グローバル展開―ANSHINを世界へ|トピックス2020|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。-

グローバル展開―ANSHINを世界へ

セコムグループのグローバル展開

セコムグループはセキュリティ事業をはじめ防災事業、メディカル事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICT事業を海外にも展開し、現在17の国と地域で「安全・安心」を提供しています。海外でも高まる安心ニーズに対して、課題先進国日本で培ったノウハウを活かし、地域に応じたサービスを展開することで「ANSHIN」を世界の共通語にすることを目標に掲げています。

図:セコムグループのグローバル展開

海外現地ニーズに即したサービスの創出

セコムは、マーケット調査などで現地のニーズを的確に把握するとともに、世界各国のメーカーやIT企業とのオープンイノベーションを積極的に推進し、海外パートナー企業と連携して、現地のニーズに合った革新的なサービス創出に取り組んでいます。

「中国イノベーションセンター」開設

中国では現在、上海の機器製造拠点のほか、13社が25都市に拠点を設けて中国最大のセキュリティネットワークを築いていますが、さらに2019年6月、上海に新サービスの開発拠点である「中国イノベーションセンター」(漢字表記:中国事業創新中心)を開設しました。

サービスや商品の開発スピードが極めて速いグローバル市場においては、その潮流を捉え、革新的なサービスの創出をスピーディーに展開することが重要です。AI・IoTなど最新テクノロジーの活用に積極的な中国の市場環境において、現地の大手家電メーカー、不動産管理会社や通信会社などのパートナー企業と連携し、新しい発想による、社会課題の解決につながるサービスを積極的に創出する体制を構築しています。

写真:最新テクノロジー動向に敏感な上海で、現地ニーズや最新技術の調査も行う

最新テクノロジー動向に敏感な上海で、現地ニーズや最新技術の調査も行う

写真:上海セコムのコントロールセンターで管制員がモニターを監視

上海セコムセキュリティのコントロールセンターで管制員がモニターを監視

タイで新プロジェクトの始動

タイセコムセキュリティでは1987年の設立以来、首都バンコクを中心に、チェンマイやハチャイなどの地方都市においてもサービス展開を積極的に進め、現在はタイ有数のセキュリティ会社に成長しました。

中間所得層の増加が続く同国では、急速に進む少子高齢化が新たな社会課題となっています。そこで、2019年7月から「セコム・ホームセキュリティ」の販売を開始し、家庭向けセキュリティサービス市場に本格参入しました。

また、タイにおいても、海外パートナー企業と連携し、新サービスの開発・提供を目指すプロジェクトを立ち上げるとともに、サービス・商品の現地化をアジア各国に先駆けて進め、今後の東南アジア市場での業容拡大を図るべく、バンコクに「ASEANイノベーションセンター」の開設を予定しています。

写真:スマートフォンからも操作可能なホームセキュリティ

スマートフォンからも操作可能なタイセコムのホームセキュリティ

トルコ共和国でセキュリティサービス開始

2019年2月、トルコ共和国有数の財閥、チャルックグループと合弁会社セコムアクティフを設立し、同国でセキュリティサービスの提供を開始しました。

トルコは人口8,200万人、日本の約2倍の国土を有する大国です。機械警備はここ10年で急速に広がっていますが、普及率は依然低く、セキュリティ市場は今後も拡大が期待されます。セコムグループが培った高品質なセキュリティサービスに、現地のお客様のご要望に合致した新しい取り組みを加え、幅広いセキュリティサービスとともに地域に根ざした「安全・安心」を提供していきます。

写真:トルコでもセコムのセキュリティ事業が開始された

トルコでもセキュリティ事業が開始された

写真:機器を設置する現地スタッフ

機器を設置する現地スタッフ

AEDメーカーとの協業

2020年7月、中国でAEDの販売を開始しました。近年、中国では政府主体によるAEDの普及活動が行われるなど、プレホスピタルケア(医療機関への搬送途中における応急処置のこと)の必要性に対する理解が急速に広がってきており、大きな反響を得ています。

タイ、マレーシア、インドネシアでは、AEDの民間利用解禁等をきっかけに、AEDメーカー、現地メーカーと協力してAEDサービスを展開しており、さらにベトナムにおいても販売開始準備を進めています。

セコムは、今後も、日本での長いAED販売普及活動の経験を活かし、各国でのサービス展開を推進していきます。

写真:セコムインドネシアでのAEDを使用した救命訓練

セコムインドネシアでのAEDを使用した救命訓練

ガバナンス体制の強化・危機管理

海外独自の管理システム

海外でも信頼されるサービスを提供し続けていくためには、盤石なビジネス基盤が必要です。セコムは、業務を効率化し生産性を高めるため、海外拠点のシステムや情報セキュリティ管理の基盤整備の強化を図っています。

具体的には、タイとインドネシアで導入した、契約先情報管理などを行う「海外事務管理システム」を中国の一部拠点にも広げると同時に、セコム管制システムと現地の管制システムの統合も順次進めており、将来的には各拠点のシステムをクラウド化することを目指しています。

写真:海外管制システムでオペレーションする管制員

海外管制システムでオペレーションする管制員

危機発生時の即応体制

安定した業務環境を維持するため、危機発生時の即応体制についても、日本でのノウハウを最大限に活かし、なおかつ現地の環境に適するよう試行と改善を重ねています。

新型コロナウイルス禍においては、本社のグループ国際本部ならびに海外各子会社に「コロナリスク対策委員会」を設置し、社員の安全確保、事業継続、感染予防に取り組んでいます。各国の感染拡大状況、政府の対策などの情報収集に努めるとともに、事業継続については、重要業務を仕分けし、リスクレベルに応じたBCP(事業継続計画)を策定しました。拠点の分割運用や、感染者発生時のバックアップ体制構築といった万が一に備えた対策により、現在まで支障なくサービスを継続しています。

現地での教育・研修の充実

現地のニーズに合わせた商品やサービスを展開するうえで、品質の高さはもちろんのこと、サービスを担う「人財」がセコムのカルチャーや価値観をしっかりと理解し、必要なスキルを備えていることが不可欠です。

海外拠点での人財教育においても、「セコムの理念」を伝える取り組みに注力しており、現地の仲間が主体となり業務を推進できる体制を構築しています。

世界に広がる「セコムの理念」

海外でも日本と同じ高いレベルの「安全・安心」を提供するためには、マニュアルや規則どおりに業務を行えばよいのではなく、なぜそうするのかという基本的な考え方を理解して取り組むことが重要です。

そこで、「セコムの理念」や「セコムグループ社員行動規範」を各国の言語に翻訳して、組織の一人ひとりに浸透させています。

写真:「セコムの理念」などを各国の言語に翻訳して配布

「セコムの理念」などを各国の言語に翻訳して配布

世界各地での社会貢献活動

ベトナム:キッズラグビー教室

セコムラグビー部出身の駐在員が、ベトナムの日本人学校や日系、EU企業の協力を得て、子どもたちへのラグビー教室を定期開催しています。現地校との合同練習などにより、さまざまな国籍の子どもたちにラグビーを通じた異文化交流の機会を与え、人材育成にも役立てようと、積極的に活動しています。

セコムベトナムセキュリティサービスは、社会貢献の一環としてこのボランティア運営を支援しています。

写真:キッズラグビー教室

インドネシア:心肺蘇生法講習

セコムインドネシアは、2019年4月と5月、ジャカルタ日本人学校幼稚部とスラバヤ日本人学校で教職員にAEDを用いた心肺蘇生法講習を行いました。いざという時に児童を守るため、例年学校の要請を受けて実施しています。

また緊急時に児童を適切に誘導する訓練も併せて実施しており、「職員の安全意識が高まった。AEDのデモ機を用いた訓練は貴重であり、子どもたちの安全のために今後も実施したい」との声をいただいています。

写真:心肺蘇生法講習

イギリス:若年層の就業スキル獲得を支援

セコムPLCでは、若年層が就業スキルの獲得をできるよう積極的に支援しています。

イギリス政府からApprenticeship Training Providers(見習い教育機関)として認可されており、イングランド中部バーミンガムにあるトレーニングセンターを拠点に、就業訓練の機会と場所を提供しています。トレーニングを通じて、多くの若者がセキュリティ機器の実践的な知識と技能を習得し、社会に羽ばたいていきます。

写真:若年層の就業スキル獲得を支援

タイ:マラソン大会で植樹活動に参加

2019年11月、タイセコムセキュリティはバンコク市内で行われたバンコクマラソン大会に参加しました。

大会の開会式では、新たに開通した幹線道路の植樹セレモニーに参加したほか、大会期間中に新しいホームセキュリティとAEDの実演も行い、セコムのブースを訪れた多くの大会参加者と交流を深めました。

写真:マラソン大会で植樹活動に参加

台湾:消防署へ「119火災緊急通報映像システム」を寄贈

台湾セコムグループ(中保科技集団)は、自社で開発した「119火災緊急通報映像システム」を新北消防署へ寄贈しました。当システムにより、自動音声119通報とリアルタイムでの画像転送機能が実現し、高齢者施設、保育施設の「安全・安心」を守っています。

新北市各地の施設で火災が発生した際、自動通報され、119センターがリアルタイムで火災現場の画像を確認することで、迅速な人員派遣が可能です。画像から把握できる火災現場状況に基づき、対処を指示し、高齢者や子どもの救助率が高まります。

今後、新北市の600カ所の避難場所ないし台湾22県市への展開を検討しています。

写真:消防署へ「119火災緊急通報映像システム」を寄贈
写真:119火災緊急通報映像システム

韓国:「サムスン3119救助団」で救助活動

サムスングループとの合弁により設立されたエスワンは、1995年10月に「サムスン3119救助団」を発足させました。サムスン3119救助団は、人命救助訓練を習得した特殊救助隊員と全国8つの地域救助隊で構成されています。サムスン医療院救急ヘリなどと合わせて出動システムを構築しており、これまでグアムKAL機墜落事故、江原水害、台湾地震、中国の民間航空機墜落をはじめとする多くの事故現場での救助活動実績があります。

また、学生をはじめさまざまな層を対象にした生活安全と応急処置の教育、保育園での消防教育を推進するなど、市民の安全意識を高めるとともに、啓発活動にも力を入れています。(写真は実際の現場を想定した「地震総合訓練」の様子)

写真:「サムスン3119救助団」で救助活動

日本の学生向けのセミナー

シンガポール:修学旅行生・インターン生の受け入れ

セコムシンガポールでは、2015年から高校生を中心とした修学旅行生の企業訪問研修を受け入れています。少しでも多くの学生に広く世界に目を向けてほしいという思いを込めて、シンガポール唯一の日系セキュリティ会社として「安全・安心」を提供する使命を説明し、また普段の生活では触れる機会が少ないセキュリティ機器を実際に操作しながら現地のニーズに合わせたサービスを体験できるようにプログラムを組んでいます。

写真:修学旅行生・インターン生の受け入れ

ミャンマー:大学生向けのセミナー開催

2020年2月、関西国際大学の学生15名と引率の先生2名がミャンマーセコムを訪問しました。グローバルスタディの一環としてミャンマーの犯罪発生要因と防犯対策の違いを理解し、「安全・安心」な暮らしに資する貢献の可能性を考えていく海外体験型プログラムで、当社の駐在員による現地の犯罪状況に関するセミナーを行いました。

写真:大学生向けのセミナー開催
セコムの「国際事業」

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グローバル展開―ANSHINを世界へ。セコムのサステナビリティについて紹介しているページです。セコムは、経済面、環境面、社会面の活動を通じて、「企業と社会が共に持続的に発展することが重要である」という考え方を根底におき、創業以来、事業を通じて社会・環境課題の解決に努めています。