SECOM RUGGUTs

トップイーストリーグDiv.1
2014-2015

●第1節
●第2節
●第3節
●第4節
●第5節
●第6節
●第7節
●第8節
●第9節

昇降格順位決定戦

●1回戦
●2回戦


観戦記

mixiチェック
試合結果ナビゲーション

トップイーストリーグDiv.1 第2節

セコムラガッツ  10 ヤクルトレビンズ  38
開催日 2014年9月21日(日) キックオフ 15:00
天候 晴/微風 開催地 県営熊谷ラグビー場
レフリー 片桐 晋也(関東協会) 観客数 411人

“さいたまダービー”勝ちたい一戦落す。マルが辿り着いた「もう逃げない」新境地

セコムラグビー部1:いざピッチへ
前半戦の大一番と位置付けて気持ちも充実していたが‥
【PHOTOGRAPHED BY Aki NAGAO】
 4年ぶりとなる熊谷での一戦。狭山を本拠にするセコムと、戸田をホームタウンにするヤクルトが顔を合わせた“さいたまダービー”。
 埼玉の高校を卒業した地元ゆかりの選手たち、山賀敦之(朝霞西高)や海老沢洋(所沢北高)が出場できない中、生まれも育ちも川口出身。生粋の埼玉県人が気を吐いた。
 男の名は丸山隆正、33歳。

 絶対に取りたかった前半戦の大一番。ヤクルトを一気に飲み干そうと勝利へ一丸となるラガッツは序盤、敵陣深くに幾度も進入し、トライチャンスを演出する。しかし、ラストパスが乱れ、密集への倒れ込みを繰り返すなどなかなか波に乗り切れない。
 それでも0−12とリードされ迎えた前半ロスタイム、相手ペナルティから速攻を仕掛け、キャプテンのCTB今村六十が気迫でラインをこじ開ける。そのままタックラーを引きずりインゴールへダイブ。7点差に追い上げ、最高の形で前半終了の笛を聞いた。

セコムラグビー部2:LO丸山選手
LO丸山隆正の激しいコンタクトがチームの呼び水に
 勝てる。手ごたえを感じたハーフタイムのロッカールーム。スピードも攻め込む角度もアタックの質では明らかにヤクルトを凌駕していた。
 後半に向けての確認作業。「もう一度全員で入りを意識しよう。これまで何度も後半の立ち上がりにやられた。ここで絶対集中を切らすな」(姫野拓也バイスキャプテン)。
 ところが開始わずか40秒、あれだけ警戒していたはずの後半のキックオフ。不用意に蹴り返したボールからカウンターを喰らい、ど真ん中を抜かれてトライ。先制パンチが重くのしかかったラガッツは、悪夢の4連続トライを献上し5−38。緊迫のダービーマッチは一瞬にして崩れ去った。

セコムラグビー部3:CTB今村キャプテン
前半最後のCTB今村六十キャプテンのトライで大いに沸いた
 ラガッツには何が足りないのだろうか。スタンドから試合を見ていた往年のファンのボヤキ嘆き節。内情知らぬ素人の小言はそっと聞き流すところだが、ついぞ気になる一言に行き当たった。
「昨年より強くなったように思うけど、セットプレーの際にだらだら歩くのはだらしなく映る。相手はどんなときも小走りで集まっていた。理由はわからないが、試合中疲れているようで隙だらけ。トップリーグの頃は規律があって、全員の目が血走り、きびきび行動していたのに。すぐにボールから目を離すから、クイックで3本もやられたな」。
 夜勤を持つ日程勤務者が過半数を占める現在と、強化時代の単純比較がナンセンスなのは百も承知の上だ。ただ、それを環境のせいで片づけてしまうと、これ以上筆を進めることができなくなる。
 選手諸君は自分たちの言い分をグッと呑み込み、最後まで読んでいただきたい。

セコムラグビー部4:FL杉本選手
途中出場であり余る力を出し切るように前へ出たFL杉本耀
 今季の開幕戦メンバーに選ばれた23人。しかし初戦のピッチ上に、名前があったはずのサムライの姿はなかった。
「正直またかと・・オレはどんだけケガすりゃあいい」(丸山)。試合前日の出場回避だった。肉離れが尾を引いた。
 入社以来、もう何度目か。丸山は数えきれないほどのケガと戦ってきた。8年前に受傷した椎間板ヘルニアでは丸2シーズンを棒に振った。ラグビーができない身体になり、今でも右足には麻痺が残る。
 在籍10年間で実に3度の大手術。首のヘルニア、肩や胸の筋肉断裂、腰や膝の痛み、靭帯損傷から足底腱膜炎まで。満身創痍という言葉すら陳腐に思えるほど体はボロボロだ。

セコムラグビー部5:WTB納谷選手
高卒ルーキーとは思えない切れ味を見せるWTB納谷大将のラン
 今春も試合には出られず、ほとんどの時間をリハビリに費やした。外からチームを見て感じたこと。「自分には理想とするスタイルがある。ロックなら相手に嫌がられるプレーをすること。体を張った固くて痛いプレー。相手をどかし、ディフェンスラインをこじ開ける。もっとそういうシーンを見たかった。裏を返せば、まだまだオレにもチャンスがあるなと」(丸山)。
 丸山が描く理想は自身の真骨頂でもある。どんな相手にでも恐れることなく真っ向からぶち当たるビッグヒットは、チームに流れを呼び起こす。
 開幕2戦目、満を持しての先発出場。「マルがいるのといないのとではチームの厚みが違う」(岡本信児フォワードコーチ)。丸山の縦突進があってこそ、バックスのアタックもより効果的になる。
「辛くて逃げ出したくなる場面もあった。ケガが重なって思い通りに体が動かなくて心が弱った時期もある。だが逃げると後々まで引きずるし、結局は逃げる前の状況に戻ってくる。遠回りしたって、目の前の壁にチャレンジするしか乗り越えるすべはない」。
 ケガを抱えていても、どんな相手にも丸山は体を当てにいくスタイルを貫く。まるで「試合の流れを作れる選手になれ。オレを超えてみろ」。そう後輩たちに問いかけているかのような殺気を感じる。
「まっすぐに生きる、誰が何と言おうが自分を持っていて流されない。そんな熱さと行動力に憧れる」。それは丸山自身が大好きなアーティスト、長渕剛の生き様とも重なる。

セコムラグビー部6:SO小野木選手
ノーサイド寸前にSO小野木匠が飛び込み一矢を報いた
 そこに大義は宿った。ラグビーの上手下手よりどこまで本気で戦えるか。美しくなんてなくていい。傷だらけの肉体こそが勲章だ。
 たとえば地面にあるルーズボールへの反応。頭から飛び込んでセービングにいくのか、先に足が出てしまうのかで、心の鍛え方がわかってしまう。
「釜石だろうが重工だろうが、格上とかは関係ない。どんな相手にもオレたちは全力でぶつかっていくだけ。よく誤解されるけど、当たって砕けろとか、この試合でぶっ壊れてもいいと思ったことは一度もない。当たって、確実に相手にダメージを与えることが目的。どんなに激しくいっても生きて帰らないと。これだけケガで離脱していたら説得力もないけれど」(丸山)。
 希望、裏切り、反骨心、意地・・複雑な気持ちが入り混じって迎える11年目のシーズン。自身の放つ活力の継承者を探しながら最前線であがき続ける丸山の辞書にはもう逃げるという文字は存在しない。
【the author T.Kotani】
監督の目
監督 安藤 敬介
「後半の立ち上がりにエアポケット作った」
 悪いパフォーマンスではなかったが、後半の立ち上がりにエアポケットを作ってしまった。試合を通してラインブレイクできそうな場面は何度かあったが、わずかなパスのずれやバックスの細かなハンドリングエラーでチャンスを逸した。また、警戒していたハミッシュ・パターソン選手へのディフェンスがうまくできなかった。
 今後も戦い方は変えない。次節の釜石シーウェイブス戦も厳しい戦いになるが、あきらめる時間を作らずチャレンジしたい。
セコムラグビー部7:安藤監督
マンオブザマッチ
主将 今村 六十
「リアクションの速度上げアグレッシブにいく」
 後半最初のタックルミスからトライを奪われ、試合が決まってしまった感じだが、試合全体を通してもミスに対してだったり、ペナルティの後のリアクションが悪く、10m下がるスピードも遅かった。ディフェンスだけでなく、素早いポジショニングからはいいアタックも生まれる。
 次の試合でフォーカスするポイントは決めた。80分間集中するために何が足りないのか、ミーティングで話し合った部分を徹底してやりきり、アグレッシブに攻めていきたい。
セコムラグビー部8:CTB今村 六十
試合結果ナビゲーション
mixiチェック

ページトップへ戻る

SECOM 信頼される安心を、社会へ。 お問い合わせ セコムラグビー部