2003年12月20日
セコム株式会社
セコム情報システム株式会社 |
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ブロードバンド対応では、わが国最大規模の社内情報ネットワーク基盤
セコムグループの社内情報ネットワーク基盤を刷新
複合サービス提供のため通信基盤整備、通信コスト削減とブロードバンド化の両立 |
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セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:木村昌平)は、セコムグループの情報戦略の一環として、NTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社のブ ロードバンド回線と、NTTコミュニケーションズ株式会社のバックボーンネットワークサービスを用いて、社内情報ネットワーク基盤を刷新します。この社内 情報ネットワーク基盤は、ブロードバンド対応としては、わが国最大規模の社内情報ネットワーク基盤となります。
セコムは、このほど、グループ会社を含めた全国のサービス拠点(約1200拠点)の通信回線のブロードバンド化を開始し、2004年9月には全サービス拠 点のブロードバンド化を完了する予定です。今回の社内情報ネットワーク基盤の刷新により、回線帯域を現状の数十倍から数百倍に広域化し、かつ、通信コスト を現状の約3分の2に低減します。新しい社内情報ネットワーク基盤は、次世代のインターネット通信技術(IPv6)にも対応し、IP電話、動画配信といっ たシステムを展開していくことで、さらなる通信コストの削減を図る予定です。
新・社内情報ネットワーク基盤は、NTTグループのネットワークサービスを全面的に採用しています。サービス拠点の通信回線は、NTT 東日本株式会社とNTT西日本株式会社のブロードバンド回線サービスであるBフレッツ(光回線)、フレッツADSL(メタル回線)を利用しています。Bフ レッツは、都市部の拠点を中心に約500拠点で利用し、それ以外の拠点では、フレッツADSLを利用しています。
また、全国を結ぶバックボーンネットワークは、NTTコミュニケーションズのバックボーンネットワークサービス(ArcStar IP-VPNサービス高機能版)を利用しています。センター回線として合計1G(ギガ)バイトの帯域を確保し、全国の各都道府県にアクセスポイントを配置 しています。
ネットワーク構築は、セコムグループにおいてシステム構築・運用を担当するセコム情報システム株式会社が担当します。ネットワーク構築 後の運用保守についても、セコム情報システム株式会社のサービスセンターで24時間365日の運用体制で監視対応を行います。 セコムは、「社会システム産業」の構築を企業ビジョンとして、セキュリティ事業を始め医療事業、保険事業、情報系事業、教育事業、地理情報サービス事業な どの事業を展開していますが、グループ全体の情報戦略として、グループ事業すべてのネットワーク基盤を統合することにより、(1)グループ全体でのコスト の最適化、(2)情報セキュリティ対策の強化、(3)各事業のシナジー効果の促進を図ります。
今後は新社内情報ネットワーク基盤上で各事業同士のシナジー効果を高め、お客様により満足頂ける複合的な新サービスを提供していきます。 |
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■セコム新社内情報ネットワーク基盤の特徴 |
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1. |
堅牢なネットワークセキュリティ |
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情報ネットワークの発展により企業にとって情報セキュリティの確保は最重要課題となっています。セコムグループにおいてサイバーセキュリティ事業を担当するセコムトラストネット株式会社のデジタル証明書管理サービス「セコムパスポート for member」を利用することで、万全のセキュリティを確保した通信基盤を構築します。「セコムパスポート for member」を通信機器の内部に組み込むことで、ネットワークを介した盗聴・改ざん・なりすましといったネットワークセキュリティの脅威に対して、安全な通信環境を実現します。 |
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2. |
グループ会社各々のネットワークを物理的に統合 |
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バックボーンネットワーク部分はセコムの全グループ会社で共有する形のプライベートインターネットモデルで構築します。広帯域の通信回線を各社で共有し通信コストを低減するとともに、高い柔軟性を実現しつつ、グループ会社間の情報セキュリティを確保します。 |
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3. |
サービス拠点の通信回線を二重化し業務停止のない通信環境を実現 |
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サービス拠点の通信回線についても、異なる通信回線品目による完全二重化を行い、業務停止のない通信環境を実現します。通信回線の障害時には、30秒以内に自動的にバックアップ回線へ切り替わります。 |
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