高木家の秋の煮物二種

高木家の秋の煮物二種

秋なすとベーコンの煮物

材料

なす

3本

カボチャ

1/4個(約280g)

しめじ

1パック

ベーコン(ブロック)

120g

煮汁

だし汁

3カップ

醤油

大さじ4

三温糖

大さじ3

みりん

大さじ2

作り方

  • ベーコンは、1センチほどの厚さに切る。なす、カボチャはひと口大に切る。しめじは、食べやすい大きさにほぐす。
  • 鍋でベーコンを炒める。油が出てきたらなす、カボチャを入れ、焦げ目がつくまで炒める。
  • 一度、❷の材料を取り出し、残った油でしめじを炒める。
  • 鍋に❷の材料をもどし、煮汁を加え、中火でカボチャが柔らかくなるまで煮込む。

さつまいもとさつま揚げの煮物

材料

さつまいも

2本(約300g)

切り昆布

30g

さつま揚げ

4枚

いんげん

1パック

煮汁

前出と同じもの

作り方

  • さつまいもは、大きめのひと口大に切って、水にさらす。切り昆布は、洗って食べやすく切る。さつま揚げは、熱湯をかけて二つに切る。
  • 鍋に煮汁を入れ、沸騰したら❶の材料を入れ、中火でさつまいもが柔らかくなるまで煮込む。

*火を止めてから10分程置き、味を含ませるのがコツです。

秋茄子 子にたしなめる好き嫌い

 曲がって、ちょっとひねたきゅうり。育ち過ぎて、皮が日焼けしたトマト。秋もまだ早い時期ですと、夏の盛りを過ぎた"名残り"の野菜を見かけることがあります。この野菜たちは見た目も悪く、一山いくらの安い値段で売られているのですが、私はこれらの野菜をだしで煮込んで、和風のラタトゥイユをつくります。ハンバーグや目玉焼きのソースとして添えたり、トーストにのせたり、名残りの野菜たちは、我が家の初秋の食卓を彩ってくれます。
 肉でも魚でも野菜でも、命あるものをいただく私たちは、常に感謝の気持ちを忘れずに、余す所なくしっかりといただきたいもの。この句は、家族が、好き嫌いを言う子供に、そんなことを教えている情景を詠んだものです。
 さて、今回ご紹介するのは、秋になると我が家でよくつくる煮物を二品。春や夏の野菜は、煮浸しやさっと煮など、さっぱりとした味付けが美味しいのですが、秋は、こっくりと甘辛の醤油味がおすすめ。新米の季節でもあり、ツヤツヤとした炊きたてのご飯がすすむこと請け合いです。
 ベーコン、昆布、さつま揚げなど、コクや旨味のある食材をいっしょに煮ることで、味にぐっと深みをつけました。ポイントは、煮上がったら、そのまま少し置いておくこと。冷めていく間に、素材にじんわりと煮汁が染み込んでいきます。少し多めにつくって、翌日、温めなおしていただくと、また格別です。

高木 泉さん

高木 泉さん(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。
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高木家の秋の煮物二種

秋なすとベーコンの煮物

材料

なす

3本

カボチャ

1/4個(約280g)

しめじ

1パック

ベーコン(ブロック)

120g

煮汁

だし汁

3カップ

醤油

大さじ4

三温糖

大さじ3

みりん

大さじ2

作り方

  • ベーコンは、1センチほどの厚さに切る。なす、カボチャはひと口大に切る。しめじは、食べやすい大きさにほぐす。
  • 鍋でベーコンを炒める。油が出てきたらなす、カボチャを入れ、焦げ目がつくまで炒める。
  • 一度、❷の材料を取り出し、残った油でしめじを炒める。
  • 鍋に❷の材料をもどし、煮汁を加え、中火でカボチャが柔らかくなるまで煮込む。

さつまいもとさつま揚げの煮物

材料

さつまいも

2本(約300g)

切り昆布

30g

さつま揚げ

4枚

いんげん

1パック

煮汁

前出と同じもの

作り方

  • さつまいもは、大きめのひと口大に切って、水にさらす。切り昆布は、洗って食べやすく切る。さつま揚げは、熱湯をかけて二つに切る。
  • 鍋に煮汁を入れ、沸騰したら❶の材料を入れ、中火でさつまいもが柔らかくなるまで煮込む。
  • 一度、❷の材料を取り出し、残った油でしめじを炒める。

*火を止めてから10分程置き、味を含ませるのがコツです。

秋茄子 子にたしなめる好き嫌い

 曲がって、ちょっとひねたきゅうり。育ち過ぎて、皮が日焼けしたトマト。秋もまだ早い時期ですと、夏の盛りを過ぎた"名残り"の野菜を見かけることがあります。この野菜たちは見た目も悪く、一山いくらの安い値段で売られているのですが、私はこれらの野菜をだしで煮込んで、和風のラタトゥイユをつくります。ハンバーグや目玉焼きのソースとして添えたり、トーストにのせたり、名残りの野菜たちは、我が家の初秋の食卓を彩ってくれます。
 肉でも魚でも野菜でも、命あるものをいただく私たちは、常に感謝の気持ちを忘れずに、余す所なくしっかりといただきたいもの。この句は、家族が、好き嫌いを言う子供に、そんなことを教えている情景を詠んだものです。
 さて、今回ご紹介するのは、秋になると我が家でよくつくる煮物を二品。春や夏の野菜は、煮浸しやさっと煮など、さっぱりとした味付けが美味しいのですが、秋は、こっくりと甘辛の醤油味がおすすめ。新米の季節でもあり、ツヤツヤとした炊きたてのご飯がすすむこと請け合いです。
 ベーコン、昆布、さつま揚げなど、コクや旨味のある食材をいっしょに煮ることで、味にぐっと深みをつけました。ポイントは、煮上がったら、そのまま少し置いておくこと。冷めていく間に、素材にじんわりと煮汁が染み込んでいきます。少し多めにつくって、翌日、温めなおしていただくと、また格別です。

高木 泉さん
(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。