防犯 2019年04月17日

第281回 女性のひとり暮らしに必須!長期旅行前の防犯対策

今年のゴールデンウイークは、過去最長の10連休。
旅行の予定を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
旅行プランを考えるだけでも心がうきうきしますが、長期間自宅を留守にするのは少し心配です。また、海外旅行なら渡航先の治安なども気がかりですね。
自宅の防犯対策、旅行先での防犯対策も、計画的に準備しておくと安心ですよ。旅立ちの前に、不安や心配をなくしておきましょう。

2019.4.17更新

長期旅行などで自宅を留守にするときは、「家の防犯」も不在期間にあわせてしっかり対策しておく必要があります。
また、海外旅行では観光客とわかるととくに狙われることがありますので、「旅先での防犯対策」も十分な準備が必要です。
旅行前に欠かせない防犯対策のポイントをまとめますので、ぜひ参考にしてください。

長期旅行中の自宅の防犯対策


旅行で長期に自宅を留守にするとき、まず心配されるのが「空き巣」です。
泊まりがけで留守にするときは狙われやすくなるため、
ゴールデンウイーク中の旅行や帰省では、特に慎重な防犯対策が必要です。

・自宅の防犯対策1:郵便は不在届を出し、新聞は止める

空き巣狙いは、不在を郵便受けなどから探ることがあります。
郵便物や新聞があふれていたら、不在を告げるようなもの。郵便物も新聞も、不在期間を届け出れば、期間内の配達をストップしてもらえます。

・家の防犯対策2:タイマー式照明などをセットして在宅を装う

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夜間に明かりがついている家は、空き巣狙いも近づきにくいもの。
タイマー機能や明るさセンサーなどを搭載した照明機器を設置すれば、明かりをつけたり、消したりでき、家にいるように見せることができます。

・家の防犯対策3:窓や玄関の施錠をしっかり行う

旅行に行く直前には、家じゅうの施錠を必ず確かめましょう。
トイレやバスルームの小窓も侵入経路になる恐れがあります。玄関に簡単に取り付けられるピッキング対策用の補助鍵や、窓のクレセント錠をガードする防犯グッズなどもありますので、この機会に設置するのもおすすめです。
玄関扉についているドアスコープから部屋のなかをのぞかれる場合もあるので、旅行時にはのぞき見防止用のドアスコープカバーを設置してもいいでしょう。
ひとり暮らしの女性は、日ごろから家の防犯対策を徹底して安全性を高めておくことが大切です。

参考:今すぐ準備したい防犯グッズ!

海外旅行前にしておくべき準備


海外旅行に行く場合は、渡航先の観光情報だけではなく、治安情報も入手しておく必要があります。万が一、旅行先で不測の事態が起きた場合のことも考え、安全のための対策をしておきましょう。

・海外で安全に過ごすポイント1:緊急時に役立つ情報をメモしておく

緊急時に助けを求める先(大使館や領事館、警察、救急、現地の旅行代理店など)の連絡先も調べておきましょう。
パスポートをなくしたときの再発行手続きについても知っておくと、いざというときにあわてず対応できます。助けを求める現地の言葉も、メモして準備しておくといいでしょう。

・海外で安全に過ごすポイント2:「たびレジ」に登録する

外務省が運営する海外安全情報配信サービス「たびレジ」は、登録すると、海外の現地の安全情報を、大使館や総領事館から日本語のメールで知らせてもらえます。
事前に渡航先の治安情報などをチェックする際にも役立ちますので、旅行が決まったらすぐ登録しておきましょう。

・海外で安全に過ごすポイント3:家族に旅行先や滞在期間を知らせておく

日本にいる家族に、旅行中の詳しい予定や飛行機の便名、宿泊先などを知らせておきましょう。旅行会社から配布された予定表をコピーで残しておくと、家族が把握しやすいですね。

参考:海外旅行計画中の女性は必見!外務省の「たびレジ」に登録して安全な旅を!

旅行先で犯罪にあわないための防犯対策


日本は比較的、治安のいい国と言われています。
海外旅行では犯罪に巻き込まれる可能性もあると考え、日本にいるときよりも気を引き締めることが大切です。事前にできる防犯対策は、しっかり行っておくようにしましょう

・旅行先で犯罪にあわないための防犯対策1:貴重品から目を離さない

海外では、ちょっと目を離したすきに荷物を取られてしまうという出来事が珍しくありません。
観光中にツアーバスに荷物を置きっぱなしにしたり、カフェなどで床に荷物を置いたりするのも危険です。
持ち歩く荷物はできるだけコンパクトに、自分が管理できる最小限にしましょう。また、「海外旅行客」とわかると狙われやすいので、現金を多く持ち歩くのは避け、クレジットカード などを上手に活用してください。

・旅行先で犯罪にあわないための防犯対策2:バッグは体の前で抱え込むように持つ

カメラやガイドブックなどを取り出したあと、「うっかりバッグを開けっ放しにしていた」ということをしてしまいがち。
バッグは開閉口のチャックが閉まっていることをこまめに確認し、体の前で抱えるように持つ習慣をつけましょう。斜め掛けができるショルダーバッグを背中側ではなく前側になるように持てば、歩いているときも座っているときも目が届きやすいです。

・旅行先で犯罪にあわないための防犯対策3:暗い路地や人気のない場所には近づかない

勝手のわからない海外、ましてや初めて訪れる土地は、危険も察知しにくいもの。
ひと気の少ない場所や裏通りなどには近づかないようにし、夜間はなるべく出歩くのを控えたほうが安心です。
「たびレジ」では、危険なエリアなど現地の最新の治安情報や、交通情報やデモ情報など、避けたほうがいい危険やトラブルを事前に把握できますので、こまめにチェックしましょう。

参考:海外旅行に潜む思わぬ危険と防犯対策

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めったにない長期休暇を思いっきり楽しみ、すてきな思い出をつくるためにも、旅行先で怖い思いをしたり、帰宅して嫌な気持ちになったりすることがあってはなりません。
旅行の防犯対策は、出発前からはじまっています。事前の準備から帰宅するまで気を抜かないことが大切です。
自分の安全のために多方向から対策ができる「防犯女子」を目指してくださいね。

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