報道資料 | 2017年5月12日 セコム株式会社 |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)は、このたび海爾集団(以下、ハイアール)と、中国のホームセキュリティ市場開拓の戦略的パートナーシップ提携に合意しました。5月16日に中国・青島で調印式を行います。
現在セコムグループは21の国と地域で事業を展開し、この内12の国と地域で「セキュリティサービス」を提供しています。
中国には1992年に進出し、日本企業として初の持株会社の認可を取得して、中国グループ各社の管理統轄の役割を担う西科姆中国有限公司(北京市)を設立。現在は13社が上海・北京・大連などの沿岸部から、成都・西安などの内陸部まで25都市に拠点を持ち、中国最大のセキュリティネットワークを築いて、日本と変わらない品質のサービスを提供しています。
一方、ハイアールは、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電を中心に、世界165ヵ国以上で生産・販売を行っており、特に中国では圧倒的な販売シェアを誇っています。
近年はIoTの発展を成長の機会と捉え、白物家電、AV機器、エアコンなどの製品のインテリジェントハードウェア化を推進し、住居内の各機器を集中制御する「スマートホーム・システム」に力を入れています。この「スマートホーム・システム」は、中国の高級マンション・住宅市場を中心に年間6〜7万世帯へ導入されていますが、ハイアールでは「スマートホーム・システム」の商品優位性を高めるために、セキュリティサービスを付加したいと考えていました。
このたびの戦略的パートナーシップ提携は、ハイアールの「スマートホーム・システム」とセコムの「セキュリティサービス」の融合を中心とした協業を進めることの合意です。具体的には、セコムは長年培ったノウハウを活かした高品質な「セキュリティサービス」を、ハイアールは高級マンション・住宅市場におけるプレゼンスと営業力をそれぞれ提供し、さらに、両社協力して商品企画、商品開発、販売企画を進めていきます。これによって、年間6〜7万世帯へ導入される「スマートホーム・システム」、および、既に市場に導入されている数十万世帯の「スマートホーム・システム」への「セキュリティサービス」導入を進めるとともに、中国全土のセキュリティ市場拡大と一層の強化を図ります。
セコムは、中国の家庭向けセキュリティ市場攻略のための強力なパートナーと販売チャネルを得て、中国の「安全・安心」で「快適・便利」な住環境の実現と、双方の事業の発展と企業価値の向上を目指していきます。
海爾集団は、1984年に中国山東省青島にて設立され、創業の地である青島を本拠地としています。洗濯機・冷蔵庫・エアコンといった家電の生産を主要業務とする総合電機メーカーで、洗濯機・冷蔵庫の世界シェアは世界No.1※1です。
・会社名 | 海爾集団公司(Haier Group) | ||
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・所在 | 山東省青島市 | ||
・CEO | 張瑞敏(チャン・ルエミン)(海爾集団 董事局主席) | ||
・グループ売上 | 2,016億元※2 | (30,240億円※3) | (2016年) |
・グループ利益 | 203億元※2 | (3,045億円※3) | (2016年) |
・グループ社員数 | 7.3万人※2 | (2016年) | |
・拠点 | R&D10カ所、工業団地21カ所、販売センター66カ所、製造拠点108カ所※2 | ||
・上場 | 傘下の「青島海爾股份有限公司」が上海証券取引所に上場(1993年)、 「海爾電器集団有限公司」が香港証券取引所に上場(1997年) |
※1 | : | 日本経済新聞社「世界の主要商品・サービスシェア調査(2015年)」 |
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※2 | : | 海爾集団の発表資料に基づく |
※3 | : | 1元=15円で計算 |
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セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、竹内 TEL:03-5775-8210