矢部 竜太

空間エンジニアリンググループ

—大学時代はどんな研究をしていましたか?

慶應義塾大学の政策・メディア研究科という学科で、マルチメディア・データベースの研究室に所属していました。

研究は感性を使ったメディア制御や検索を行うものを研究していて、人間に近い検索モデルなどをつくるのが主な内容でした。

また観光情報のようなその場所に応じた情報を配信する仕組みなども研究していました。


—就職後はどんな研究をしましたか?

建築分野で注目されているBIM(Building Information Modeling)、そのなかでも国際標準のデータモデルであるIFC(Industry Foundation Classes)などのデータを扱うIFCモデルサーバーの研究をしました。今でもそれを基にした研究を続けています。

BIMの3次元建物モデルデータの利用を促進するための効率的なデータ管理・検索手法、GIS(地理情報システム)のような異種の空間情報との連携、またIoTによってこれから増大していく位置情報がついたデータとの連携など考慮すべきことがたくさんあります。

大規模施設における群衆の移動シミュレーションや、シミュレーション結果のログデータから人口密度を計算するプログラムの開発を行うこともありました。


—今はどんな研究をしていますか?

今は戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究課題に関わっていています。

主に関わったのは、IoTなどで得られるインフラのデータや、自動運転、防災などさまざまなデータを3次元の地図上で扱えるプラットフォームの仕様検討です。

仕様検討にあたって、地図情報や3次元情報を扱うさまざまな企業を訪問し、ヒアリング調査をさせていただきました。各企業がどのようなビジョンのもと地図情報や3次元情報を利用し、どのような課題を抱えているのかを直に触れることができて非常に勉強になりました。

この経験を通して、多分野を繋げるプラットフォームの大変さや重要さを身に染みて感じているところです。IFCモデルサーバーの研究においても、IS研究所内の他の研究グループとの繋がりが増えていてやりがいを感じています。

また、同じ情報でも場所によって意味が異なるので、場所に応じてどんな情報配信をすればいいのかなどの研究もしたいと思っています。


—普段の生活の様子を教えてください。

基本的に出社は遅めですが、そのぶん夜も残ることが多いです。

会社にいるあいだはコーディングやIFCモデルサーバーに関する調査をしています。またIFCモデルサーバーを扱うためのドキュメント作成などもしています。共通プラットフォームはドキュメントが大事なので。

SIP関係の打ち合わせなどもあるので、週に数回は出かけることがあります。

仕事終わりにBIMの勉強会などに参加することもありました。今は休日など空いている時間でスーパー銭湯巡りなどもしています。