ハードウェアセキュリティ&暗号技術

IoTにおける暗号技術によるトラスト

IoTとはモノのインターネット(Internet of Things)と呼ばれる概念で、これまでインターネットなどのネットワークに接続されなかった様々な機器がつながることによって、新たな価値が創造されるというものです。

IoTは、世界各国の政府や多くの企業にとって新たなイノベーションが生まれる可能性を秘めたものとして重要視されており、それに伴い多くのIoTサービスが生まれています。

しかし、これまでネットワークに接続されなかった機器には、セキュリティという概念が欠如していることが多々あるとわかってきました。実際にIoT機器がサイバー攻撃の対象になるなど、IoTのセキュリティは喫緊の課題になっています。

IoTのデータの送り先であるデータセンターは、物理的に強固なセキュリティが施された施設や設備です。一方でIoT機器自身は、攻撃者が容易に取得し内部のデータを直接読み取れてしまうような、非常に「弱い」物理セキュリティ環境に晒されます。

そこで注目されているのが暗号技術とハードウェアセキュリティ技術です。

暗号技術を使うことで正しい機器同士の通信を確立したり、通信内容を保護したりと脅威からIoT機器を守ることができます。

またハードウェアセキュリティ技術によって、機器のハードウェアから暗号技術のコアとなる「鍵」を盗むような攻撃を防ぐこともできるのです。

暗号技術やハードウェアセキュリティ技術はIoT全体を信頼できるものにし、安全・安心なサービスを提供するために必要不可欠な技術で、IS研究所ではこうした概念を「トラスト」という言葉を使って表現しています。

IoTに関わらずセキュリティ技術全般が達成する目的は、システムやサービスの信頼や安全・安心であり、IS研究所ではこうした概念を「トラスト」と表現しています。

暗号技術とハードウェアセキュリティ技術を軸に、今後拡大するIoTをトラストなものにしようと今後も研究を進めてまいります。

トラストな空間とそうでない空間