報道資料 2014年度版 - 9月26日 - セキュリティ(防犯・警備)のセコム
報道資料 2014年9月26日
セコム株式会社

日本初、診療実績データの分析からプロによるコンサルティングを一括提供
病院マネジメント支援サービス
「セコム・スマッシュ」を提供開始


セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:伊藤博)のグループ会社でメディカル事業を担うセコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:布施達朗)は、これまでにセコムが培ってきた病院運営支援のノウハウと、セコムグループが持つ情報通信や地理情報サービスのノウハウを駆使し、診療実績データを分析。プロによるコンサルティングまで行う病院マネジメントサービス「セコム・スマッシュ」(SMASH=Strategic Management Assisted System for Healthcare)を10月から提供開始します。

「セコム・スマッシュ」は、全国共通の患者臨床情報・診療行為の電子データである「DPCデータ」(※)を独自のアルゴリズムを使い解析し、病院全体や診療科ごとなどの運営状況を月単位で確認できます。また、厚生労働省が公表しているデータ「疾患別・手術別集計」をもとに地域ごとの医療機関情報や医療サービスの提供状況も地図上で把握できます。さらに、病院運営業務に精通したプロによるコンサルティングも提供するサービスです。このように一括して病院マネジメントを行えるサービスは日本初となります。

厚生労働省の発表によると、国民医療費は9年連続で増加しています。2012年度の医療費は前年度に比べて約6000億円増加し、過去最高の38.4兆円でした。今後も医療費の増大が見込まれており、医療費の抑制は大きな社会課題となっています。
 こうした中、医療機関は医療の質の向上はもちろん、病院マネジメントのさらなる効率化やコスト削減が求められています。その解決策の一つとして、診療実績データのマネジメントへの活用が叫ばれていますが、膨大かつ内容の異なるデータの分析や解析は容易ではなく、十分な活用はできていないのが現状です。

「セコム・スマッシュ」は独自のアルゴリズムを使い、院内に蓄積された診療実績データなどを分析し、病院マネジメントに活かせる情報としてアウトプットすることが可能です。システムはセコムグループで情報通信事業を担うセコムトラストシステムズ(株)が管理・運営するデータセンターやネットワークを活用して構築されており、医療機関は安全・迅速・効率的に病院マネジメントに必要な情報を得ることができます。また、定期的にセコム医療システムのコンサルティングチームが分析レポートを作成し、コンサルティングを行います。

セコムは、本サービスの提供を通じて、より高品質な医療サービスの提供やコストダウン、医療費の抑制への貢献に努め、メディカル事業でも「安全・安心・快適・便利」な社会の構築を目指していきます。

■ 「セコム・スマッシュ」の特徴

(1)簡単な操作で病院マネジメントに必要な情報を可視化
それぞれの急性期病院が持つ診療実績データ「DPCデータ」を「セコム・スマッシュ」専用サイトへアップロードするだけで、プログラムが自動的にデータを分析し、経営分析に有意な情報をグラフなどでわかりやすく表示します。そのため、直観的に経営状況を理解することができます。
(2)「病院運営支援サービス」で培ったノウハウを活かした分析機能
セコム医療システムが培ってきた病院運営支援のノウハウを活かした、病院マネジメントに役立つさまざまな機能を備えています。現在、10月の販売開始に合わせ、下記の4つの機能を開発しました。また、このほかに8つの機能を開発中であり、随時機能を追加していく予定です。

① トレンド分析・表示機能

図:トレンド分析・表示機能  それぞれの急性期病院が持つ診療実績データを使い、直近の経営状況を概観する機能。病院全体はもちろん、診療科ごとの収支や患者数、入院患者数や入院日数の推移など、病院経営において必須となる指標を1つの画面で確認できます。
 経営状況の把握だけでなく、経営計画の立案時や施策の効果測定など、さまざまな面での活用が期待できます。

② ファクタライズ(課題分析)機能

図:ファクタライズ(課題分析)機能  それぞれの急性期病院が持つ診療実績データを使い、患者数や医業収入、在院日数など、さまざまな切り口から経営課題を分析し、わかりやすく提示します。

③ ベンチマーク機能

図:ベンチマーク機能  各種診療行為や薬剤管理の実施状況を、同一医療法人内や医療グループ内の他病院と比較します。これにより、診療の妥当性や患者サービスの実施状況を確認することができます。

④ ポジショニング機能

図:ポジショニング機能  厚生労働省が公表している各医療機関のデータ「疾患別・手術別集計」をもとに、セコムグループ会社で地理情報サービスを提供する(株)パスコの地図情報を用い、近隣の病院の情報を可視化し、わかりやすく表示します。
 これにより、地域の他の病院がどのような疾患の患者をどれくらい受け入れているのかを知ることができ、自院の機能を近隣病院と比較することにより、地域における自院の立ち位置を見定め、地域医療で担うべき役割を明確にすることができます。

(3)独自の専門コンサルティングチームが経営分析を支援
病院運営業務に精通したセコム医療システムの専門のコンサルティングチームが、「セコム・スマッシュ」で得られた分析データを基に詳細な経営分析を行います。毎月1回経営状況をまとめたレポートを作成し、定期的にコンサルティングを実施します。さらに、医療機関の経営分析担当者へ分析データの活用手法などの教育支援も行い、将来的には病院が自立的に経営分析できるよう、人材育成を支援します。
(4)独自の「セキュアデータセンター」でデータ保管
「セコム・スマッシュ」で収集・分析・加工されるデータはすべてセコムの「セキュアデータセンター」で厳重に保管・管理されます。また、クラウド方式で提供されるため、院内に分析用サーバを設置する必要がなく、初期費用やメンテナンス費用を抑えることができます。さらに、セコムグループの情報系事業を担うセコムトラストシステムズ㈱が提供する「セコムあんしんネットワークサービス」を利用しているため、データの送受信時も安心です。

※DPCデータ
 2003年4月に特定機能病院等に導入された、急性期入院医療の診断群分類に基づく1日当りの包括評価制度、DPC(Diagnosis Procedure Combination)制度で用いられる全国統一形式の患者臨床情報と診療行為の電子データ。患者臨床情報は病名、術式など、診療行為情報には診療行為、医薬品、実施日、診療科などの情報があり、急性期病院は定期的にDPCデータを厚生労働省に提出することが義務付けられている。匿名化されているため、個人を特定することはできない。

<参考>
●セコム医療システムの病院運営支援

セコムグループのメディカル事業は、セコム医療システム㈱を中心に、医療、介護、健康・予防の分野でトータルなメディカルサービスを提供しています。
 病院運営支援サービスについては、1992年から病院の運営支援を開始し、現在では日本国内に18の提携病院があり、今年3月にはインド・バンガロールにセコムと日本企業、インドの財閥が共同経営する「サクラ・ワールド・ホスピタル」を開院。さまざまな角度から病院の経営を分析し、医療の質の向上と経営の効率化を支援しています。

■問い合わせ先

本報道に関するお問い合せは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 齋藤・堀越 TEL:03-5775-8210



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