2010年3月8日
  セコム株式会社
多数の監視カメラを一元管理し、セキュリティ強化と効率化実現
「セコム画像アーカイブシステム」を販売開始
お客様のイントラネットの空き時間を利用した画像転送で集中記録を可能に

 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司、資本金:663億円)は、お客様の多数の施設に設置した監視カメラの画像を、お客様側に置く一カ所の「お客様画像センター」に集約することで、すべての監視画像を集中記録・保管(アーカイブ)する「セコム画像アーカイブシステム」を、3月から発売します。

 日本の犯罪発生状況は、2002年をピークに減少してはいるものの、いわゆる体感治安は悪化しているとも言われ、社会生活における不安感は増しています。そうした中、監視画像を記録・保管できる監視カメラは、犯罪発生時、犯人検挙の重要な手がかりとなることや犯罪抑止にもつながることから、その役割は高まり、設置場所は様々な施設やスペースに広がり、設置台数も急速に増えています。

 これまで多くの店舗や事務所をお持ちの企業では、画像の記録・保管にはそれぞれの場所に記録装置を設置する必要がありました。そうした企業では、イントラネットなどの社内ネットワークを有効利用することで、画像の記録・保管も一元管理できれば、セキュリティ機能も高度化し、大幅な効率化を図れるというご要望がありました。
 そこで、セコムでは、これまで長年培ってきたセキュリティのノウハウと最新のIT技術を駆使し、多くの施設に設置した監視カメラの画像を、一カ所の「お客様画像センター」に集約することで、すべての画像を集中記録・保管(アーカイブ)できる「セコム画像アーカイブシステム」の販売を開始することと致しました。

 「セコム画像アーカイブシステム」は、多数の店舗などをお持ちのお客様が、それぞれの店舗に設置された監視カメラの画像を一元的に監視するばかりでなく、お客様のイントラネットを有効利用して、例えば本社の管理部門などで一元的に集中記録・保管することが可能になります。従来のシステムで発生していた、運用面やコスト面、設置スペースなどのさまざまな問題も一気に解決する画期的な商品です。

■ 「セコム画像アーカイブシステム」の特長

(1)セキュリティを格段に強化
各施設に記録装置を置かないため、各施設における盗難や火災による記録画像の消失リスクの防止、不正操作(録画停止や消去等)の防止ができます。
画像データは個人情報ですので厳格な管理が必要不可欠ですが、そのセキュリティを格段に強化します。
(2)多数施設に監視カメラ設置の場合の運用の効率化
各施設の監視カメラのライブ画像監視に加え、各種設定・記録画像検索をお客様画像センターで一元的に確認・管理できるので、各施設に出向いての画像確認や、ハードディスク交換など、お客様の管理の手間を省力化できます。
また、これまで時々あった各施設での記録・制御装置の設定ミスによる誤記録事案も防止できます。各施設には記録・制御装置が不要なので省スペース化も図れます。
(3)イントラネットの空き時間帯の有効活用により集中管理を実現
監視カメラとお客様画像センター間の通信には、お客様のイントラネットを利用しますが、イントラネットの有効活用と不通時のバックアップとして、監視カメラ自体にも一時記録機能を持たせています。
この機能により、お客様のイントラネットが比較的空いている時間帯(例えば夜間時)に各監視カメラの画像データを伝送することで集中記録を可能にします。
(4)導入コストの低減化
各施設に監視カメラシステム(カメラ+記録装置等)を導入する場合と比較して、5施設ほどで同等、それ以上の施設規模では格段に低価格で導入が可能になります。 (導入コストの比較例:当社従来システムとの比較)
施設数セコム画像アーカイブシステム当社従来システム
1施設約150万円約60万円
5施設約270万円約280万円
8施設約350万円約440万円
100施設約3,800万円約5,500万円
条件: カメラ2台/拠点 1枚/秒を12時間連続記録。記録容量(時間)は、全カメラ30日保存。イントラネット費用(ネットワーク機器、通信費用等)、工事費、およびお客様画像センター側のラック/UPS等機器は除く。

「セコム画像アーカイブシステム」はその利用により、さまざまな社会不安に対応するとともに、お客様のセキュリティの高度化や効率化といったニーズを的確に満たすことができる商品です。セコムは「セコム画像アーカイブシステム」を広くご提案し、普及していくことで、安全で安心な社会の実現に向け貢献していきます。



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