイン賞」の募集の締め切りが間近となっています!

デザインといっても、「意匠」だけではありません。
子どもや子どもの生み育てに配慮したすべての製品、空間、サービス、活動、研究が評価の対象です。「制度」や「取り組み」など広義のデザインのほか、子ども向けのものはもちろん、子ども目線を取り入れて開発されたものであれば、一般・大人向けのものであってもご応募いただけます。

たくさんのご応募をお待ちしています!

第13回キッズデザイン賞の詳細はこちらをご覧ください。

2019.04.18

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