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報道資料 2016年10月31日
セコム株式会社
セコム医療システム株式会社

セコムと北海道大学病院が日本とインドの
国際医療連携を進めるため解剖セミナーを共催

セコムグループの医療事業を担うセコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:小松 淳)が運営しているインド初の日系企業病院「サクラ・ワールド・ホスピタル」は、日本の北海道大学病院・脳神経外科教室(所在地:北海道札幌市、病院長:寳金清博)と解剖セミナーをインドのベンガルールで共催いたします。

セコムでは日本国内で19の提携病院の運営支援を行っていますが、日本で培った医療技術や医療サービスを生かし、「サクラ・ワールド・ホスピタル」の病院運営全体に関わり、インドでの質の高い医療の提供に努めています。

これまで日本において、献体(※)を使用した解剖実習は学生が対象であり、医師が解剖学実習を行うことは難しい状況でした。最近になり、献体篤志家団体の了承を得て、医師が解剖実習を行うことができるようになりましたが、学生実習のための献体の数に比べると、まだまだ少ないというのが現状です。
 そのような状況の中、今般インドにおいて「サクラ・ワールド・ホスピタル」と北海道大学病院が共同で脳神経外科医向けに、献体を使用した解剖セミナーを実施することになりました。
 今回の解剖セミナーは、脳神経外科医の脳疾患の知識、および頭蓋底、脊椎脊髄手術のスキルの共有・向上を目的に開催するものです。セコムが運営するインドの病院が、日本の国立大学医学部と海外で解剖セミナーを開催することは初めてのことになります。

このような活動を通じて、日本とインドの国際医療連携の発展はもとより、海外における日本式医療拠点のモデル構築、および新興国における医療水準の向上や国際医療人の育成に貢献していきたいと考えています。将来的には両病院間での人的交流、知財交流、共同研究、国際治験なども視野に入れています。

セコムグループではこれからも、国内外の医療関係者とともに、社会の期待に応える新しい価値、新しい医療サービスの共創を進めていきます。

※献体・・・医学教育・研究のために自分の遺体を無償で提供すること。

解剖セミナーの概要

Indo Japanese Neurosurgical cadaver Work Shop
共同主催 サクラ・ワールド・ホスピタル脳外科、北海道大学医学部・脳外科教室
2016年11月3日(木)から5日(土)
インド ベンガルール市内 MS Ramaiah 医科大学構内 教育センター
参加申込者 日本人医師15名(講師2名を含む)とインド人医師19名の合計34名が参加を申し込んでいます(10月26日現在)。

「サクラ・ワールド・ホスピタル」

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)のグループ会社でメディカル事業の中核を担うセコム医療システム株式会社では、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:加留部 淳)、と共にタクシャシーラ・ホスピタル・オペレーティング株式会社を通じてインド初の日本式総合病院「サクラ・ワールド・ホスピタル」を運営しています。

「サクラ・ワールド・ホスピタル」(SAKRA WORLD HOSPITAL)
インド・ベンガルール東部
開院日 2014年3月1日
診療科 6つのコアセンター(脳神経センター、心臓センター、消化器センター、整形外科センター、腎・泌尿器センター、女性・小児センター)および17診療科を持つ総合病院
病床数 294床

「サクラ・ワールド・ホスピタル」

北海道大学医学部・脳神経外科教室

北海道大学医学部附属病院における脳神経外科の診療は、昭和33年7月から、本格的に行われるようになりました。現在、北海道大学病院脳神経外科では、11名のスタッフと10名あまりの医員・研修医にて、年間のべ約10,000名の外来患者、また40床のベッド数で年間約500名の入院患者の治療に当たっています。1年間の総手術数は、手術、血管内手術をあわせて約350件です。診療班は脳血管障害班(脳動脈瘤、脳梗塞、もやもや病、脳動静脈奇形など)、脳腫瘍班(グリオーマ、髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腫瘍など)、脊髄・機能外科班(頚椎症、脊髄腫瘍、本態性振戦、パーキンソン病 難治性てんかんなど)に分かれており、各々が最先端の治療を行っています。(HPから抜粋)

問い合わせ先

本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 安田、竹内 TEL:03-5775-8210

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