防犯 2019年09月18日

第291回 ごみは個人情報の宝庫!?女性が気を付けたい家庭ごみの出し方

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2019.9.18更新

家庭ごみは地域によって分別ルールが決まっているので、ごみの出し方には日ごろから気を付けている方が多いと思います。
しかし、注意したいのはごみの分別だけではありません。
ごみとして出したものから、個人情報や趣味嗜好など、プライベートなことがわかってしまうこともあるのです。
一人暮らしの女性が特に気を付けたい、ごみを出すときの注意ポイントをまとめます。

家庭ごみを出す前に確認!個人情報が流出する恐れがあるもの

ごみとして出されるもののなかにも、人には知られたくない個人情報が含まれていることがたくさんあります。

(1)名前や住所など、個人情報が記載されている書類

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郵便物の封筒やはがきのほか、クレジットカードや公共料金といった利用明細などには、悪用される恐れがある個人情報が記載されています。名前や住所が記載されているものをそのままごみとして出すのは不用心。
個人情報の部分をマーカーで塗りつぶす、シュレッダーにかけるなど、個人情報が判別できないようにしてから家庭ごみとして出しましょう。
市販されている個人情報保護のためのスタンプを使うのも良い方法です。

(2)買い物の履歴がわかってしまうレシート

買い物をした際に発行されるレシートにも、他人に知られたくない情報が含まれています。
個人情報こそ記載されていませんが、ごみとして捨てられたレシートを見れば、いつどんなものをどこで購入したかがわかってしまうため、悪意のある第三者に生活パターンや嗜好などを把握される可能性を否定できません。
レシートから女性であることがわかれば、不審者に狙われる恐れもあります。
破ってごみ袋の外側から見えないようにしてから出すなど、できるだけそのままにしないようにしましょう。

(3)送り主の個人情報も含まれる宅配便の伝票

資源ごみとして捨てる段ボールにも注意が必要。
個人情報が記載された宅配便の伝票が付いたままになっていないか必ず確認しましょう。
宅配便の伝票には、送り主の住所や名前のほかにも、内容物など記載されていることもあります。
荷物を送ってくれた家族や友人の個人情報が悪用される可能性も。
はがしたつもりの伝票が部分的に残っていないか、段ボールを資源ごみに出す前にもう一度確認してくださいね。

「女性ならでは」のごみの出し方にも注意を

個人情報のほかにも、女性ものの衣類や下着などをごみに出すときは、細心の注意が必要です。
ごみを盗まれる可能性もありますし、不審者に狙われるきっかけになりかねません。
女性の防犯対策のひとつとして、特に気を付けておきたいところです。

ごみ出し用の袋は、半透明のポリ袋が指定されている自治体が多いと思いますが、ごみ袋の外側から見て、衣類や下着など、女性を特定されるようなごみの出し方は絶対にやめましょう。
紙袋に入れてからごみ袋におさめる、なるべく女性のものとわからないように切って出すなど、工夫してください。

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集合住宅では24時間ごみ出しOKのところもありますが、油断は禁物。
前日の晩にごみを出すこともできるだけ控えましょう。
たとえごみの出し方に注意しても、他人の目にごみがさらされる時間が長いほどリスクが増します。
なるべくごみ収集日当日の朝、明るくなって人通りがおおくなってから出すことを心がけてくださいね。

ごみの収集所に鍵がある場合は、ごみ出しの後は扉をきちんとしめ、ロックされた状態を確認するようにしましょう。
他の住人に迷惑をかけないよう、ごみの出し方も施錠もしっかり行うのが防犯女子のマナーです。
また、ごみ出しのためのほんの短い時間でも、自宅の玄関の鍵をかけることもお忘れなく!

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