SECOM RUGGUTs

2006年オープン戦

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試合日程/結果

セコムラガッツ  12 福岡サニックスブルース 24
オープン戦 第4戦 開催地 佐世保総合グラウンド陸上競技場
開催日 2006年6月18日 (日) キックオフ 14:00

長崎遠征・九州の大応援の前で白星飾れず

シュースターコーチは合格点、「個々の動きよかった」

写真1:生沼知裕選手
写真2:河村選手
写真3:カペリ選手
写真4:今井選手

 この男、閣下と呼ぶにふさわしい。NZ/ニュープリマスで行われた「IRBパシフィック・ファイブ・ネーションズ」日本×サモア戦。サモア代表の背番号11が不気味なオーラを発していた。
 ブライアン・リマ、今年で35歳。91年W杯のスターであり、03年トップリーグ発足の年にラガッツでプレーした。率直に、まだやっていたかという印象。そして、プレーを見て黙らされる。強烈なインパクトは健在。後半はリマの独壇場だった。手負いのジャパンの守備は無残にも炎上した。


 春シーズンの最後を締めくくるのは長崎遠征。ハンバーガー伝来の地として名高い佐世保の地で、ラガッツは福岡サニックスブルースと対戦した。「佐世保ラグビーフェスティバル」のメーンマッチとして行われたゲームは開始早々2分、モールを押し込まれ先制を許したが、セットプレーで優位に立つとすぐさま12分、ラインアウトからモールを組み小松元気が抑えて同点。さらに前半終了間際には、しつこいディフェンスで相手ボールを奪うと、自陣からのカウンターで一気に外へ展開。WTB及川英典がスペースを抜け、そのままインゴールまで走りきった。
 前半は7点をリード。しかし、今年まだ経験をしたことのないような暑さに選手の疲労もピークに達する。「スクラムの中は50度ぐらいに感じた」と話すゲームキャプテンの安藤敬介がハーフタイム、「条件は相手も一緒。後半は我慢比べだ」とチームを守り立てたが後半、ディフェンスの一瞬のほころびを突かれ同点に。その後2トライを重ねられ、最終戦を白星で飾ることはできなかった。
 それでも選手の動きを入念にチェックした元オールブラックスのジョン・シュースターコーチは「いい部分をたくさん見せてもらった。みんなよくがんばっていたし、動きは良かった」と選手を評価した。
 さて、今回筆者が長崎に降り立ったのは実に10年ぶりのことだ。前に訪れたのは高校3年の修学旅行だった。ちょうど旅行先の長崎で、明治大・北島忠治監督の死を知りショックを受けたのを覚えている。そしてこの遠征で、元日本代表監督・宿沢広朗さんの訃報を聞いた。どこか因縁めいたものを感じてしまう。
 6月22日、東京・築地本願寺で行われた宿沢さんの告別式では、大学時代、宿沢さんとHB団を組んだラガッツの中村康司部長が、参列者を代表し早稲田大ラグビー部・部歌「北風」を独唱して故人を偲んだ。この場をお借りし、謹んで哀悼の意を表したい。
 春シーズンのラガッツは2勝2敗という成績で終わった。振り返っての総括に、精神論を持ち出す気はさらさらないが、やはりラグビーは球技であり、格闘技。気持ちがなければ戦えない。冒頭のサモア代表に大敗したジャパンも、立ち上がり徹底的にディフェンスで体をぶつけることで活路を見出そうとした。
 ブライアン・リマというプレーヤーもラガッツでの1年間、口数は少なかったが気持ちのこもったプレーでチームに残してくれたものは大きかった。忘れもしない、2004年1月25日。ラガッツは最終戦でワールドに敗れ、トップリーグ自動降格が決まった。当時はまだ部員ではなかった筆者も、神戸ウィングスタジアムまで応援に行き、肩を落として帰京し、帰り道の西武新宿線の中でリマと出会った。
 リマは前節のヤマハ発動機戦でケガし、最終戦のメンバーから外れた。買い物にでも出ていたのか、一人で狭山へ戻る途中のようだった。近寄りがたいオーラを感じつつも、私は思い切って話し掛けてみた。名刺を出して「私はSECOMの社員だ。あなたはLIMAですね」と片言の英語で話すと、不機嫌そうなリマが初めて人懐っこい笑顔を見せてくれた。このときの表情は今も覚えている。
 「KOBEに行ってきた。RUGGUTSは負けてしまった。来季下に落ちるんだ」と説明するとリマは信じられないというように目を見開き「本当なのか」と確認した。そしてとても受け入れられないというように「OH,SHIT!」と何度も何度も吐き捨てた──。
 あれから3年──。ラガッツは7月から千葉県・日本エアロビクスセンターでの合宿、そして、灼熱の夏を今年も北の大地で過ごす。

【文責・フォトグラフ=小谷 たけし】

セコムラガッツ   福岡サニックスブルース
前半 後半 得点 前半 後半
2 0 T 1 3
1 0 G 0 2
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
12 0 5 19
12 合計 24

セコムラガッツ position 福岡サニックスブルース
山賀 敦之 → 中井 高志 (PR) 杉浦 敬宏
安藤 敬介 (HO) 松園 正隆 → 加古川 雅嗣
田村 義和 → 千巌 和彦 (PR) 篠原 光弘 → 山際 明信
生沼 知裕 → 鈴木 学 (LO) 渡辺 正善 → 韓 裕造
丸山 隆正 (LO) 伊達 肇
小松 元気 → 齊藤 泰裕 (FL) 西浦 啓三 → D.ミュア
川口 和晃 (FL) 大庭 正裕
S.カペリ → S.カウチ (NO8) 西端 要
大野 達也 → 神尾 卓志 (SH) 籔本 貴久 → 徳永 剛
升本 草原 → 小原 義巧 10(SO) A.ヴァレンス
及川 英典 11(WTB) 永留 健吾 → 藤原 旭
今井 通 → R.アパヌイ 12(CTB) 菅藤 友 → 園田 晃将
姫野 拓也 13(CTB) 大庭 照光
河村 雄二 14(WTB) P.フィフィタ → 堀田 雄三
下瀬 央輔 15(FB) 古賀 龍二
[セコム得点者]
トライ 小松元1(前12分)、及川1(前41分)
コンバージョン 下瀬1/2
[サニックス得点者]
トライ 大庭正1(前2分)、堀田1(後7分)、永留1(後13分)、大庭照1(後21分)
コンバージョン 古賀2/4

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