セコムグループ ロードマップ2022|トピックス2018|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。-

セコムグループ ロードマップ2022

セコムは「セコムグループ2030年ビジョン」の策定から1年を迎えた2018年5月、優先して取り組むべき課題を改めて明確化し、これらの課題に対して、将来に向けた自己変革とビジネスチャンスを捉えるための集中投資を行い、2030年ビジョンに向けた成長を加速させるために、2022年を一里塚として「セコムグループ ロードマップ2022」を策定しました。

本ロードマップでは、2030年ビジョンの実現に向けて、2022年までに実行すべき国内外での事業戦略や人事・組織戦略に加え、今後の投資方針を含む資本戦略を策定しました。

セコムグループが取り組むべき優先課題を明確にし、これらを大きなビジネスチャンスとすべく、必要な分野への集中投資により自己変革を進め、「あんしんプラットフォーム」構想の実現に向けてこれからも邁進していきます。

セコム(株)
総合企画部長 執行役員
中田貴士

持続的成長に向けて「セコムグループ ロードマップ2022」を策定

「セコムグループ2030年ビジョン」に向けて邁進する中、セコムは「テクノロジーの進化」と「労働力人口の減少」を優先して取り組むべき課題として位置づけています。2つの課題は、企業や社会にとって適切に対処しなければ脅威になりうるものです。セコムはその解決策を求めるニーズを先取りし、大きなビジネスチャンスにつなげることで、社会の生産性向上にも大きく貢献していきます。

そのような状況において、最新テクノロジーを取り込んだシステム投資、人財から選ばれ続けるための人への投資といった基盤整備のための投資を、今まさにこのタイミングで集中的に行うことが「セコムグループ2030年ビジョン」に向けた成長を加速するうえで最良であると判断し、ステークホルダーの皆様とセコムの考えを共有すべく、「セコムグループ ロードマップ2022」を策定しました。このロードマップは、2030年の目指す姿に到達するために、我々は今何をすべきか、何を必要としているかを、バックキャスティングの思考で明らかにしたもので、2022年を「セコムグループ2030年ビジョン」実現の一里塚と位置づけています。

  • バックキャスティング:未来を予測する際、目標となるような状態を想定し、そこを起点に現在を振り返って現在すべきことを考える方法。

「テクノロジーの進化」に伴う市場ニーズ

近年、テクノロジーの急速な進化に伴い、さまざまなものがインターネットにつながりはじめ、コネクテッドカーの実用化、ドローンやロボットの利用拡大、無人店舗やキャッシュレス社会の到来、スマートロックやAIスピーカーを装備したスマートホームの普及など、“つながる社会”に向かって大きく変わろうとしています。たとえ「テクノロジーの進化」により大きく社会が変化しても、「安全・安心」は社会に必要不可欠な要素であり、フィジカルとサイバーが融合した「つながる社会のセキュリティ」需要は、さらに高まると考えています。

「労働力人口の減少」に伴う市場ニーズ

多くの企業では、ビジネスの省人化・無人化を推進するため、自社の競争力の源泉である中核業務以外の非中核業務を外部に委託したいという「誰かに頼みたい」需要が、急速に高まっています。一方で、その委託先で万一の事態があった場合、中核業務にも悪影響を及ぼしかねないことから、「安全・安心」な引き受け先が求められています。

またご家庭では、「労働力人口の減少」に伴う少子高齢化や共働き家庭の増加などにより、子どもや高齢者の見守りニーズも高まっています。

セコムには、24時間稼働の高品質なセキュリティサービスの運用ノウハウ、最高水準の安全性でお客様の情報を預かるデータセンター、サイバーセキュリティやクラウドサービス提供で長年の実績があります。また、2017年10月、TMJをセコムグループの一員に加え、「安全・安心」なBPOサービスの提供基盤を拡充しました。セコムは、「誰かに頼みたい」需要を先取りして「安全・安心」なセコムならではのサービスを提供することで、社会の生産性向上に大きく寄与していきます。

2つの優先課題に向けた自己変革(SECOM-Transformation)への挑戦

「テクノロジーの進化」や「労働力人口の減少」といった優先課題に取り組むセコムは、自己変革(SECOM-Transformation)として、「最新テクノロジーを味方につける取り組み」や「人財から選ばれ続けるための取り組み」に着手しています。

「最新テクノロジーを味方につける取り組み」では、高まるニーズも見据えた次世代基幹システムの構築や機能改善のための投資を実施して、省人化や人の力の増幅によるサービス品質と生産性の向上を図ります。また、AI/IoT、RPAといった業務の品質向上・効率化への投資や、「テクノロジーの進化」と「労働力人口の減少」に対応する新サービスや新商品の研究・開発にも投資します。

同時に、積極的な人員採用や働きやすい環境づくりなどの促進、モチベーションを高めるための各種研修内容の充実といった、自己実現を支援するための投資を計画しています。また、IT人財やグローバル人財など流動性の高い高度な人財獲得のための基盤整備、業務効率化や生産性向上による成長分野への人財の再配置、ダイバーシティや高齢者雇用、在宅・短時間勤務などの多様な働き方の推進といった、競争力のある人財確保策の実施に向けて、積極的に取り組みます。このような「人財から選ばれ続けるための取り組み」によって、テクノロジーでは代替できない変化適応力や価値創造力に優れ、社会貢献意欲が高い人財の確保に努めていきます。

「セコムグループ ロードマップ2022」における戦略

人事・組織戦略

市場環境の変化に対する社員の適応力・価値創造力の向上と、強靱で革新的な組織体制の強化による人財・組織の強化を推進します。また、業務の効率化・生産性の向上による成長分野への人財の集中投資を行うとともに、IT分野やグローバルビジネスなどに必要な高度な専門知識と経験を有する人財の採用・育成を強化します。さらに、シェアードサービスによる利益率改善と人財活用を推進し、企業理念の徹底によるリスク管理体制およびガバナンスが強化された隙のない組織を構築します。

事業戦略

「あんしんプラットフォーム」構想の実現に向けて、“ALL SECOM”、“共想”、“コネクテッド”および“価値拡大”の4つの戦略に基づく取り組みを加速していきます。国内市場では、「テクノロジーの進化」による「つながる社会のセキュリティ」需要に対して、立体セキュリティの進化やサイバーセキュリティ分野への積極的な進出、コネクテッドカーをはじめとする自動運転領域への進出、AI/IoTサービスとの連携などによるホームセキュリティの価値拡大を推進していきます。

「労働力人口の減少」による「誰かに頼みたい」需要に対しては、ドローンやロボットの活用、施設管理・ビル管理やサプライチェーン管理業務などへの提案力強化、無人店舗やキャッシュレス社会におけるサービス創出、ライフスタイルに応じたヘルスケアサービスの創出、見守りニーズに対する新サービスの提供などを推進していきます。

海外市場では、投資を生かしたマーケットの拡大に重点的に取り組みます。また、グローバル人財の獲得・育成に加えて、積極的な現地採用の実施、現地での教育や研修の充実といった人財戦略を実施します。サービス展開面では、既進出国においては、金融機関のアウトソーシングニーズの獲得、工場・ビル建設やインフラ投資を捉えた統合システム(System Integration)事業の拡大、現地企業との協業による家庭市場への本格参入を図る一方、成長力のある未進出国への事業展開を推進します。

資本戦略

今後5年間で総額2,000億円のM&A枠を設定し、国内外を問わず、フィジカルセキュリティ、サイバーセキュリティ、BPO・ICT、ヘルスケアの各分野、そして技術力の高いベンチャー企業を主な対象とし、自己資本を活用して投資していきます。配当性向は安定的かつ継続的な利益配分を行うこととし、ROEは一定水準を維持・向上していきます。加えて、持続的な成長と中長期的な企業価値向上のための経営方針を投資家の方々と共有し、建設的で質の高い対話の機会を強化・充実させ、投資家の方々との良好な関係の構築を促進します。

持続的成長を続けるために

セコムは、社会と企業の持続的成長を重視しており、持続的成長に対する支出はコストではなく、長期的なビジネスの環境変化を事業に組み込んでいくための投資であると考えています。セコムが創業以来、サービスイノベーションに挑み続けているのは、提供できるものを売るという発想ではなく、常に社会の持続的成長のために必要なものは何かという一歩先を見据えた発想からサービスを創り出していきたいという強い想いがあるからです。そのために最も大切にしているものが、人と技術です。セコムはこれら無形資産(見えざる資産)とそれを活用する能力を絶えず高める努力を続けていくことにより、競争優位を確立し、持続的な成長を続けていきます。

セコムグループ ロードマップ2022。セコムのサステナビリティ実現への取り組みについて紹介しているページです。セコムは、経済面、環境面、社会面の活動を通じて、「企業と社会が共に持続的に発展することが重要である」という考え方を根底におき、創業以来、事業を通じて社会・環境課題の解決に努めています。