SECOM RUGGUTs

2006年
サテライトリーグ

●第1戦
●第2戦
●第3戦
●第4戦


試合日程/結果

セコムラガッツ  17 クボタスピアーズ  31
サテライトリーグ 第1戦 開催地 クボタグラウンド
開催日 2006年9月23日 (土) キックオフ 14:00

華麗にジェームズ、レギュラー入りへ一発回答!

ゲームマネージメントの差か、前半の優位生かせず悪夢の逆転負け

セコムラグビー部1:クボタ戦リチャーズ選手
南アフリカ出身のFBジェームズ・リチャーズ。スピードとキックを武器に2トライをマーク【カメラ:志賀由佳】
セコムラグビー部2:クボタ戦リチャーズ選手トライ
ジェームズは俳優顔負けのルックスで、スター性抜群。トップリーグでの活躍に期待したい
セコムラグビー部4:クボタ戦白藤
昨季トップリーグトライ王の突進を阻むCTB白藤友数。一度もラインを抜かれない鉄壁の守り
セコムラグビー部3:クボタ戦小松選手
いかなる場面でも当たり負けは許されない。NO.8小松元気は敵をひきずりながらも突進

 幕末、在洛の志士は二人以上集まれば、国事を論じたという。以前と比べると、ラガッツの選手たちも、集まってはラグビーについて話し合う時間が格段に増えたようである。毎日競技と向き合い、鍛錬に励む選手たち。大事なのはグラウンドだけはない。むしろそれ以外の日常が織り成すすべての時間──。


 今季から大々的に、とまではいかないがトップリーグのセカンドリーグ(サテライトリーグ)がスタートした。大学ラグビーでは、この2軍戦に相当するジュニア選手権が白熱しており、サッカーJリーグでもサテライトはかなり早い時期から立ち上げられていた。国内最高峰を掲げるトップリーグに、この下部組織がないのはあまりにも寂しいことで、いよいよ今年度開幕から若手育成や、ケガからの復帰選手の調整を目的に、関東の5チームだけでスタートを切った。
 ゆくゆくは全チームやトップリーグの下部リーグへも門戸を広げたい方針だが、初年度のセカンドリーグに参画したのは、サントリー・三洋電機・クボタ・リコー、そしてセコムラガッツの5チーム。シーズン中にそれぞれ1戦ずつの総当りで優勝を争う。
 ラガッツの初戦は、トップリーグ開幕3戦を終え、翌週から始まる東京ラウンドを控えた空き週に行われた。相手はクボタスピアーズ。両者若手中心の編成となったが、なんといっても注目すべきはFB両外国人対決。ラガッツは新戦力、南アフリカ出身のジェームズ・リチャーズ。ハリウッドスター顔負けの甘いマスクで、スター性は抜群。活躍次第ではトップリーグで大ブレイクが期待されるプレーヤーだ。片やクボタの15番は昨季のトップリーグトライ王、ダミアン・マクイナリーである。
 挨拶代わりにと、先手を奪ったのはジェームズ。前半20分、自陣でキックをチャージされるピンチに素早く反応したCTB白藤友数が、こぼれ球を拾うと無人のライン裏へグラバーキック。そのボールを風の如しスピードで追ったジェームズはディフェンスと併走しながら、最後は片手一本でグラウディング。4年前までセコムでプレーした相手WTBの栗原望を振り切り見事な先制トライを決めた。
 ジェームズは続く27分にも、ゴール前でSH田原章太郎−SO小原義巧とつないだボールを受け、巧みなステップで2人を抜き去り連続トライ。これには対面、さすがのマクイナリーも付いてこれず。守っても、ルーズボールへの素早く、激しい働きかけ、絶妙なコントロールを見せるキックなどで万能プレーヤーぶりを発揮。レギュラー入りへ一発で答えを出した。
 一方の敵方・マクイナリーはというと、こちらも新生ラガッツでレギュラー獲りをめざすルーキーCTBの白藤にシャットアウトされ、前半で交代。この両者の戦いはジェームズの完勝で幕を閉じた。強力なクボタTB陣を封じた立役者・白藤は自分のエリアでは一度もラインブレイクを許さない鉄壁の守りで、元々高かった首脳陣の評価をさらに上げた様子。
 さて、前半を10−0とリードして折り返したラガッツだったが、後半はまるで別のチーム。次々にモールを押し込まれると、秒刻みで笛を吹かれるレフリングにお手上げ状態。後半だけで5トライを献上する惨状、アタックでも22mラインまでは簡単に入るものの、そこからの攻め手に欠き、ミスやペナルティで何もできず。37分に途中出場のCTB艶島悠介が、巧みに角度を変える縦突破で40mを独走するトライを挙げたが、反撃らしい反撃はこれだけだった。
 まだまだ勝負どころの甘さが滲んだ敗戦。12月9日に行われるクボタとの前哨戦を落とす形となったが、本番ではこうはいかない。主将を務めた川口和晃などは激しさを体現し、メンバー入りを猛烈にアピール。朝も、昼も、夕刻も、眠りの中でさえも、常にラグビーのことを考え、楕円球とともに暮らす選手たちには、戦に挑む武士の心が備わっている。
 次戦、東芝には「侍」の名を持つ男がいると聞くが、ラガッツに宿る熱き思い。王者をも打ち砕く魂ゆさぶる「死合い」が拝めるはずだ。

【文責=小谷 たけし】

セコムラガッツ   クボタスピアーズ
前半 後半 得点 前半 後半
2 1 T 0 5
0 1 G 0 3
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
10 7 0 31
17 合計 31
19 反則 不明

セコムラガッツ position クボタスピアーズ
小松 学 → 中井 高志 (PR) 伊藤 邦行
川口 和晃 (HO) 手塚 洋成 → 竹野 慈
竹内 基詔 → 石塚 陽介 (PR) 伊藤 誠彦 → 金子 創
生沼 知裕 (LO) 川井 一馬
鈴木 学 → 齋藤 泰裕 (LO) 清野 輝俊 → S.ホラニ
S.カペリ → 高根 修平 (FL) 山口 貴豊→太田 祐介
岡本 信児 → 上野 進 (FL) 岩上 篤史
小松 元気 (NO8) 大鰐 健
樋口 勝也 → 田原 章太郎 → 神尾 卓志 (SH) 笠倉 みちる → 松下 寛朗
小原 義巧 → 姫野 拓也 10(SO) 高野 彬夫
河村 雄二 11(WTB) 根岸 康弘
今井 通 → 艶島 悠介 12(CTB) K.オツコロ
白藤 友数 13(CTB) 松隈 孝三
下瀬 央輔 14(WTB) 栗原 聖
J.リチャーズ 15(FB) D.マクイナリー → 栗原 喬
[セコム得点者]
トライ リチャーズ2(前20,27分)、艶島1(後37分)
コンバージョン リチャーズ0/2、下瀬1/1
[クボタ得点者]
トライ オツコロ1(後23分)、栗原望1(後28分)、太田1(後34分)、岩上1(後40分)、モール1(後18分)
コンバージョン 松下3/5

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