報道資料 2013年2月5日
セコム株式会社

セコムとニチイ学館・ツクイが協業し
この協業により「セコム・マイドクタープラス」を開発

超高齢社会対応の新サービス、日本初の高齢者救急時対応サービスを開始

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)は、介護事業大手の株式会社ニチイ学館(本社:東京都千代田区、社長:齊藤正俊)と株式会社ツクイ(本社:神奈川県横浜市、社長:津久井 宏)と協業し、日本初の屋内外に対応する、救急・介護を一体化した、高齢者向けの救急時対応サービス「セコム・マイドクタープラス」を、4月1日からサービス開始いたします。

世界的にも例のない超高齢社会を迎え、特に独居や高齢者のみの世帯が急増しており、医療や介護に不安をもたれる方が急激に増えています。このたびセコムは、ニチイ学館とツクイと協業し、両社の持つ介護ノウハウとネットワーク、セコムのセキュリティ、在宅医療、介護施設、病院運営支援などで培ったノウハウを活用することで、喫緊の課題である高齢者の「安全・安心」に寄与する新サービスを開始することになりました。

「セコム・マイドクタープラス」とは、屋内外に対応した救急時対応サービスで、携帯電話・GPS機能・通報機能を備えた専用端末を使用することで、救急時に、いつでも(24時間)・どこでも(家庭内・屋外)、救急通報をセコムに送信することができます。
 救急時、ご要請に応じて、独自の転倒対応の訓練を受けたセコムの緊急対処員が駆けつけ対応するだけでなく、事前にお預かりした救急情報をもとに、セコムナースセンターの看護師による電話サポートを行い、必要に応じて119番通報し、救急車を要請。また、専用端末に送信された救急情報を救急隊員が状況に応じて搬送先の医師に提供します。また、この救急情報の中には病歴やかかりつけ医、ご家族の連絡先も含まれているため、より迅速で的確な救急対応が期待されます。
 さらに、より専門的な介護が必要な場合には、あらかじめ契約を結んでいただいたニチイ学館またはツクイの介護ヘルパーにセコムから訪問要請することで、ご利用者に必要な介護サービスを提供します。
 なお、個人の健康に関する救急情報は、救急時に必要な情報であると共に重要な個人情報であるので、セコムはこれらの情報を強固なセキュリティを完備したセコムのデータセンターでお預かりし、救急時の迅速な対応に努めてまいります。

■ 高齢者救急時対応サービス「セコム・マイドクタープラス」の特長

「セコム・マイドクタープラス」は、屋内外で使用できる高齢者救急時対応サービスで、救急時に専用端末からセコムに救急通報を行うことで、いち早く救急時の対応を実現するサービスです。 本サービスは、以下のとおりです。

屋内から屋外まで使え、通話のできる高齢者救急時対応サービス
転倒や急病時の場合、「セコム・マイドクタープラス」を使い、セコムに救急通報することができます。セコムは、通話で状況を確認の上、救急車を手配します。そして、セコムの緊急対処員が鍵を持って駆けつけて転倒対応などを行います。位置情報検索で居場所を特定することができるため屋内でも屋外でも使用することができます。
救急時にはセコムのセンターのセキュリティ管制員と看護師が共同対応
専用端末からセコムのセンターに通報された場合、セコムの管制オペレーターが状況確認します。その際にご利用者から医療的な相談があればセコムナースセンターに電話を転送し、セコムの看護師が電話相談に応じます。
セコムの緊急対処員が転倒対応を実施
専用端末からの救急信号にもとづいて緊急対処員が急行した際に、転倒やベッド転落などの事故に対して、セコムの緊急対処員が転倒対応などを行います。
救急隊による救急搬送時にはデータセンターでお預かりした「救急情報」を送信
あらかじめご利用者の病歴、処方薬やかかりつけ医などの「救急情報」をセコムに登録しておくことで、救急時にはセコムから各消防機関に必要な情報を伝達することができます(※)。また、セコムから専用端末に「救急情報」を送信することにより、端末画面を提示すれば搬送先医療機関への伝達も可能です。
(※)各消防機関の状況によって情報伝達の方法は異なります。
専門的な介護が必要なケースには協業介護事業会社に対応要請
(株式会社ニチイ学館、株式会社ツクイと協業)

緊急対処員の対応の後など、さらに専門的な介護サービスが必要になった場合、セコムはご利用者の要請にもとづき、あらかじめご利用者が登録している介護事業会社に対応要請を行います。
この介護連携に応じる介護事業会社として、セコムはニチイ学館とツクイと協業します。

セコムは、この「セコム・マイドクタープラス」サービスを、本年4月1日から全国で提供を開始します。自治体・法人向けには単独サービスとして、民間の個人向けには「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービスとして提供します。
 なお、「セコム・マイドクタープラス」は、auの携帯端末「mamorino(マモリーノ)3」を活用し、これを「セコム・マイドクタープラス」の専用端末としています。

■高齢者救急時対応サービス「セコム・マイドクタープラス」サービス提供イメージ

図:高齢者救急時対応サービス「セコム・マイドクタープラス」
サービス提供イメージ

<参考>

セコム株式会社
        セコムは1981年に日本初のホームセキュリティシステムを開発し提供を開始。翌82年にはホームセキュリティのオプションとして、救急通報時には緊急対処サービスを行い、必要に応じて119番通報する救急通報システム「マイドクター」を「セコム・ホームセキュリティ」のオプションとして発売しました。
 また、メディカル事業においては、1991年に訪問看護と薬剤提供を行う民間としては日本初の本格的な「在宅医療サービス」を開始。翌92年には社会福祉法人康和会・久我山病院が提携病院(現在、提携病院は18病院)となり、シニアレジデンス・介護付有料老人ホームの開設(現在13施設)など、トータルな医療・介護サービスで地域医療に貢献してまいりました。

株式会社ニチイ学館
       ニチイ学館は、医療関連事業、ヘルスケア事業、教育事業、保育事業を全国で展開する生活総合支援企業です。1996年に介護サービスを開始し、在宅介護から施設介護、介護保険外サービスまで、お客様のニーズに合わせた『トータル介護サービス』を展開。全国1,300ヵ所の介護拠点と4万人のスタッフにより、15万人のお客様にサービスを提供しております。超高齢社会に安心した暮らしを提供する介護のリーディングカンパニーとして社会に貢献してまいりました。

株式会社ツクイ
       介護が本当に大変だと知ったこと、だからこそ介護で世の中の役に立ちたいと決意したこと、これがツクイの福祉サービスの原点です。ツクイは福祉創業30周年を迎える総合福祉企業です。主力の通所介護(デイサービス)や訪問介護等の在宅介護事業、介護付有料老人ホームを運営する有料老人ホーム事業、医療・福祉に特化した職業紹介や人材派遣を行う人材開発事業を幅広く展開しており、常にお客様にまっすぐ向き合う経営を行っております。

<本報道に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。>
セコム株式会社コーポレート広報部 齋藤
TEL:03-5775-8210


サービスのデモンストレーション動画は こちらからご覧いただけます。

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