防犯 2018年11月07日

第267回 暗くなってから帰宅する際に気をつけたい防犯・安全ポイント

11月7日は「立冬」。
暦の上では冬がはじまる日です。まだ秋のように感じる一方、朝晩は空気がひんやりして「もう1枚着てくればよかったかな?」と思うこともしばしば。日中暖かくなりそうな日も、ショールを持ち歩くようになりました。首元を温めると薄着でも寒さを防げますし、ちょっとしたアクセントにもなって重宝しますよね。いくつかそろえて、ファッションアイテムとしても楽しもうと思います。

2018.11.7更新

立冬から冬至(今年は12月22日)にかけては、日の入りが早くなり、夜の時間が長くなっていきます。社会人の方は職場から、学生・生徒の方は塾や部活からの帰宅時、すっかり暗くなっているのではないでしょうか。
帰宅時間は夏と同じでも、日没が早まるとさまざまなリスクが生じます。
不審者が身を隠せる死角が増えたり、車から歩行者が見えにくくなるなど、犯罪や事故の危険性が高まることを意識しておきましょう。
特にひとり歩きの女性は犯罪のターゲットになりやすいため注意が必要です。
また、スポーツに適したこの季節、帰宅後にランニングをしている女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、夜道で、気をつけたい防犯・安全のポイントを確認しましょう。

夜道を歩く女性が気をつけたい防犯・安全ポイント

・明るい道や人通りのある道を選ぶ

不審者は人目につくのを恐れるため、人通りの少ない道や防犯カメラが設置されていない道に潜んでターゲットを物色していることも少なくありません。
少し遠回りになっても、開いているお店や街灯などの明かりや、人通りがある道を選んで歩くことが大切です。
自宅に通じる横道に入るときなどは、周囲をよく見回して不審な人物がいないか確認しましょう。
万一、危険を感じた場合は、交番に助けを求めたり、24時間営業しているコンビニやファミレスなどに入ったりしましょう

・"ながら歩き"をしない

夜道を歩くときは、周囲の状況に注意しながら、足早に歩くのが鉄則です。
「スマートフォンを操作しながら」「イヤホンで音楽を聴きながら」など、"ながら歩き"は犯罪や事故にあうリスクを高めます。スマートフォンや音楽に気を取られていると、周囲の変化に気づきにくく、危険を察知するのが遅れてしまいます。
また、寒くなるこれからの季節、マフラーを耳元まで巻いたり、イヤーマフを使用する方もいらっしゃると思いますが、不安な道だけでも外すことがおすすめです。

・明るめの服装を選び、反射板(リフレクター)を使用する

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黒、茶色、紺など、ダークカラーの服装は暗闇に同化しやすく、車のドライバーから見落とされてしまうことがあります。
白、オレンジやイエローなど、暗いところでも目立つ色のアイテムを選ぶようにしましょう。コートやバッグ、マフラーなど、どれかひとつでも明るい色を取り入れることを意識してください。
また、車や自転車のライトを反射する反射板(リフレクター)をつけておくのもおすすめです。バッグにつけても違和感がないおしゃれなデザインのキーホルダータイプもたくさんありますので、自分のお気に入りを見つけるのも良いですね。

・自宅の前についても油断しない

夜道を歩いているときは緊張感があっても、自宅に近づくと気が緩んでしまいがちです。
不審者にあとをつけられていたことに気づかず、自宅敷地内に入ってから襲われる事件も発生しています。
「玄関を開けようとしたら後ろから抱きつかれた」「マンションのエレベーターに乗り込んだら後ろから不審者が入ってきた」など、女性の被害例があります。
バッグから鍵を取り出すときや、玄関の鍵を開けるときは無防備になりがちですので、事前に周囲の安全を確かめることを習慣づけましょう。内鍵をかけるまで、油断は禁物です。
特にひとり暮らしの方は、確実に施錠するよう注意してください。

忘年会、女子会の帰り道は要注意!

忘年会シーズンを迎えるこれからの時期、社会人の方はお酒を飲む機会が増えるのではないでしょうか。アルコールを摂取したあとは気持ちが大きくなり、注意力や警戒心が薄れる傾向があります。夜道を歩くときは意識をしっかりと持ち、必要に応じてタクシーを利用するなど、帰宅方法を考えておきましょう。

また、自分は飲んでいなくても、街中に飲酒後の人が増え、思わぬトラブルに巻き込まれることも考えられますので、いつも以上に周囲に注意を払うことが肝心です。
私たち女性にとってのリスクは、場所や周辺環境はもちろん、季節によっても少し異なります。
注意すべきポイントを意識して、できるだけ危険を避けることが大切です。
防犯・安全対策も冬仕様にシフトして、季節に応じた対策ができる「防犯女子」になりましょう!

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