防犯対策やセキュリティならセコム株式会社

このウィンドウを閉じる

印刷用はこちら(PDF 416 KB)
報道資料 2023年8月17日
セコム株式会社

「高齢者のフレイル予防・QOL向上に向けたおでかけ促進プロジェクト」実証を開始
東京都「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」として採択

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)が株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター、株式会社荒井商店、株式会社アライブメディケア、株式会社JTB、トラベルドクター株式会社と共同で策定した「高齢者のフレイル(※1)予防・QOL(※2)向上に向けたおでかけ促進プロジェクト」が、東京都の「東京データプラットフォーム(TDPF)ケーススタディ事業」として採択され、8月より実証を開始します。

本プロジェクトは、セコムとDeNAが提供するロボットを使ったシニア向けコミュニケーションサービス「あのね」を活用した情報提供により高齢者の外出を促進するとともに、高齢者のニーズを聞き取り、フレイル予防やQOL向上につながるサービスに活かせるかを検証するものです。

具体的には、荒井商店が運営するサービス付き高齢者向け住宅「リーフエスコート国立富士見台」、アライブメディアケアが運営する介護付き有料老人ホーム「アライブ浜田山」のご入居者の居室、および「セコム暮らしのパートナー久我山」(※3)の近隣に住まわれるご高齢者宅に「あのね」で使用するコミュニケーションロボット「BOCCO emo」(ユカイ工学叶サ)を導入。

設置した「BOCCO emo」を通じて高齢者向けイベント情報など、高齢者の外出意欲が高まるような情報提供を行い、外出回数の増加を図ります。「BOCCO emo」との会話の内容や高齢者からのヒアリングで得られたデータを東京都健康長寿医療センターとともに検証し、高齢者の外出意欲向上・行動変容との関連性を確認し、QOL向上への寄与度を検証します。

また、本実証を通じて構築された高齢者ニーズデータを、JTBおよびトラベルドクターへ展開し、高齢者のフレイル予防・QOL向上につながるサービス創造の可能性について検証します。

本実証の結果は、TDPF の利活用事例として、TDPF のサービス普及・活用促進に活用されていきます。

※1 フレイル:健康な状態と要介護の中間にある、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のこと。
※2 QOL(Quality of life):生活の質
※3 「セコム暮らしのパートナー久我山」:東京・杉並区で地域の「暮らしの相談窓口」として、高齢者やそのご家族のお困りごとの解決をサポートするとともに、社会に役立つサービスの創造を目指す拠点。

プロジェクト概要

「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」について

東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向け、官民のデータ流通を促し、社会課題の解決を目指す「東京データプラットフォーム(TDPF)」を今年度稼働予定です。ケーススタディ事業では、TDPFの稼働を見据えた先行事例として、官民の様々な分野のデータを掛け合わせ、新たなデータ利活用のユースケースを創出するプロジェクトを実施します。

「あのね」について

コミュニケーションロボット「BOCCO emo」を通じて、シニアの孤独解消を手助けするサービスです。ご利用者の生活パターンに合わせて「起床」「お薬」などの声掛けや雑学情報といった話題を配信。ご利用者からの話しかけにはコミュニケーターが返信するので、自然な雑談をしながら、いつも誰かとつながっている安心感を感じていただけます。

<参考>

報道関係者の方からのお問い合わせ

セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、竹内
TEL:03-5775-8210
E-mail:press@secom.co.jp

Copyright(C) 2000 SECOM CO., LTD. All Rights Reserved.