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プレシーズンマッチ
2010-2011

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観戦記

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プレシーズンマッチ第3戦

セコムラガッツ  22 ブルーシャークス  17
開催日 2010年8月11日(水) キックオフ 15:00
天候 小雨/無風 開催地 北見市東稜運動公園球技場
レフリー 橋元教明(関西協会A2) 観客数 30人

FW10人の葛藤、試合から学ぶ「勝つための選択」とは

セコムラグビー部1:西川選手
近場の肉弾戦で前進を許さなかった西川匠
【PHOTOGRAPHED BY YUKA SHIGA】
 スポーツは一発勝負だ。やるか、やられるか。結末はそのどちらか一つしかない。試合に向けての日々の入念な準備こそが、チームに勝利を呼び込むのだとすれば。心よりも体で刻んだ感覚がフィールドを駆ける生き血となるのなら。獲物を狙う嗅覚と同時に、選手は冷静に自分たちの力を見極め、無駄な動きを排除し、やるべきことを遂行しなければならない。
 飛び道具を持たないラガッツが、僅差のゲームをモノにするためには、ゲームの入りは重要な要素。立ち上がりでつまずき簡単に失点する癖は修正しておきたい。しかし、この日も開始早々の2分、10分とミスマッチをつかれて簡単に連続トライを喫してしまう。
 そうでなくても、本来はバックローの高根修平キャプテンと藤田大吾の2人をバックスで起用する苦しい台所事情。そこに12点のビハインドとは、将棋でいえば「飛香落ち」ほどのハンデはありそうだが、果たして本当に背負わなければいけないハンデだったのかどうかは検証の余地ありか。
セコムラグビー部2:藤田選手
藤田大吾は自身初のWTBでプレーし、2トライをマーク
セコムラグビー部3:池田選手
唯一の新人・池田裕道の起用法にも注目が集まる
 自ら苦境を招いたラガッツだったが14分、中盤で相手ボールをターンオーバーし、FL渡邉庸介からHO安藤敬介とつなぐタテへの突進。ようやくゲームの流れを手繰り寄せる。20分にはゴール正面で得たペナルティでスクラムを選択。NO.8西川匠が持ち出し、最後は一番外で待っていたWTB藤田がタックルを受けながらトライ。反撃ののろしを上げた。ラグビー人生で初体験となるバックス起用に藤田は「FWと比べてボールに触る機会は少ないけど、1回の重みが違った」(藤田)。
 その後、敵陣までは進むも決定機を作れないまま迎えた前半ロスタイム。ゴール前ラインアウトからモールを組むとそのまま押し込んで渡邉監督がトライ。同点に追いつきハーフタイムとなった。
「ジローさん(渡邉監督)はすべてを決めたチームを作ろうとはしていないので、個人の判断が重要になってくる。自分がこうしたいから、もっとこうしてほしいとか、それぞれがワンプレーごとに意図して動けないとめざすラグビーはできない。そういう一人ひとりの意識や意志表示が、まだまだチームに足りない」(升本草原バイスキャプテン)。
 ただの練習試合ではない。夏合宿の集大成としての意味合いも強い。プライドだとかポリシーだとか、相手との力関係だとか、全部ひっくるめて負けるわけにはいかないのだ。午前中から降り続いた雨はキックオフ直前に止んだが、いまにも泣き出しそうな空。きっと世は情けとばかりに、後半は試合に出場できる選手全員をピッチ上へと送り出し、勝利をめざした。
「人間キツいときにキツいことをしないと成長がない。そこで何ができるかで本当の真価が問われる」(安藤敬介チームディレクター)。ところが、後半も先手を取ったのはブルーシャークスだった。17分に3本目のトライを奪われ勝ち越しを許す。
セコムラグビー部4:今村選手
オフに手術し、半年ぶりの実戦復帰となった今村六十
セコムラグビー部5:加藤選手
最後は加藤祐太が自慢の決定力で勝負を決めた
 再び追う立場のラガッツは26分、ボールをスペースへ運び、ビッグチャンスが生まれる。渡邉監督が抜け出し、ゴール前へ。しかし通っていればルーキー・池田裕道の初トライとなったはずのラストパスは無情にもタッチラインの外へ。それでも続く29分、敵陣でプレーを続けたラガッツは、ラインアウトからモールを押し込み最後尾に参加した藤田が同点トライ。その後は双方ゆずらず、このまま試合終了かと思われた後半38分だった。敵陣深くでボールを受けた決定力抜群のFB加藤が鮮やかなスワーブを切って、相手タックルを1人、2人と振り切りそのままインゴールへ。最後の最後で見せた意地のトライで勝ち越しに成功したラガッツ。このリードを守りきり、22−17と苦しみながら合宿メインマッチを白星で飾った。
 勝てたことはよかった。キャプテンの高根も言った。「勝ったんだからナイスゲーム」。その通り。選手たちもうれしさをこらえて無理に仏頂面をすることはない。大いに笑おう。手を叩こう。この日出た課題がなんなのか、それは選手たちが一番よくわかっていた。勝って反省することがいまのチームにとって良薬となる。
 さらに難しいことを言うならば、いまラガッツは非常に厳しい状況にある。チーム内で競争する環境が極めて乏しいということだ。人数が少ない=常に試合に出られてしまうという構図は、得てして深層心理にまで強制力を働きかけなければ、即甘えにもつながる。
「チームのまとまりは出てきたが、選手たちには1から10まで教わるのではなく、もっと自分で考えてプレーをしてほしい。なにより結果が求められるシーズン、これまで以上に、会社の代表として戦う意識をしっかりと持ってシーズンに挑みたい」(渡邉監督)。
 きっとそうに違いない。直感ながら、確信を抱いた。やるのは自分であって他人ではない。試合で激しくタックルに行く。仲間を思う。躊躇せずにスペースめがけて勝負する。普段から走り込む。徹底的に。すべてにおいて心と体を鍛え上げる。さすれば完成するはずだ。誰よりも自分に誇れるラグビーが。
【the author BRAVO.K】
夏合宿の参加選手は23名。勝負のシーズンまで待ったなし
セコムラグビー部6:笑顔のラガッツ一同
セコムラグビー部7:渡邊監督 監 督  渡邉 庸介
「単発で行くのではなくチームプレーの意思疎通を」
 まずは勝利できたことが一番の収穫。下部リーグの相手ながら、バックスが揃わない状況で勝てたことは評価したいと思います。しかし、チームプレーでの意思疎通ができておらず、アタックのミスが多すぎて、相手に簡単に守らせてしまいました。もっと楽に進められたところで、もたついたのが苦戦の原因です。二次、三次攻撃での圧力がなく、単発で行く場面も多かった。ディフェンスにおいては、個々のタックルに比べ、チームディフェンスがよくありませんでしたが、相手ラックの時にボールに絡みにいくのではなく、オーバーを意識していたところはよかったです。単純にフィットネスとスキルアップを図らないとシーズンでは厳しくなります。

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