2004年3月3日
セコムアルファ株式会社
わが国初の住宅キッチン用自動消火システム
「トマホークジェットα」を発売
 セコムアルファ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中島重夫)は、3月からわが国ではじめてフード内設置の住宅キッチン用自動消火システム「トマホークジェットα(アルファ)」を発売します。セコムアルファは、セコムグループ企業として、約7割のシェアを占める業務用の厨房用自動消火システム「トマホークジェット」「トマホークジェット・アクア」を中心に、衛生環境事業分野にも事業を拡大しております。今回、こうしたノウハウと実績を生かし、住宅キッチン用自動消火システム「トマホークジェットα」を開発し、販売を開始するものです。

  平成15年版消防白書によると、住宅火災1万7242件のなかで、こんろ火災は5958件と、放火(放火の疑いも含む)、たばこに次 いで高くなっております。また、住宅火災の死者も992人と高水準にあります。そこで、こうした住宅火災を防ぐため、東京消防庁は本年、火災予防条例を改 正し、東京都内の一般住宅に火災警報器の設置を義務付ける方針を固めたと報じられています。 しかし、こんろ火災、特に天ぷら火災は、天ぷらやフライなどを揚げているときに、電話が鳴ったり玄関でチャイムが鳴って、こんろの前を離れた隙に、天ぷら 鍋が異常加熱し発火して発生するものです。こうした被害を大きくしないためには、火炎が上がったら、即座に消火することが求められます。

 こうしたこんろ火災を防ぐため、「トマホークジェットα」は、次のような特長を持っています。
1. フード内に取り付けた本体のセンサーが火災の温度を自動感知して、約96度で自動的に作動。天ぷら火災に強い強化液を使用しており、天ぷら火災も秒速で消火します。
2. 本体は、設置工事不要で、レンジフード内にどなたでも簡単に取り付けられます。キッチンの雰囲気を損なわないシンプルなデザインです。
3. 本体は上に持ち上げるだけで、フードから簡単に取り外せます。レンジフード内のお掃除も楽にできます。
4. 設置後の定期的な点検は不要です。面倒なく、安心してお使いいただけます。
5. 財団法人日本消防設備安全センターが規定する消防防災用設備・機器の性能評定を取得しています。
 販売開始にあたって、奇しくも3月1日から3月7日まで、春の火災予防運動が始まりますが、セコムアルファは、この住宅キッチン用自動消火システム「トマホークジェットα」により、住宅火災、こんろ火災の減少に貢献していきたいと考えております。
■「トマホークジェットα」機器仕様
性能評定番号 15−038号
感知方式 易融性金属型(ヒューズメタル方式)
作動温度 96℃
消火薬剤・圧力方式 強化液 0.55L 方式:蓄圧式
消火薬剤放射時間 5.5秒
ヘッド数 2個
消火薬剤放射角度 約45度
貯蔵容器 形状:筒型容器 内容積:0.715L
材質:鋼板製 塗装:メラミン焼付塗装 色:黒
寸法 直径45m×長さ575m(レンジフードの幅に合わせて調整可能、600、750、900mも可能)
総重量 約1.9kg
使用温度範囲 0℃〜80℃
警報用移報信号 1接点あり(無電圧a接点)
メンテナンス フリー
■「トマホークジェットα」価格
1台 32,000円(消費税別)
以上
<報道関係のお問い合わせ先>
セコムアルファ株式会社 中島 TEL:03-3351-5338