防犯 2015年08月19日

第187回 電車内や駅ホームでの痴漢対策

 こんにちは。お盆も終わると、いよいよ夏も終盤ですね。ショーウインドウがすっかり秋物になっていて、目では秋を楽しめますが、実際に着られるのは、まだまだ先のものも多いですね。今は、夏の疲れが体にも、お肌や髪にも出始める時期です。秋ファッションを楽しめるように、今から少しずつお手入れを始めながら、秋は、どんなファッションにチャレンジしようか考え中です。そうすることで、涼しくなった気持ちだけでも味わうようにしています。

2015.08.19更新

毎朝の通勤・通学電車や、夏のフェスなどの人がたくさん集まるイベント前後の公共交通機関は混雑し、痴漢に遭う可能性も高くなります。痴漢対策について復習し、しっかりと対策しましょう。

痴漢被害ってどのくらいある?

 東京都の迷惑防止条例違反(痴漢)は約56%が電車内で発生し、駅のホームなどと合わせると約73%が電車や駅で発生しています。電車内だけでなく、駅のホームでも痴漢対策を行わなければなりません。しかも、年齢別被害状況は、10歳代から20歳代が約75%を占めています(2014年警視庁調べ)。そのほかの年齢層でも決して安心できる状況ではありませんので、「私は大丈夫」と過信してはいけません。

防犯女子的痴漢対策とは

 それでは実際に、駅のホームや車内ではどのような対策をすればよいのでしょうか、防犯女子A子の1日を例に、気をつけるポイントを確認しましょう。

【駅のホームでの防犯女子A子】
 通勤、通学時間帯の混雑したホームでは、口のしまったバッグを抱えるように持ち、時には周囲を見渡し、常に警戒心をもつようにしています。混雑したホームでは、スリやひったくりなどの犯罪が起きる可能性も十分に考えられるため、バッグは抱えて持つことがポイントですね。

【電車内での防犯女子A子】
 混んでいる車両は避け、女性専用車両やなるべく女性の多い車両に乗り込みます。電車内では、ドア付近・連結部など、乗り降りが多い場所ではなく、座席の前に立っています。すぐ逃げられるようドア付近を狙った痴漢が多いため、被害に遭わないために、乗る場所も考えているようですね。また、防犯ブザーを見えるところにつけ、防犯意識の高い女性であることをアピールし、痴漢を寄せ付けないようにしています。

 少しの心がけで痴漢対策ははじめられます。しかし、しっかり対策をしていても、混雑の中、「痴漢かも?」と思うことはあります。万が一、痴漢に遭ってしまったら、「この人、痴漢です」「やめてください」と言って、周囲に知らせたり、声が出ない場合は防犯ブザーを使ったりして、勇気をもって助けを求めましょう。また、次のさらなる被害を発生させないためにも、勇気をもって、駅係員や警察に届け出ることが大切です。女性の係員や警察官もいますので、同性だと相談しやすいですね。

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