秋刀魚と舞茸の和風リゾット

秋刀魚と舞茸の和風リゾット

材料(4人分)

秋刀魚

2尾

舞茸

1袋

万能ねぎ

1把

にんにく

1片

しょうが

1片

2カップ

味噌

70g

1/2カップ

サラダ油

適宜

適宜

こしょう

適宜






作り方

  • 米はふつうに炊く。にんにく、しょうがは、みじん切りにして味噌と混ぜておく。
  • 秋刀魚はワタをとり、なかを洗って2等分に切る。腹のなかに❶の味噌を詰め、塩、こしょうをしてフライパンにサラダ油を敷き、両面こんがりと焼く。
  • 土鍋の内側にサラダ油を塗り、ご飯、ほぐした舞茸、水(1カップ)、酒を加え、ざっくりと混ぜる。
  • ❸に焼き上がった秋刀魚をのせ、蓋をして、弱めの中火にかける。
  • ご飯にやや水分が残った状態で、土鍋を火からおろす。骨をとった秋刀魚の身をご飯に混ぜ、万能ねぎを散らし、お好みでこしょうをかけていただく。
秋刀魚売る 仏頂面で親切で

 以前にも、ちょっと触れたのですが、私が札幌で暮らしていたとき、何かとお世話になったのが、石狩で牧場を営んでいた "北村のおじさん"です。さすが北海道だけあって、1トンはあろうかという競走馬を飼っていて、お酒は一升瓶で、ぐいぐいとラッパ飲み。
 鮭が釣れれば、お腹をザクッと割いて、まずはイクラをいただき、身のほうは、鉄板で「ちゃんちゃん焼き」にしてくれました。とにかく、すべてにおいて豪放磊落な人でしたが、時折見せる自然児のような屈託のない笑顔が、とても素敵な人でした。
 寒い地方の方々は、一見、無口で朴訥。でも、心はとても暖かい人が多いような気がします。何年も経って、北国のある市場で秋刀魚を売る人たちに出会ったとき、私は "北村のおじさん"のことを思い出していました。
 さて、今回のお料理は、秋ならではの味覚、秋刀魚を使ったリゾットです。ポイントは "北村のおじさん"の「ちゃんちゃん焼き」からヒントを得た味噌。旬の秋刀魚のたっぷりの脂と相まって、濃厚なひと皿に仕上がりました。秋刀魚はフライパンで焼けば簡単。ご飯は、冷やご飯でもOKです。そして、最大のお楽しみは...カリッと香ばしい"おこげ"でしょう。

高木 泉さん

高木 泉さん(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。
  • 前へ
秋刀魚と舞茸の和風リゾット

材料(4人分)

秋刀魚

2尾

舞茸

1袋

万能ねぎ

1把

にんにく

1片

しょうが

1片

2カップ

味噌

70g

1/2カップ

サラダ油

適宜

適宜

こしょう

適宜

作り方

  • 米はふつうに炊く。にんにく、しょうがは、みじん切りにして味噌と混ぜておく。
  • 秋刀魚はワタをとり、なかを洗って2等分に切る。腹のなかに❶の味噌を詰め、塩、こしょうをしてフライパンにサラダ油を敷き、両面こんがりと焼く。
  • 土鍋の内側にサラダ油を塗り、ご飯、ほぐした舞茸、水(1カップ)、酒を加え、ざっくりと混ぜる。
  • ❸に焼き上がった秋刀魚をのせ、蓋をして、弱めの中火にかける。
  • ご飯にやや水分が残った状態で、土鍋を火からおろす。骨をとった秋刀魚の身をご飯に混ぜ、万能ねぎを散らし、お好みでこしょうをかけていただく。

 以前にも、ちょっと触れたのですが、私が札幌で暮らしていたとき、何かとお世話になったのが、石狩で牧場を営んでいた "北村のおじさん"です。さすが北海道だけあって、1トンはあろうかという競走馬を飼っていて、お酒は一升瓶で、ぐいぐいとラッパ飲み。
 鮭が釣れれば、お腹をザクッと割いて、まずはイクラをいただき、身のほうは、鉄板で「ちゃんちゃん焼き」にしてくれました。とにかく、すべてにおいて豪放磊落な人でしたが、時折見せる自然児のような屈託のない笑顔が、とても素敵な人でした。
 寒い地方の方々は、一見、無口で朴訥。でも、心はとても暖かい人が多いような気がします。何年も経って、北国のある市場で秋刀魚を売る人たちに出会ったとき、私は "北村のおじさん"のことを思い出していました。
 さて、今回のお料理は、秋ならではの味覚、秋刀魚を使ったリゾットです。ポイントは "北村のおじさん"の「ちゃんちゃん焼き」からヒントを得た味噌。旬の秋刀魚のたっぷりの脂と相まって、濃厚なひと皿に仕上がりました。秋刀魚はフライパンで焼けば簡単。ご飯は、冷やご飯でもOKです。そして、最大のお楽しみは...カリッと香ばしい"おこげ"でしょう。

高木 泉さん
(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。