SECOM RUGGUTs

2006年オープン戦

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試合日程/結果

セコムラガッツ  12 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 24
オープン戦 第3戦 開催地 神戸製鋼灘浜グラウンド
開催日 2006年6月10日 (土) キックオフ 13:00

FWの圧力ずしり、後半残り15分リードを守れず

明日の勝利のために、今、チームがやるべきこと

写真1:小松選手
写真2:樋口選手
写真3:正木選手
写真4:高根選手

 ビックプレーが生まれたのは前半30分。22mライン付近の左サイドでボールを受けたSOリチャード・アパヌイは、まるでサッカーのサイドチェンジのように、逆サイドへキックパス。意思を持った楕円球はディフェンスと併走しながらボールを追うWTB正木健介の胸にすっぽりと収まりそのままトライ。鮮やかなシーンにスタンドも大興奮。ラガッツは前半リードでゲームを折り返した。


 神戸遠征。オープン戦で神戸製鋼に胸を借りるのは初めてのこと。相手はイタリア戦を控えたジャパン組(といっても、大畑大介がケガした今、松原裕司ぐらいのものだが・・)と元木由記雄、伊藤剛臣、清水秀司らV7戦士こそお休みだったが、そこは百戦錬磨の戦闘集団。戦い方をアタマに、体内に徹底的に叩き込まれている。
 序盤はゴール前で、ここ一番の集中力を発揮しトライを狙ってくる相手の猛攻に耐える展開。モールで先制トライを奪われたラガッツは25分、お返しとばかりにモールを押し込んでNo.8シオペ・カペリが同点のトライ。そして、直後に前述のスーパープレーが生まれた。
 アパヌイのゲーム中のキックパスは実はこれが初めてではない。先週の日本IBM戦では右から左へキックパス。これも待ち構えていたWTB河村雄二ががっちりキャッチし「パスコンプリート」となったが、タッチに押し出されこのときはトライならず。
 前半7点をリードして折り返したラガッツだが、後半相手の密集プレーの核・LOロイス・ウィリスが獅子奮迅の働きを見せる。モールで出足を止められ、徐々に流れは神戸ペースに。24分まで同点のまま粘ったが、残り15分で2トライを許し、W杯サッカー、オーストラリア戦の侍ジャパンの如く、善戦空しく敗れる結果となった。
 「前半はリッチ(アパヌイ)中心にやりたいことができていた。そのリズムを保つことも大切だったが、できれば後半メンバーを代えて日本人だけの布陣になったところで、もう少し意地を見せてほしかった」と仲野哲也アシスタントコーチも唇をかんだ。
 春シーズンは徹底的に若手起用。後半小池善行主将に代わりSHに入ったのは京産大出身のルーキー・樋口勝也だ。「アタックセンスはないので、自分の武器はディフェンス」ときっぱり言い切る若武者は、それでも目の前の視界、密集サイドに穴が開くたび執拗に突破を図った。持ち味のタックルも要所で効果的に刺さったが「社会人と学生の一番の違いはコンタクトの強さ。正直、まだ怖いと思うこともある」と素直な弁。
 「あまり周りを気にしないタイプなので目標の選手とかはいません。しいていうなら、今は小池さんの存在があるので、そこを超えていって自分が試合に出られるようがんばりたい」(樋口)。ここ5シーズン、不動の9番を背負い続ける小池を脅かすのは果たして。昨年はベテラン大野達也、新人の神尾卓志がその座を争ったが、リーグ終盤ではいずれもリザーブに届かず。WTB鈴木貴士がSHのリザーブを兼ねる起用に落ち着いた。
 ゲームメーカーは10番ではなく、一番ボールを触る機会の多い9番だと認識する。少なくともラガッツのラグビー観はそこに落ち着くのが自然だ。大男に交じって小兵がチョロチョロと動き回り、周りを沈黙させるのはラグビーの痛快さの一つ。彼らの突き上げには是が非でも期待したい。
 さて、この日観戦に訪れたセコム兵庫本部の中田政信本部長。「いつもこちらでゲームがあるときは応援に来ているが、なかなか関西で勝ってくれない。本番ではラガッツの勝利が見たい」と苦笑いを含んでゲキ。14日に発表されたトップリーグ2006-2007の日程では、10月14日(土)に神戸製鋼戦、年明け1月8日(月・祝)にコカ・コーラウエストジャパン戦の2試合が大阪・近鉄花園ラグビー場で開催されることが決定した。
 今日の負けは大いなる未来への予感。そして、ラガッツはこの秋、もっと強くなる。

【文責・フォトグラフ=小谷 たけし】

セコムラガッツ   神戸製鋼コベルコスティーラーズ
前半 後半 得点 前半 後半
2 0 T 1 3
1 0 G 0 2
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
12 0 5 19
12 合計 24

セコムラガッツ position 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
小松 学 → 山賀 敦之 (PR) 平島 久照 → 北川 有広
川口 和晃 → 上野 進 (HO) 村上 正幸
千巌 和彦 → 田村 義和 (PR) 山本 翼 → 石井 良昌
沢口 高正 → 生沼 知裕 (LO) 吉田 永昊
丸山 隆正 (LO) R.ウィリス
高根 修平 (FL) 野澤 武史 → 池上 王明
岡本 信児 (FL) 林 慶鎬
S.カペリ → 小松 元気 (NO8) V.マパカイトロ → 高森 雅和
小池 善行 → 樋口 勝也 (SH) 苑田 右二 → 西田 陽平
R.アパヌイ → 下瀬 央輔 10(SO) 今村 友基 → S.ウェブ
正木 健介 11(WTB) 大門 隼人
升本 草原 12(CTB) 高倉 和起 → 大石 嶺
今井 通 → 小原 義巧 13(CTB) 竹下 敬介
及川 英典 → 河村 雄二 14(WTB) 小笠原 仁
長井 達哉 15(FB) 山本 大介 → 市来 大典
[セコム得点者]
トライ カペリ1(前25分)、正木1(前30分)
コンバージョン アパヌイ1/2
[神戸製鋼得点者]
トライ 村上1(前13分)、ウェブ1(後24分)、高森1(後38分)、モール1(後8分)
コンバージョン 今井友0/1、ウェブ2/3

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