
ご自身のお薬のこと、ご存じですか?正しくお薬を使用しましょう!
2025.07.28
病気やけがの治療で使用される「薬」には、
飲み薬の他にも塗り薬・貼り薬・注射薬・座薬・目薬…とさまざまな種類があります。
薬(医療用医薬品)は、医師により『その方の症状や体質・年齢に合わせて』処方されていますが、
安心して安全に薬を使い続けられるよう、正しい使用方法についてご紹介します。
目次
正しい薬の使い方とは?
①処方された薬は、用法・用量を「守る」
決められた量よりも多く使用することでさらによく効く、ということでありません。それどころか、思わぬ副作用や中毒などが現れる可能性があります。薬は、必ず用法・用量を守りましょう。
➁自己判断で薬を使うことを「やめない」
薬を使い切る前までに、症状が良くなることもあります。しかし、途中で薬をやめてしまうと、
再び症状が悪化する可能性があるため、薬の中止については必ず医師や薬剤師に相談をしましょう。
➂処方された薬は、家族・友人など周囲と「共有しない」
同じ病気・症状でも、年齢・体重・体質などによって処方される薬が変わります。
似たような症状であっても、安易に他の人にあげたり、もらった薬を使用することはやめましょう。
過去に処方されて余っている薬、なぜ飲んではいけないの?
薬には「使用期限」があります。
保管方法によっては品質・安全性が保てず、薬本来の効果が得られない場合があります。
また、古く状態の悪い薬を使用すると、かえって症状が悪化する場合もあるため、使用は控えましょう。
市販薬は、ダメなの?
医師の処方箋がなくても、ドラッグストア・インターネットなどで手軽に手に入る市販薬は、
効き目が弱い薬と思われがちです。しかし、誤った使い方をすると健康被害が発生する恐れもあります。
また、パッケージに記載されていない成分・添加物が含まれていることもあるため、十分注意が必要です。
市販薬を使用される場合は、薬剤師へ相談をして適切に使用をしましょう!
→「症状がある時は医療機関を受診をし、症状にあった適切な薬を処方してもらいましょう!」
「ほっと健康ライン」では、お薬に関してのアドバイスができない場合もあります。
(保健師助産師看護師法)
対応できる例
- 薬の一般的な作用・副作用のご案内
- 薬を使用する以外の対処法のご案内
- お住まいの地域の休日夜間の対応薬局のご案内
対応できない例
- 薬を飲んでよいかの指示 (市販薬・サプリメント含む)
- 薬の飲み合わせについてのお問い合わせ
- 薬を飲み間違えた、忘れてしまった時、紛失してしまった時の対応
万が一の時に備えて、薬について医師・薬剤師へ確認しておきましょう!
□薬を飲み忘れた時
□多く飲んでしまった時
□薬の飲み合わせ
基本的に薬に関する内容は、かかりつけ医・処方薬局(薬剤師)に相談が必要となります。
薬のことで困らないために、この機会にお薬手帳の見直しや家族と情報共有してみませんか…?

参考:
厚生労働省>知っておきたい薬の知識 / おくすりe情報
政府広報オンライン>知っておきたい 薬のリスクと、正しい使い方