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報道資料 | 2019年12月4日 セコム株式会社 |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)は、小規模飲食店向け自動消火装置「トマホークジェット エス」を12月から販売開始します。
「トマホークジェット エス」
作動イメージ
昨今、国内の火災発生件数は減少傾向にあるなか、飲食店での火災発生件数は増加傾向にあります。調理中の「放置」や「失念」が主な原因(※)だと考えられており、2016年12月に新潟県糸魚川市の飲食店で発生した大火災も、コンロの消し忘れが原因となっております。
また、10月から消防法施行令が改正され、すべての飲食店で消火器の設置が義務化されましたが、消火器では無人時に対処できないほか、有人時でも火元が大きくなった場合には消火器での対応が難しいといった課題があり、延焼防止に有効な「自動消火装置」を導入することが望ましいとされてはいるものの既存の自動消火装置では機器の設置スペースや価格面での問題がありました。
セコムでは、1979年に業務厨房用自動消火装置 「トマホークジェット」 を販売し、厨房火災と向き合い経験と実績を積んできましたが、このたび、小型で低価格な自動消火装置というニーズにお応えするため、小規模飲食店向け自動消火装置「トマホークジェット エス」を開発しました。
「トマホークジェット エス」は、消火薬剤ボンベと感知部、ノズルが一体化したシンプルな構成で限られたスペースに設置できるため、小規模の調理設備を持つ飲食店に導入しやすい商品となっています。また、電源工事も不要なので工事も最小限かつ短時間で対応でき、工事費用も抑えることができます。
さらに、「トマホークジェット エス」は消火薬剤放射時にセコムのオンライン・セキュリティシステムやお客様の建物に既設のガス遮断装置などに放射信号を出力する機能を持っているため、関連設備と連動し被害の拡大防止を図れます。
今後もセコムは、火災防止の面からも社会の「安全・安心」に貢献するサービス・商品の開発を進めていきます。
ボンベと配管のみの最小限の機器構成で、電源工事が不要。ボンベは壁面に取り付けることができるため、厨房の限られたスペースにも設置できます。
セコムのオンライン・セキュリティシステムと連動させ、消火薬剤が放射された場合にはセコムに自動で通報することができます。また、既設のガス遮断装置や屋外警報装置とも連動可能。消火後の二次災害防止や被害拡大防止に役立ちます。
油火災に優れた消火能力を発揮する強化液(中性)消火薬剤を採用。消火薬剤は清掃が簡単な強化液タイプです。
消火薬剤ボンベ(部分アップ)
感知ノズル
※東京消防庁「飲食店の厨房設備等に係る火災予防対策ガイドライン」
セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、中川
TEL:03−5775−8210
E-mail:press@secom.co.jp