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オープンイノベーションニュース 2024年7月18日
セコム株式会社

「セコムVitalook」及び「セコムOWEL」を活用した
鳥羽市「医療MaaS」が新車両での運用を開始

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:吉田保幸)のグループ会社でメディカル事業を担うセコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:小松 淳)が医療ICT面で支援してきた三重県鳥羽市の「医療MaaS(Mobility as a Service)」の新車両での運用が7月19日から開始されます。新車両での運用に先立ち、7月10日に鳥羽市において「鳥羽市医療MaaS」車両の披露セレモニーが開催されました。

鳥羽市では、人口減少に伴い、今後医療従事者も減少していくと見込まれており、医師の業務効率化に加え、患者の受診機会の増加を実現するため、「医療MaaS」の取り組みを推進しています。セコム医療システムは、2020年より鳥羽市の離島を含む7カ所の診療所や、オンライン診療専用の診察室「答志町オンライン診療室」に遠隔診療支援プラットフォーム「セコムVitalook」及びクラウド型電子カルテ「セコムOWEL」を提供し、オンライン診療の環境整備を支援。2023年12月より開始された鳥羽市による「医療MaaS」の実証においても、医師による遠隔からの診療を実現するため、「セコムVitalook」及び「セコムOWEL」の提供による支援を行ってきました。

今回、鳥羽市で新車両での運用がはじまった「医療MaaS」は、MONET Technologies株式会社が提供する医療MaaS車両が地域の集会所や患者の自宅を訪問し、看護師の補助の下、車内で「セコムVitalook」を使用して、遠隔地にいる医師が患者とビデオ通話を行いながら、動脈血酸素飽和度(SpO2)や血圧、心電図などのバイタル情報に加え、聴診音や医療用カメラによる喉や皮膚、耳の中の精細な映像をリアルタイム伝送することにより、より質の高いオンライン診療(D to P with N)を行うことができます。また、「セコムOWEL」を用いて医師・看護師が、診療記録の参照・記録を行い、車内で診療明細書や処方箋の発行といった医事業務が可能なほか、マイナンバーカードを使用した保険証の確認(居宅同意取得型)にも対応しています。

セコム医療システムでは、過疎地や離島など医師が少ない地域においても、多くの人が高品質な医療を受けられるように、今後もICTを活用したサービスの提供によりへき地医療に貢献してまいります。

新型の鳥羽市医療MaaS車両

医療MaaSを推進する鳥羽市診療関係者(医師、看護師)

「セコムVitalook」と「セコムOWEL」電子カルテ端末

鳥羽市の中村欣一郎市長によるオンライン診療体験

報道関係者からのお問い合わせ

セコム株式会社 コーポレート広報部 中川
TEL:03-5775-8210
E-mail:press@secom.co.jp

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