稲垣 俊

サイバーセキュリティグループ

—大学時代はどんな研究をしていましたか?

千葉大学の融合科学研究科というところで、画像処理の研究室に所属していました。

当時の研究テーマは医師の方との共同研究で、臓器の医療画像から3次元形状の平均化などを行うものです。

また情報系の研究科だったので、情報セキュリティスペシャリストの資格も取得したのですが、それが今の研究につながるとは思っていませんでした。

就活のときには、特定の技術ではなく複数の研究を融合できるようなところに入りたいと思っていたのですが、ちょうどIS研究所がそのような組織だと知って興味を持ったんです。


—就職後はどんな研究をしましたか?

OJT中にサイバーセキュリティの研究グループにいたとき、進歩が早い研究領域でおもしろそうだと思いました。画像処理にこだわっていたわけではありませんでしたし、情報セキュリティスペシャリストの知識も活かせるかと思いこの道を選びました。

サイバーセキュリティについては、研究所で学習したり、ワークショップや勉強会で学習したりしていましたが、情報セキュリティの実務を行うセコムトラストシステムズに出向したことが印象深い経験でした。

情報セキュリティの最前線がどんなものなのかを体感できるのは、なかなかないことです。

そのときの経験が今の研究にもつながっていて、出向中に気付いた問題点をまとめて、研究テーマとして提案しました。


—今はどんな研究をしていますか?

サイバー攻撃の手法にはいろいろなものがありますが、そもそもサイバー攻撃を行う犯人は一体どんな人間なのか。サイバー攻撃を行う犯罪者像の推定ができないかと考えています。

検討を進めた結果、今では犯罪心理学にも足を踏み入れていると気づきました。

また各企業のサイバーセキュリティを担当する方や、警察の方とも情報交換を行うなどの活動もしています。


—普段の生活の様子を教えてください。

いつも9時出社ですが、夏場は自主的にサマータイムということで早めに出社しています。

月に数回は外出することがあり、セミナーや展示会のほか、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)や日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)にも行きます。

社内にいるときは、情報セキュリティのデータ解析や論文の調査、社内での情報セキュリティ勉強会などをしています。

夜は19時くらいに退社してジムに通ったりしています。英会話教室に通ったお陰でDEFCONや国際会議への参加にも役立ちました。

この分野は進歩が早いので、休日など自由な時間を使って自主的に勉強会に参加することが多いです。