報道資料 | 2016年6月27日 セコム株式会社 セコムトラストシステムズ株式会社 |
セコムグループの情報通信事業を担うセコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:林 慶司)は、複雑・巧妙化するサイバー攻撃への抜本的な安全対策として、「セコム・プレミアムネット・リモートブラウザ」を7月から販売開始します。
昨今の標的型サイバー攻撃では、一定のセキュリティ対策を施している企業においても情報流出被害を防ぐことが難しくなってきており、重要な情報や個人情報が流出することによる大きな被害が発生しています。総務省や金融庁からは、インターネットに接続する端末をネットワークから分離することが強く推奨されていますが、そのためには企業ごとに個別環境を構築する必要があり、導入までに多くの時間とコストがかかっていました。
「セコム・プレミアムネット・リモートブラウザ」では、セコム独自のノウハウを活用することで、これまでより安価かつ短期間で、インターネット環境を分離する仕組みの構築を実現することができました。
本サービスでは、お客様は社内環境から分離されたセコムの「セキュアデータセンター」内の仮想ブラウザを使用してインターネットを閲覧します。お客様はセコムの仮想ブラウザをリモート操作してインターネットを利用するため、万が一、ウイルス感染やサイバー攻撃に遭ったとしても、その被害がお客様のパソコンに及ぶことはありません。
また、本サービスでは、国内で初めて、メールの添付ファイルなどを受け渡しする際に事前検査を実施します。ファイルの安全性をセコムが確認した上でお客様に受け渡しすることで、危険なファイルを社内に持ち込むことを防ぎます。
本サービスに加えて、お客様ごとの環境にあわせたゲートウェイ(出入口)の情報セキュリティ対策サービスをあわせてご利用いただくことで、一層強固な標的型サイバー攻撃対策を実現することが可能です。セコムはこれからも、サイバー攻撃被害から、お客様の情報資産を守る安全な環境をご提供できる革新的なサービスの創出をめざして取り組んでまいります。
セコムクラウドに設置したインターネット接続環境(メール・ブラウジング)を画面転送方式でご利用いただくことで、ウイルスによる被害がお客様に及ぶことがなく、お客様の社内環境を安全に保つことができます。また、インターネットアクセス環境の利用終了後は毎回初期化するので、データが残ることがなく安全です。
あわせて、インターネット上で取得したファイルは、専用のファイル授受環境でセコムが培ったノウハウによる検査(自動、手動)を行い、不正なファイルの持ち込みを制限します。
自動に加え、手動によるファイル検査付きインターネット分離クラウドサービスとしては国内初となります。
本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 安田・竹内 TEL:03-5775-8210