魚貝のロール春キャベツ

魚貝のロール春キャベツ

材料(4人分)

20個

キャベツ

4枚

車えび(頭と殻をとったもの)

4尾

帆立貝柱

4個

菜の花

1束

白味噌

50g

日本酒

50cc

出汁

4カップ

作り方

  • 1リットルの水を沸かし、蛤をゆで、口が開いたら皿に引き上げる。
  • ①のゆで汁で、キャベツをしんなりするまでゆでる。次に菜の花を入れ、固めにゆで上げ、余分な水分を絞っておく。
  • 巻きやすいように芯を削いだ②のキャベツで、ひとりにつき、蛤の身2個、車えび1尾、帆立貝柱1個を巻き、端を楊子で止める。
  • ③を鍋に置き、白味噌、日本酒、出汁を入れ、アクを取りながら煮込む。
  • ひと煮立ちしたら、醤油、塩(分量外)で味を調え、残りの蛤、菜の花を入れ、さっと温めて器に盛る。

*生の蛤をお使いの場合は、大きさに大小ありますので、塩分をみながら味を調整してください。

蛤の 膳にやさしき 京言葉

 京都市内から車で1時間とちょっと行った山の中に、私のお気に入りのお宿があります。春夏秋冬、いつ訪れても、深山の美しい景色の中で、季節季節の自然の味を楽しむことのできる素敵なお宿です。品よく、温かく迎えてくださる女性の方々は、みなさんそろってもんぺ姿。それがまたかわいく、とてもよくお似合いなのです。
 以前、春にこの宿を訪れたとき、夕食の膳に大振りの蛤のお椀が出されたことがありました。女将が、お椀やそのほかの料理について、いろいろとお話を聞かせてくださったのですが、その京言葉の、やさしく、たおやかなこと。耳を傾けていると、こちらの気持ちまで、ゆるやかに解きほぐされていくようでした。
 さて、春といえば、蛤をはじめ、さまざまな貝類がおいしくなる季節。蛤料理の定番といえば、焼き蛤や潮汁でしょうが、立派なものが手に入ったら、てんぷらにして塩でいただくというのも、なかなかオツなものです。
 今回のお料理は、蛤と帆立の貝柱、車えびを、こちらもこの季節ならではの、甘くてやわらかい春キャベツで巻いて、ロールキャベツにしてみました。旨味たっぷりの蛤のだしと白味噌で煮込んだ、彩りも春らしい一皿です。

高木 泉さん

高木 泉さん(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。
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魚貝のロール春キャベツ

材料(4人分)

20個

キャベツ

4枚

車えび(頭と殻をとったもの)

4尾

帆立貝柱

4個

菜の花

1束

白味噌

50g

日本酒

50cc

出汁

4カップ

作り方

  • 1リットルの水を沸かし、蛤をゆで、口が開いたら皿に引き上げる。
  • ①のゆで汁で、キャベツをしんなりするまでゆでる。次に菜の花を入れ、固めにゆで上げ、余分な水分を絞っておく。
  • 巻きやすいように芯を削いだ②のキャベツで、ひとりにつき、蛤の身2個、車えび1尾、帆立貝柱1個を巻き、端を楊子で止める。
  • ③を鍋に置き、白味噌、日本酒、出汁を入れ、アクを取りながら煮込む。
  • ひと煮立ちしたら、醤油、塩(分量外)で味を調え、残りの蛤、菜の花を入れ、さっと温めて器に盛る。

*生の蛤をお使いの場合は、大きさに大小ありますので、塩分をみながら味を調整してください。

蛤の 膳にやさしき 京言葉

 京都市内から車で1時間とちょっと行った山の中に、私のお気に入りのお宿があります。春夏秋冬、いつ訪れても、深山の美しい景色の中で、季節季節の自然の味を楽しむことのできる素敵なお宿です。品よく、温かく迎えてくださる女性の方々は、みなさんそろってもんぺ姿。それがまたかわいく、とてもよくお似合いなのです。
 以前、春にこの宿を訪れたとき、夕食の膳に大振りの蛤のお椀が出されたことがありました。女将が、お椀やそのほかの料理について、いろいろとお話を聞かせてくださったのですが、その京言葉の、やさしく、たおやかなこと。耳を傾けていると、こちらの気持ちまで、ゆるやかに解きほぐされていくようでした。
 さて、春といえば、蛤をはじめ、さまざまな貝類がおいしくなる季節。蛤料理の定番といえば、焼き蛤や潮汁でしょうが、立派なものが手に入ったら、てんぷらにして塩でいただくというのも、なかなかオツなものです。
 今回のお料理は、蛤と帆立の貝柱、車えびを、こちらもこの季節ならではの、甘くてやわらかい春キャベツで巻いて、ロールキャベツにしてみました。旨味たっぷりの蛤のだしと白味噌で煮込んだ、彩りも春らしい一皿です。

高木 泉さん
(料理研究家・俳人協会会員)

ご主人は、俳壇の巨匠、高浜虚子の孫にあたる高木森二氏。 祖母、母から受け継いだ家庭の味をベースに、和洋を問わず旬の素材を巧みに組み合わせる新鮮なレシピが好評。また、姑の晴子氏(虚子の五女)からは、料理のほかに俳句の薫陶も受け、日々の暮らしの身近な題材で詠む俳句を通し、季節季節を楽しむ食卓を提案している。著書に『なにかことこと煮てみたき』『午後の紅茶にジャム入れて』(ともに文化出版局)『美しい日本の、美味しいごはん』(アスキー・コミュニケーションズ)など。

  • このコラムは『セコムライフ』に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。