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報道資料 | 2021年7月30日 ヒューリック株式会社 株式会社ABEJA 伊藤忠商事株式会社 セコム株式会社 |
ヒューリック株式会社、株式会社ABEJA、伊藤忠商事株式会社、セコム株式会社、(以下、4社)はオフィスビルのテナント企業やワーカーの利便性・生産性向上、ビルオーナーの営業・管理業務効率化等を実現するオフィスDXプラットフォーム (以下、本プラットフォーム)の開発及び本プラットフォームを実装した「新しいワークプレイス」の展開に着手致します。
近年、企業の働き方改革や感染症の拡大に伴い、オフィスワーカーの働く場は、従来の「集約」・「対面」・「固定型」の 1点集約型から、「多拠点」・「オンライン活用」・「選択的」を特徴とした自由度や柔軟性の高いものに変化しつつあります。変化が進むにつれ、生産性やコミュニケーションの観点で課題が生じており、働くシーンの中でWeb会議システムやチャットなどデジタルツールの果たす役割が重要になっています。一方でオフィスビルを所有するビルオーナーにとっては、建物設備の老朽化に伴う不動産価値の減少に加えて、テレワーク拡大によるオフィス需要の減退への危惧を抱えています。オフィスビルも働き方の変化に合わせたバリューアップを行うことで競合物件との差別化を図る必要があります。
マーケットインの発想に立ち、テナント企業やオフィスワーカー、ビルオーナーそれぞれのニーズや課題に応えるため、オフィスの設備やそこから取得できるデータとデジタルツールを連携させるオフィスDXプラットフォームの開発に着手致します。また、本プラットフォームを活用し、新しい働き方に対応したワークプレイスの開発・展開を推進致します。
『 ビジネスを、もっと柔軟に 』
【テナント企業】 オフィス利用を、柔軟に
【オフィスワーカー】 働く場を、柔軟に
【オフィスビル】 アップデートを、柔軟に
■ プラットフォームでのデータ蓄積と活用
オフィスには、ワーカーの位置情報や人流、カレンダーアプリ上のスケジュール情報など、リアル空間とサイバー空間の双方に貴重なデータが多数存在しています。しかし現状のオフィスにおいては設備機器とソフトウェアの連携は限定的でそうしたデータを蓄積・活用する仕組みが整っていません。これらを連携させて制御するプラットフォームを開発・実装させていきます。リアル空間、サイバー空間双方のデータを連携させることで、テナント企業やオフィスワーカーに対しては業務効率化や省力化をサポートする、ビルオーナーに対しては物件運営をサポートする独自サービスを提供します。
【本プラットフォームの概念図】
■ プラットフォームを導入したワークプレイスの展開
4社で本プラットフォームの開発を進めると同時に、本プラットフォームを実装し、新しい働き方に対応したワークプレイスの商品開発を推進します。このワークプレイスではコミュニケーションの希薄化や報連相の手間など、テレワーク特有の課題にアプローチするアプリケーションで、生産性高く働くことのできる環境を提供することを想定しています。
■ プラットフォームの展開とエコシステムの形成
本プラットフォームはヒューリックが保有するオフィスはもとより、あらゆるビルオーナーが所有するオフィスへの導入を進め、より多くのテナント企業やビルオーナーの課題解決に貢献します。設備機器との接続や独自サービスの拡充によって、可能性が拡大するため、API(Application Programming Interface)をオープン化することで同業種・異業種問わず、あらゆる設備メーカーやサービス会社、アプリケーション開発会社等に参加いただけるエコシステムの形成を目指します。
【本プラットフォームを中心としたエコシステム】
ヒューリック
ABEJA
伊藤忠商事
セコム
※ Bizflex by HULIC(2021年1月29日プレスリリース)
テナントのニーズに合わせた賃貸借期間で利用できるフレキシブルオフィスの柔軟性と、良質な賃貸オフィスの機能性・グレード感を兼ね備える、フロア占有型中規模フレキシブルオフィス。オフィスDXへの取組をコンセプトの1つに掲げており、本プラットフォームを標準導入予定。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3003/announcement3/65958/00.pdf