防犯 2014年09月17日

第164回 今年も「日本人の不安に関する意識調査」を実施・・・女性が抱える不安は?

こんにちは。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、最近は随分過ごしやすくなってきましたね。ところで、「お彼岸」とは、どの期間をさすのかご存じですか?毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことを指すそうです。ちなみに、「秋分の日」は「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」だそう。今週末は実家に帰り、お墓参りをしたいと思います。

2014.09.17更新

セコムでは、2012年8月から「日本人の不安に関する意識調査」を行っています。3回目となる今年も20代から60代の男女500名を対象に、現在の不安感や防犯・防災意識に関する調査を実施しました。その結果を見ながら、女性が抱える不安についてひも解いてみましょう。

20代・30代女性の8割以上が何らかの不安を抱えている!

 「最近何か不安を感じていますか」という質問に対し、女性全体では72%が「感じている」と回答しています。これは昨年(78.2%)よりも低い結果となりましたが、20代・30代の女性では、8割以上が「感じている」と回答し、依然として多くの女性が不安を感じているという結果になりました。

 特に20代女性は88%の方が「感じている」と回答し、これは男女すべての年代の中でもっとも高い割合です。昨年から若い女性を狙ったストーカー殺人や通り魔など凶悪な事件が発生し、若い女性が不安を抱える要因となったのかもしれません。

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 また、「今後、治安悪化や犯罪増加の可能性があると思うか」という問いに対しては、85.6%の女性が「そのように思う」と回答。30代女性、40代女性では昨年よりも増加しており、治安悪化や犯罪増加を懸念している傾向にあることがわかりました。

「不安」はあるものの、進まぬ防犯・防災対策

 防犯対策の有無を聞いたところ、20代・30代の女性の約64%は防犯対策をしていないことがわかりました。今後の治安の悪化、犯罪増加の可能性を感じながらも、実際には対策をしていない女性がいまだに多いようです。

 しかし、40代の女性は50.0%が「対策をしている」と回答。昨年(28.0%)よりも大幅に増加し、40代女性の防犯意識の高まりも見られました。

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気軽にできる防犯対策を取り入れて、「防犯女子」に!

 毎日をイキイキと、充実したものにするために"不安"は大敵。ライフスタイルに防犯対策を取り入れて、犯罪被害の"不安"をなくしていきましょう。気軽にできる防犯対策から始めて、「防犯女子」を目指してください。

■今日からできる防犯対策

<外出時の防犯対策>

・自治体などが発信する「安全・安心メール」に登録する
・防犯ブザーを身に着ける
・音楽プレーヤーや携帯電話を使用しながら歩かない
・夜道を歩く時は人通りのある明るい道を歩く

<自宅の防犯対策>

・ドアや窓をワンドア・ツーロックにする
・洗濯物を干しっぱなしにしない
・在宅時でも玄関ドアや窓は施錠する

 これらはちょっとした心がけですが、習慣にすることで狙われにくくなります。防犯対策は、できることから取り入れるのがおすすめです。防犯対策ファイルも参考にして、徐々にステップアップしていってくださいね。

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