オープンイノベーションによる“共想”の取り組み|ビジョンと戦略|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。-

オープンイノベーションによる“共想”の取り組み

セコムと想いを共にするパートナーとの戦略的な協働を図り、多様化する社会のニーズに応える新サービスの創出を目指すオープンイノベーションを推進しています。

セコムが考える「オープンイノベーション」

セコムは、誰もが「安全・安心」に過ごせる社会を目指し、新しいサービスを生み出してきました。昨今、社会を取り巻く環境がめまぐるしく変化し、社会の“お困りごと”や課題、ニーズが多様な広がりを見せる中で、より早く、より多くの解決策を打ち立てていくためには、社内外のアイデア、技術を積極的に融合させていくことが必要です。 多種多様化する“お困りごと”を解決するサービスの創出を加速させるため、セコムでは、2015年から「オープンイノベーション推進担当」を設置し、社会の課題探索や企業との協働に取り組んでいます。

オープンイノベーションの発想は元来、研究開発の効率を上げるために組織の壁を越えて技術シーズ※1をやりとりするといった視点に依りますが、セコムでは、これに加えて、サービス視座に力点を置きながら活動を進めています。大切にしているのは、「社会はどうなっていくのか」「一人一人の価値観、あるいはコミュニティの“想い”はどうなっているのか」ということ。その兆しを得るために、オープンイノベーション活動の起点として、分野・業界を超えた多くの皆様と今後の社会について議論し、さまざまな視座から見た課題や期待を可視化する場、「セコムオープンラボ」を開催しています。

セコムオープンラボ」では、課題を交換する中で出たさまざまな価値観や洞察を可視化し、ウェブサイトで公開しています。不確実性の増す今日において、得られた成果をオープンにすることで、社会全体で活用し、社会や日常の新たな課題に取り組んでいこう、というものです。セコムだけでなく、議論に参加した方々からも活用例が生まれています。イノベーションを進める中で大切なのは、“課題感”をもって自己と異なるマインドセットに触れることです。多様なマインドセットへの結び付きから新しいひらめき、セレンディピティ※2が生まれます。

  • 技術シーズ・・・開発や新規事業創出を推進する上で必要となる技術のこと
  • セレンディピティ・・・思いがけない発見
図:未知の課題を惑星探査に置き換えたセコムオープンイノベーションのシンボル

未知の課題を惑星探査に置き換えたセコムオープンイノベーションのシンボル

写真:今後の社会について議論する「セコムオープンラボ」

今後の社会について議論する「セコムオープンラボ」

オープンイノベーション推進担当の活動

オープンイノベーション推進担当は、「セコムオープンラボ」をニーズ・兆しを捉えるきっかけとし、現場観察やデータなどから得られた仮説と結び付けて、検証を行い、価値を確認する、というサイクルを繰り返しながら、社会に求められる“お困りごと”を解決する新しいサービスの創出に取り組んでいます。

「セコムオープンラボ」は年4回程度定期的に開催して毎回異なるテーマにフォーカスをしながら、関連する分野の方々の参加により、新たな価値の創造に向けて価値観や課題を可視化していくための議論を行っています。これまでの開催テーマは「訪日外国人6,000万人時代の『もの・こと・わけ』」「マッピングが導く未来~位置情報活用の光と影」「デジタル化した世界の『財』と『信用』」など。延べ1,700名以上の方にご参加いただいています。

2019年度における主な取り組みとしては、2019年10月に「2030年 共感マッピング」と題して、アジア最大級の国際展示会「CEATEC 2019」内で、Society 5.0時代の未来を担う学生世代を中心に、ステージ講演とMeet-upブース出展を行いました。ブース出展では、2019年9月に開催した第16回セコムオープンラボ「『#Z世代』 と問う、2030年、社会や日常の新しいあたりまえ!」で出たアイデアを14個のパネルで展示し、来場者に最も共感するアイデアパネルに投票をしてもらいながら、世代別の価値観の違いを可視化しました。

また、革新的・独創的なサービス創出を加速させるために、2019年12月、挑戦的・実験的な協働により新たな価値創造を目指す、戦略的な協働プロジェクトブランド「SECOM DESIGN FACTORY」を策定しました。これまで、「たのしい、みまもり。」をコンセプトに(株)チカクと開発した「まごチャンネル with SECOM」をはじめ、ソニー(株)の自律型エンターテインメントロボット「aibo」と「セコム・ホームセキュリティ」の連携により家のセキュリティをaiboがかわいらしくお手伝いするサービスのほか、カディンチェ(株)との警備業界初の警備員向け「VR(バーチャルリアリティ)研修プログラム」などを発表。2019年4月にはAGC(株)、(株)ディー・エヌ・エー、(株)NTTドコモと、世界初となるAIを活用した等身大バーチャルキャラクターが警備・受付業務を提供する「バーチャル警備システム」の試作機を発表し、2021年の発売を目指して開発を進めています。

図:SECOM DESIGN FACTORY

従来のセコムブランドの連想の範囲に縛られない挑戦的ブランド「SECOM DESIGN FACTORY」

写真:「CEATEC 2019」内でのステージ講演

「CEATEC 2019」内でのステージ講演

新しい日常に向けた取り組み

2019年度終盤から続くコロナ禍の潮流による“新しい日常”に対応し、2020年6月には、初のオンライン生配信でセコムオープンラボ「Fireside Chat 『20年代のサービス展望』」を実施しました。YouTube LIVEで“Fireside Chat=暖炉端の会話”として登壇者らのカジュアルな座談をお届けしながら、その議論をセコムのオープンイノベーションチームが視聴者の声とともにバーチャルホワイトボードへ可視化していく、という斬新な試みとなりました。Webセミナーではなく、バーチャルホワイトボードを使ったワークショップ形式も取り入れたことで、多くの方に関心をお持ちいただきました。

そのほか、外出を控える人が多くなっている昨今、オンライン帰省や離れた家族の見守りといった新しい生活様式のニーズに応えた「まごチャンネル with SECOM」が、東京都主催の「ダイバーシティTOKYOアプリアワード」アプリ部門において最優秀賞を受賞しました。2020年5月には東京都渋谷区との協働により、外出自粛下での家族コミュニケーションを支援するため、渋谷区民を対象に「まごチャンネル with SECOM」を台数限定で無償提供しました。開発中のサービスにおいても、2020年6月には「バーチャル警備システム」の発熱者対応実証実験を行うなど、新しい日常に向けた取り組みを進めています。

さまざまな企業との新しいサービスの開発や実証実験など、具体的な取り組みについては、セコムオープンイノベーションの専用ウェブサイトにて、オープンイノベーション関連ニュースとして社会に発信しています。

  • バーチャルホワイトボード・・・仮想空間で自由に書き込んだり付箋を貼ったりすることができるホワイトボード
写真:「まごチャンネル with SECOM」が東京都「ダイバーシティTOKYOアプリアワード」最優秀賞受賞

「まごチャンネル with SECOM」が東京都「ダイバーシティTOKYOアプリアワード」最優秀賞を受賞

写真:2020年6月に実施した「バーチャル警備システム」の発熱者対応実証実験の様子

2020年6月に実施した「バーチャル警備システム」の発熱者対応実証実験の様子

その他の取り組み

  • 経済産業省がJETRO(日本貿易振興機構)、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とともに推進する、国内スタートアップ企業支援プログラム「J-Startup」にサポーター企業として参画
  • KDDI(株)、テラドローン(株)と、沿岸部および周辺の広域施設において、複数のドローンを連携させた警備の実証試験を実施
  • 「セコムオープンラボ」の特別回として、マイナビが主催する日本最大の大学生ビジコン「キャリアインカレ2019」に、“2030年のお困りごと”をテーマに参画
  • 東京都主催「Tokyo Robot Collection」において羽田空港の業務効率向上に向けたロボットの実証実験に協力

次のページへ

このページの先頭へ

オープンイノベーションによる“共想”の取り組み。セコムのサステナビリティについて紹介しているページです。セコムは、経済面、環境面、社会面の活動を通じて、「企業と社会が共に持続的に発展することが重要である」という考え方を根底におき、創業以来、事業を通じて社会・環境課題の解決に努めています。