SECOM RUGGUTS

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四、強肴 熱すぎる観戦記プレシーズンマッチ

第10戦
2015年8月30日(日) 13:00キックオフ
セコムラガッツ 32 1026 31 マツダブルーズーマーズ
225

観戦記のタネ
3月7日(土)にスタートした創部30周年のシーズンは、ここをターゲットにチーム作りをしてきた。
開幕2週間前の最終テストマッチ。格上のマツダブルーズーマーズを倒してチームを完成させる。
自信と手ごたえを持って、今季2度目の広島入り。前回7月の中国電力戦は38-38でドローだった。
本番前仕上げの一戦。開始1分、ダブルタックルで相手のペナルティを誘い本郷伸太郎がPG成功。
幸先よく先制するが、ここから相手No.8アラン・ギルバートの突進をまったく止められない。
立て続けにビッグゲインを重ねられ4分、8分、11分、16分と悪夢の4連続トライでたちまち3-26。
目を覆いたくなるような大量リードを許してしまう。この流れを変えたのが阿吽の呼吸の両CTBだった。
今村六十と姫野拓也、2009年からコンビを組む盟友・今村のタテ、クロスに入った姫野が抜ける。
ゴール真下にトライ。反撃ののろしを上げた。ここから20分間、ラガッツが攻勢に出るがミスに泣く。
決定機を何度も作ったが、前半はスコアを重ねることができず16点のビハインドで折り返した。
後半立ち上がり、今季好調を維持するWTB本郷が覚醒した走りで観衆の度肝を抜く。
ハーフウェイ付近でボールをもらうと、角度をつけたランで次々にタックルを破りそのままインゴールへ。
自らゴールも決め17-26と追い上げる。マツダも5分、ベテランSH佐久間隆のトライで突き放す。
追いすがるラガッツは11分、再び本郷。今度はライン際を抜け出しスピードを上げて独走トライ。
これで流れを呼び戻すと16分、ルーズボールを足にかけてNo.8山下誉人がドリブル、もうひと蹴り。
抑えてトライ。射程距離に捕えた。そして27分、本郷のPGでとうとう32-31と試合をひっくり返した。
残り15分、絶体絶命のトライピンチをこの日の主役、本郷が必死に帰ってドロップアウトでしのぐ。
40分にはゴール正面30mで痛恨のペナルティを犯す。マツダも勝つためだけにショットを選択する。
しかし、運命のいたずらか。イージーなPGがわずか左に逸れてスコアは変わらず。
ラガッツは残り時間。ボールをキープしながら敵陣に入り、アタックしながらフェーズを重ねる。
そして43分、マツダが密集でペナルティ。勝利を確信したCTB貴島良太が蹴り出してノーサイド。
試合内容には課題もあったが、本番までの準備期のストーリーをサクセスにまとめてみせた。
昨季、24-59と大敗を喫した相手に最少得点差ながら勝利。秋の本番に向けて自信を深めた。
いいチームになった。もっとよくなれる。凡事徹底。当たり前のことを当たり前のようにチームになろう。

【小谷 健志】