第47回 「安全・安心メール」で身近な犯罪・災害情報をタイムリーにキャッチ！

東日本大震災から、まもなく3カ月が過ぎようとしています。地震当日は、家族や知人の安否確認をするために携帯電話を使用した人が多かったのですが、つながらず困ったという声が多数聞かれました。そんななか、SNSなどのインターネットサイトがつながり知人の安否などが分かり、助かったという声も。自然災害のみならず、有事に備え、自分が暮らしている街が安全かどうか、情報収集の手段はいくつか持っておくことが大切です。

みなさんは、自分が住んでいる地域の治安について、どの程度ご存じでしょうか？
自宅の近くで発生した空き巣、痴漢、不審者の出没など・・・大きなニュースにはならないけれど、身近なところで犯罪が発生しているかもしれません。
日々発生している犯罪などの情報を知っておくと、防犯意識も高まり、対策をしなければ・・・という気持ちになるものです。そんな、犯罪情報をいち早くキャッチできるのが、「安全・安心メール」なんですよ。警察・消防・各自治体などが地域住民向けに行っているメール配信サービスで、名称はそれぞれですが、登録した携帯電話やパソコンに配信されます。
情報の内容としては、そのエリアで発生した犯罪情報。ひったくりや強盗、性犯罪、振り込め詐欺、子どもを狙った犯罪などが発生すると、情報をいち早くキャッチできます。内容によっては、具体的な防犯対策を教えてくれることもあります。
登録すると、想像以上の情報量に驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、地域に密着しているという実感が持てますよ！また、事件解決情報も配信される場合もあるので、警戒するばかりでなく、安心もできます。

そして、サービスによっては、地震や津波、気象に関する情報はもちろん、雨量や河川の水位、自治体からの支援などの災害情報も配信されています。災害発生とその状況を知り、早めに自分に合った防災対策をとることもできるので、ぜひ活用してみてくださいね。

お住まいの地域、また、職場のある地域など、特に自分の生活に密着した地域の警察・消防・自治体などが配信する、メール配信サービスに登録しておきましょう。

登録は、とても簡単！

1. 犯罪・災害情報を知りたい地域の警察・消防・自治体のホームページで、メール配信サービスを行っているかチェック
2. 画面の案内に従って、メールを受信したいアドレスを登録

これで、登録は完了です。

3月29日付けの産経新聞によると、震災後、防犯や防災対策としてメール配信サービスへの登録件数が急増しているとか。防犯・防災では、地域に特化した最新の情報が大切だと改めて感じた人が多いようですね。
「安全・安心メール」を受信することで、最新情報が送られてくるたび、防犯・防災の意識が高まりますよ！