オープンイノベーションニュース | 2017年12月15日 セコム株式会社 株式会社フレクト |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中山泰男)と株式会社フレクト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:黒川幸治)は、厨房内の稼働データを可視化し、店舗運営への活用を目指すIoTサービスの実証実験を2018年1月から開始予定です。
このIoTサービスは、セコムの厨房・ダクト用自動消火システム「トマホークジェット」(※)と、セールスフォース・ドットコムが提供するカスタマーサービスプラットフォームの「Salesforce Service Cloud」およびアプリ開発基盤の「Heroku」を活用し、フレクトが運用を構築することで実現しました。
本実証実験で検証するIoTサービスは、「トマホークジェット」の温度履歴管理機能で把握した厨房レンジ周辺の温度情報と、厨房内の様々な環境データをクラウド側に収集して解析・可視化するものです。これにより、例えば飲食店チェーンにおいては店舗間のレンジ周辺温度の変化と調理内容を照合して分析することで、スタッフのスキル評価、厨房運営における効率化、運営品質の向上につなげられると考えています。
実証実験の結果からクラウド側の最適化を図って商品化し、飲食店チェーンや多数の飲食店をテナントに持つ商業ビル管理会社などへも販売を行っていく予定です。
今回の取り組みは、セコムの資源や技術と、社外のビジネスパートナーの技術やアイデアを融合させて「安全・安心・快適・便利」なサービスの創造を目指すセコムのオープンイノベーション活動によるものです。セコムは、これからもオープンイノベーション活動を推進し、分野・業界を越えた多くの皆さまとの協働により新たな価値の創出を進めてまいります。
(注) | 「トマホークジェット」は、セコムグループの防災・セキュリティ機器販売会社であるセコムアルファ株式会社が販売する厨房・ダクト用自動消火システムです。同商品は1979年に発売したのち改良を重ね、厨房用自動消火システムの市場で7割のシェア((財)日本消防設備安全センターによる2016年度評定台数から当社算定)をもっています。 |
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実証実験では、「トマホークジェット」の温度履歴管理機能で把握した厨房レンジ周辺の温度情報をはじめ、厨房内の様々な稼働データをクラウド側に収集して、解析・可視化するものです。
フード内温度、厨房の温度、冷蔵庫内の温度など、厨房内の稼働データの推移を見える化することで、飲食店チェーンなどのスタッフのスキル評価、厨房運営における効率化、運営品質の向上に寄与するシステムの構築を目指しています。
実証実験のイメージ図
株式会社フレクトは、「インターネットを通じて、みんなの人生満足を追求する」を理念に掲げ、Salesforceを中心としたソフトウェア開発、コンサルティング事業等やIoTサービスの導入支援、またコネクテッド・カー・サービスなどを提供しています。
セールスフォース・ドットコム社のコンサルティングパートナーとして、創業時から続くウェブアプリケーション構築事業で培った技術によるソフトウェア開発、およびサービスデザインを強みとしています。
・ホームページ:http://www.flect.co.jp/
本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、竹内 TEL:03-5775-8210
株式会社フレクト 広報部 森 TEL:03-5159-2090
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