防災・防火 2014年02月05日

第148回 あなたの住まいの防火対策はできていますか?

こんにちは。節分も過ぎ、暦の上ではもう春です。そうはいっても、まだまだ外出時は顔がこわばってしまいそうな寒さですよね。今日、2月5日は「笑顔の日」だそうです。2と5の語呂合わせで、いつもニコニコと笑顔になっていようという意味からきているそうです。「笑う門には福来る」で、笑えば、いつのまにか寒さを笑い飛ばせているかもしれません?!。笑顔で過ごせるよう、防犯・防災対策もしっかりしていきましょう。

2014.2.5更新

毎日の暮らしの中で、住まいの防火対策はできていますか?今回は、あなたの防火意識度をチェックしてみましょう。

防火意識度チェック

料理中、コンロの火を消さずにその場を離れ、ほかのことをすることがある・・・A
コンロの周りに、布巾や手拭きタオルなどを置いている・・・A
調理中、コンロの炎が衣類の袖口などに触れそうなことがある・・・A
ストーブやアロマキャンドルを付けたまま寝てしまうことがある・・・B
壁際やカーテン、ベッドなどの近くにストーブを置いている・・・B
ストーブの上で洗濯物を乾かすことがある・・・B
スプレー缶を火のそばに置いたり、近くで使用したりすることがある・・・B
電気コードやプラグ、コンセントなどにほこりが溜まっている・・・C
ダンボールや新聞紙、雑誌を家の周りに置いている・・・D
ゴミを決められた日時以外に出すことがある・・・D

チェックポイント別、防火対策

 あなたは、いくつチェックがつきましたか?実は、後ろにあるA、B、C、Dは気をつけたい火災のタイプ別に分かれています。チェックがついたポイント別に、防火対策を確認していきましょう。

Aにチェックポイントだと・・・

 コンロ火災に要注意です。家庭内で起こる火災の原因で最も多いのが、コンロによる火災です。火を使っている間は絶対にコンロから離れないようにし、その場を離れるときは、たとえ短時間でも必ず火を消してください。
 また、火がほかに燃え移る恐れがあるので、布巾など燃えやすいものはコンロの近くに置かないようにしましょう。

Bにチェックポイントだと・・・

イメージ:チェックポイント別、防火対策

 ストーブや火気の使用に注意しましょう。就寝中、ストーブをつけたままにすると、寝具などが接触して火災になるおそれがあります。アロマキャンドルなどの小さな炎でも、カーテンや壁紙などに燃え移る心配があるので、就寝時や部屋を離れるときには、必ず火を消しましょう。また、ストーブの上や近くで洗濯物を乾かすのも危険です。
 さらに、ヘアケア製品や殺虫剤などのスプレー缶には可燃性のガスが含まれていて、引火する危険もあるため、火気の近くで保管・使用はしないようにしましょう。

Cにチェックポイントだと・・・

 電気火災に要注意です。コンセントとプラグの間にたまったほこりが、空気中の水分などを吸収し、電気が流れ発熱、出火する「トラッキング現象」が起こることがあります。こまめに掃除して、ほこりがたまらないように注意してください。
 特に、たこ足配線をしている方は要注意です。

Dにチェックポイントだと・・・

 家の外も防火対策を行いましょう。実は、住宅火災で最も多い原因は"放火"。放火の的とならないために、家の周りに段ボールや新聞紙など、燃えやすいものを置かないようにしましょう。また、ゴミを決められた日時にきちんと出すことも、防火対策のひとつです。こうした、ちょっとした心がけが防火対策になります。

 あなたの防火対策は、いかがでしたか?普段の心がけが大事ですので、まずは防火意識を持つことから始めましょう。
 現在、住宅用火災警報器の設置は義務化されています。まだ設置されていない場合は、各自治体の条例に従い設置するようにしてください。また、住宅火災の初期消火に有効な消火器を準備しておくと、さらに安心ですね。

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