SECOM RUGGUTs

防犯対策・セキュリティのセコム TOP > セコムラグビー部 > 2010年度試合日程/結果 > プレシーズンマッチ第4戦 観戦記のタネとゲームフォト

プレシーズンマッチ
2010-2011

●第1戦
●第2戦
●第3戦
●第4戦


観戦記

試合結果ナビゲーション

プレシーズンマッチ第4戦

セコムラガッツ  28 日野自動車レッドドルフィンズ  28
開催日 2010年8月28日(土) キックオフ 16:00
天候 快晴/微風 開催地 セコムラグビーフィールド
レフリー 早藤嘉幸(関東協会A2) 観客数 100人

流れをつかむ「目力」後半起用に満点回答のベテラン勢。勝たなきゃいけない最終テストはドローで決着

セコムラグビー部1:今村選手
復活した今村六十、チャンスを逃さぬ嗅覚は天性のもの
【PHOTOGRAPHED BY BRAVO.K】
セコムラグビー部2:加藤選手
覚醒の年となるか── トライ量産体制に入った加藤祐太
セコムラグビー部3:千巌選手
千巌和彦が積極的に前に出る圧力がFWに息吹を与える
 南国の竜巻が頂へと駆け上がり、長かったロードを終えたタイガースが甲子園の土を踏むころ、テレビから流れてくる「サライ」を口ずさめば、楕円球を追いかける季節は、すぐそこまでやってきている──
 北見合宿中のゲームでは、ケガ人続出で満足な布陣を組めなかったラガッツだが、シーズンを前にようやくメンバーも揃ってきた。果たして開幕直前、総仕上げとなるゲームで、今季取り組んできたアタッキングラグビーの神髄を見せてくれるのか。
 対戦相手の日野自動車は今季、トップイーストに昇格してきたばかりのチーム。身長2mのハイタワー、LOサムエラ・アニセ、種類豊富なキックと切れ味鋭いカウンターで仕掛けてくるFBコーリー・ニワの両外国人選手を中心に、バックスにはランナーも揃う。シーズンで対戦するのは後半だがここで勢いに乗せたくはない。
 立ち上がりはラガッツが主導権を握った。先制点は前半20分、敵陣22mのスクラムから展開。角度をつけて密集サイドに飛び込んできたCTB姫野拓也が抜け出すと、フォローしたWTB加藤祐太へつなぎ、ゴール真下にトライ。幸先よく先手を取る。しかし、直後にディフェンスの隙を突かれ、あっという間に同点。その後も人数が揃っている場面でたびたびラインブレイクを許す。姫野は「はっきりいってコミュニケーションが不足していた。もっと意思統一を図らないと」と苦虫を噛むような表情を浮かべた。
 同点で折り返し、エンドが替わった後半2分。ラガッツは、再び受けに回って勝ち越しトライを許すと続く8分、相手FBのハイパントをCTB今村六十がキャッチミス。こぼれたボールを拾われそのままインゴールまで運ばれる。7−21、まだ30分以上試合時間は残っていたが、嫌なムードが選手たちを包んでいた。
セコムラグビー部4:鈴木選手,沢口選手
後半、グラウンド上の主役だった鈴木健(右)と沢口高正
セコムラグビー部5:中井選手
途中出場で気迫のトライ、サポートプレーが光った中井高志
セコムラグビー部6:赤嶺選手
赤嶺良太郎は自身8年ぶりとなるトライに「気持ちよかった」
 そんな流れを変えたのが後半から入ったベテラン勢。バラバラになりそうな選手たちの心を束ね、意識を集中させたLO沢口高正。ラガッツでは3年ぶりの現役復帰となるSO鈴木健は、柔らかくゲームの風向きを観察し、両翼を気持ちよさそうに走らせた。
 後半15分、ラガッツはワイドにボールを展開し、スペースを作ると相手ディフェンスの意識が外へ流れたところで、途中出場のPR中井高志が相手を引きずりながら猛然と突進。もともとフィールドプレーに定評のある男がポストに激突しながらトライを決め、反撃ののろしを上げる。その後、相手に1トライを追加され14−28とされるも、25分にはゴール前ラインアウトからモールを組んで前進。最後は最後尾についていたこれまた途中出場のHO赤嶺良太郎が、自身8年ぶりとなるメモリアルトライを決める。
「替わったメンバーがゲームを作り、劣勢を跳ね返したことに意味がある」(沢口)。さらにFL浅野和義、SH宮澤永将もピッチへ。ややもすると、選手起用によってチームのレベルに差が出てしまうのが問題視されていたが、それぞれが自分の持ち味を出してプレーできるようになってきたのは明るい材料だ。
 そして34分、敵陣10m付近のスクラムから左右へ展開。ゆさぶりながら、前進するとWTB加藤がトライゲッターとしての資質を感じさせる動きでタックルを交わし、ゴール左隅へトライ。升本草原が角度のないゴールを決め、とうとう同点に追いついた。
 残り時間わずか、押せ押せのラガッツはさらにもう1本とスコアをめざし自陣からでも果敢にアタックを続ける。ところがロスタイム。あっさり外のスペースを抜かれると、そのまま独走を許す。無人のゴール。万事休すかと思われたが、相手選手が不用意なグランディングで判定はノックオン。トライは認められずそのままノーサイドとなった。
 結果、28−28。開幕前最後のゲームは引き分けに終わった。「前後半1回ずつ、相手の2度のインゴールノックオンに救われただけ。負けなかったという表現の方が正しい。もっと上手くやれば簡単に勝てるゲームだったが出来が悪いとしか言いようがない。昨季、勝たなくてはいけない相手に僅差で負けたわけだから、今年はこういうゲームは絶対に落とせない」(渡邉庸介監督)。
 完ぺきな準備などできやしない。さりとて勇気と努力が兼ね備わった最大限のチャレンジこそが真理だ。ほころびが生まれた夏休み最後の週末。これからの2週間、彼らが人知を尽くし、選択すべきものとは何なのか。嘆きの風を肉体に受け、迫る雲に怯え、それでもラガッツの戦士たちは、再びファンの歓声を浴びる栄光の舞台への切符を勝ち取ることはできるのか。いざ、開幕を待つ。
【the author BRAVO.K】
セコムラグビー部7:高根主将 主 将  高根 修平
「積み上げてきた自信とプライドを持って初戦に挑む」
 開幕前、最後の試合ということで内容のある勝利をターゲットにしていました。引き分けという結果は、決して満足できるものではありませんが、後半リザーブメンバーが入ってから流れを取り戻し、同点に追いついた点は評価したいです。ベテランの力をあらためて感じることができました。また、ゲームを通じて、うちのスタイルであるボールキャリアのオプションを増やし、相手に的を絞らせないアタックは実践できましたが、守備面ではラインの間を抜かれる場面が何度かあり、大事な場面でのペナルティも反省材料です。この試合で出た課題をこれからの2週間で修正し、春から積み上げてきた自信とプライドを持って初戦の釜石戦に臨みます。
試合結果ナビゲーション

ページトップへ戻る

SECOM 信頼される安心を、社会へ。 お問い合わせ セコムラグビー部