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報道資料 2017年12月19日
セコム株式会社

見守り介護ロボット「Sota」を活用
セコムグループの介護付有料老人ホームで高齢者見守りの実証実験開始
高齢者事故の未然防止と介護職員の負担軽減の実現目指す

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)は、介護職員の負担軽減と入居者の生活改善を目的に、株式会社NTTデータが提供する高齢者向け見守り介護ロボット「Sota」(※)を活用した実証実験を、セコムグループの株式会社アライブメディケアが運営する介護付有料老人ホーム「アライブかながわ」において2017年12月19日(火)から開始します。

超高齢社会を迎えた昨今、介護分野における人手不足が深刻化しつつあります。2015年の厚生労働省の統計によると、2025年には介護を必要とする高齢者が約253万人とされているのに対し、介護職員は約215万人と見込まれており、約38万人の介護職員が不足すると推測されています。

「Sota」は、ヴイストン株式会社が開発した小型ヒューマノイドロボットで、人間と同じように身振り手振りによるコミュニケーションを行うことができます。今回の実証実験は、「Sota」をベースにNTTデータが開発した高齢者向け見守り介護ロボットを介護付有料老人ホームに導入することで、介護職員の負担軽減、および入居者のQOL(生活の質)向上に寄与できるかを検証するものです。

具体的には、「アライブかながわ」の各居室に複数のセンサーを設置し、夜間に入居者のベッドからのはみ出しや離床など転倒の恐れがある行動を検知した場合、そのシルエット画像を介護職員のスマートフォンに通知します。介護職員は送られた画像を確認し、入居者に「Sota」を通じて状況に応じた声がけを行うことで、事故を未然に防止します。

さらに、日中は「Sota」の会話機能を使って、入居者が日常会話を楽しむことができ、また「Sota」より一定のタイミングで「水分補給をしましょう」といった注意喚起も行うことにより、健康な暮らしにも寄与できると考えています。

今回の取り組みは、セコムの資源や技術と、社外のビジネスパートナーの技術やアイデアを融合させて「安全・安心・快適・便利」なサービスの創造を目指すセコムのオープンイノベーション活動の成果です。セコムは、これからもオープンイノベーション活動を推進し、分野・業界を越えた多くの皆さまとの協働により新たな価値の創出を進めてまいります。

※「Sota」はヴイストン株式会社の登録商標です。

実証実験の概要

夜間

入居者が夜間にベッドからのはみ出しや離床など転倒する可能性のある行動などをとった際、部屋に設置した本実験用センサーが動きを検知し、介護職員のスマートフォンに入居者のシルエット画像を通知します。介護職員は送られた画像を確認し、状況に応じた声がけを「Sota」から行います。

夜間の実証実験のイメージ

夜間の実証実験のイメージ

日中

「Sota」の会話機能で、入居者とのコミュニケーションを楽しむことができます。また、一定のタイミングで「水分補給をしましょう」「適度に運動をしましょう」といった声かけを行い、入居者の行動を促します。

会話パターンの一例

会話パターンの一例

問い合わせ先

本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、中川 TEL:03-5775-8210

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