防犯 2016年06月22日

第208回 油断大敵!強姦被害の現状と対策

こんにちは。夏至が過ぎこれから日が短くなっていくとは思えない暑さがやってきますね。毎年のように、"異常気象"という言葉を天気予報で聞いている気がします。屋内でも熱中症の心配があるので、こまめな水分補給を心がけて、みなさんも、しっかり体調管理してくださいね。

2016.06.22更新

女性が狙われる犯罪のひとつが強姦です。被害に遭ってしまうと体だけでなく心も一生の傷になってしまうので、「自分には関係ない」と思わず、しっかり対策することが大切です。

減少傾向、でも油断は禁物

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警察庁のデータによると、強姦の認知件数は2013年の1410件に対し、2014年が1250件と減少しています。しかし、1日平均3人が被害に遭っている状況で油断はできません。被害が発生する時間は、午後22時から午前2時の間に約200件以上と、深夜の暗い時間帯は最も注意が必要です。また、発生場所については約半数の600件が住宅内で発生。そのほか駐車場で50件以上、道路でも100件弱発生しているため、屋外だけでなく、屋内でも注意が必要です。

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被害に遭わないにようしっかり対策を

「私は大丈夫!」と過信せず、被害に遭わないようにポイントを確認し対策しましょう。

・自宅の施錠をしっかり行う

出かけるときはしっかりと鍵をかけていても、自宅にいるときはうっかり鍵をかけ忘れていたという方も多いかもしれません。特に、これからの夏、風の出し入れで窓をあけっぱなしにする方も増えると思います。「お家にいるから安心」ではなく、在宅中もしっかりと施錠し、ドアや窓からの侵入を防止するようにしましょう。また、ドア・窓ともにダブルロックを心がけてくださいね。

・帰宅時やエレベーターも要注意

家についてからも、自宅のドアを開けて鍵を閉めるまで油断は禁物です。周囲に不審者がいないかを確認してから、ドアを開けましょう。家に入ってからすぐに施錠することも大切です。また、マンションなどの集合住宅の場合、エレベーターに見知らぬ人が一緒に乗ってくることがあります。エレベーターは閉まると密室になってしまうので、不審者が周りにいないか確認し、不安な場合は、なるべく1人で乗るように心掛けましょう。

・夜は明るい道を通る

夜、帰りが遅くなるときは、明るく、人通りのある道を選んで帰りましょう。反射板や防犯ブザーも忘れずに携帯してください。すぐに鳴らせるようにバッグの外側につけて、さらに周囲から防犯ブザーが見えることで警戒していることをアピールすることも大切です。しかし、あまりに帰りが遅くなる場合は、家族に迎えに来てもらうようにしましょう。

「私は大丈夫」といったほんの少しの過信が被害につながってしまうキケンもあります。鍵の管理はきちんと行い、外出前も在宅中もしっかり施錠する習慣をつけましょう。そして、自宅でも外出先でもスキのない「防犯女子」を目指してくださいね。

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