大きく分けて3種類

現在、インフルエンザ用に使われているマスクには大きく分けて3種類あります。

1 飛沫感染を防ぐ機能を持つ通常の不織布マスク

多くは静電フィルターを持っており、これによってウイルスを含む飛沫をブロックすることを狙ったものです。ブロックされたウイルスの多くは乾燥して感染力を失いますが、空中への再浮遊、フィルターを通過して気道に入り込む、あるいはマスク表面に触れた手指を介して接触感染するリスクが指摘されています。

2 不織布の密度を高めて侵入を防ぐタイプのマスク

N95と呼ばれるマスクがこのタイプで、不織布の密度を高密度にすることによって、ウイルスなどの微粒子を吸い込まないようにする機能があります。装着したままだと次第に息苦しくなることが指摘されています。

3 飛沫感染防止に加えて、化学的にウイルスをカットする機能を持つマスク

ウイルスを化学的に不活化(カット)する素材や物質を含むマスクです。

セコムが選んだのは第3のタイプの中の「抗原抗体反応によってウイルスをカットするマスク」

抗原抗体反応によってインフルエンザウイルスをカットする「抗体」を染み込ませたフィルターをはさみこんだマスクです。ウイルスが近づくと抗体が瞬時に結合してウイルスをカットするため、再浮遊、気道への侵入、手指を介した接触感染のリスクは格段に低下します。
また、マスク素材の密度を息苦しくなるまで上げる必要がないため、楽に呼吸ができます。

  • どのタイプのマスクでも言えることですが、マスクと顔の間の隙間からウイルスが侵入するリスクはありますし、100%ウイルス感染防ぐものではありません。