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2005年トップリーグ

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2005-6年トップリーグ

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試合日程/結果

セコムラガッツ  19 クボタスピアーズ  54
トップリーグ 第10節 開催地 栃木県グリーンスタジアム
開催日 2005年12月18日(日) キックオフ 13:00

生き残りをかけた一番で完敗、マイクロ消える

判断ミスで空転も、地元埼玉での残り2戦にすべてを懸ける

 あとにはただ頂点への希望をつなぐ蜘蛛の糸が、きらきらと細く光りながら、空の中途に、短く垂れているばかりだった。なかなか遠い勝ち星。リーグも残すところあと3戦。大混戦のトップリーグは、シルバーコレクター・ヤマハ発動機ジュビロの失速が順位争いを混沌とさせ、不本意ながら下位チームのラガッツにとっては一節終わるごとに浮いたり沈んだり。この心細さといったら──。
写真1:今井選手
 マイクロソフトカップ出場権獲得圏内の8位に滑り込むため、崖っぷちに立たされている両チーム。ここまで10位のセコムラガッツと、11位のクボタスピアーズの対戦は、生き残りを懸けた後半戦の大一番となった。
 序盤、風下のラガッツは不用意なキックから自滅する。ボールポゼッションを上げ、果敢に勝負していくはずが、キックの使い方、判断のミスで簡単にスコアを許してしまう。前半6分、カウンターから外に振られ、FBダミアン・マクイナリのトライ。17分には同じくマクイナリがゴール前で裏へのショートパントを上げ、ラガッツの選手と交錯。今季セコム戦3戦目の笛となる桜岡将博レフリーは、レイトチャージのペナルティでクボタの認定トライを宣告する。
 「アタックからディフェンスへの切り替えの遅さ。この部分での失点があまりにも多い」(齊藤政美コーチ)。20分にもマクイナリにトライをされ、8月のオープン戦に続き、この男にかき回される形に。攻め込んではミスからキック一本で戻される。そこでまたミス。この悪循環。前半終了間際に、WTB及川英典のトライで一本返したが、16点のリードを許しての折り返しとなった。
写真2:カウチ選手写真3:及川選手
写真4:千巖選手
写真5:岡本選手
 後半、なんとか先手が欲しいラガッツだったが、先にスコアを動かしたのはクボタだった。6分、攻め込んでいながら、カウンター一発で切り返されると、CTB渡海谷保にトライを許す。「これだけミスが出てしまうと、さすがにラグビーにならない」(HO安藤敬介)。途中出場のPR千巖和彦やスタメン3戦目となるNo.8スコット・カウチらの奮闘でFW陣はゲームを作ったが、後半も相手のパントに対するキック処理、ルーズボールへの反応。度重なるノックオンやパスミスなどでチームはいいところなく、次々と失点を重ねていった。
 球際で下げられ、タックルも思うように決まらない。タッチを狙って蹴ったボールはラインを割らず、そこでもカウンターの餌食となった。
 今季10年ぶりにジャパンのスコッドに復帰した相手のLO赤塚隆の縦突進、さらには前半からきついマークで仕事をさせなかったNo.8トウタイ・ケフにも2本のトライを献上すると、かつては王者サントリーの指令塔、昨年はサニックスでトップリーグ昇格請負人、今季からクボタのゲームメーカーを務め、常にラガッツの行く手に立ちはだかってきたSO伊藤宏明のキックも、徐々に冴えを見せていった。
 ラガッツも、10分すぎからは早めの選手交代で流れを変え、23分にFL岡本信児、28分にはWTB鈴木貴士が3戦連続となるトライを決め、追い上げを見せるが、後半はそれ以上に失点がかさみ、点差を詰めるには至らず。結局終わってみれば8トライ、54点を失い文字通りの完敗となってしまった。
写真6:小池主将
 後半戦の大一番と位置づけ、強い気持ちを持って臨んだゲーム。「いい準備ができたのに・・・。大事なゲームの大事な局面でミスが出てしまった」とベテランの上野進。この日、8位のワールドファイティングブルが全勝の三洋電機ワイルドナイツを破る金星を挙げたため、ラガッツの8位以上の可能性が完全に消滅。リーグ終了後の入替戦出場が確定した。
 「やろうとしていることができなかったのは残念。気持ちを切り替えて、熊谷での残り2戦(12/25福岡サニックスブルース戦、1/7三洋電機ワイルドナイツ戦)に全力をあげて戦うしかない。しっかり自分たちと向き合って、ここからもう一度みんなでやっていく」(小池善行主将)。
 シーズン前、加藤尋久ヘッドコーチは今季を「12チーム中12番目というランク付けから、どこまで上位にいけるかのチャレンジだ」といった。9戦を終えていまだ1勝止まり。頂点はもう午(ひる)近くになったであろうか。まだまだ、決してメジャーではないチームのカラーを色濃く残すためにも、地元・埼玉に戻っての2試合。ラガッツが揺るぎない信念を爆発させる。
【文責=小谷たけし】
セコムラガッツ   クボタスピアーズ
前半 後半 得点 前半 後半
1 2 T 3 5
0 2 G 3 4
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
5 14 21 33
19 合計 54
10 反則 10
セコムラガッツ アキ クボタスピアーズ
トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート ポジション トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート
    山賀 敦之  (PR)     佐川 聡 
    上野 進  (HO)     荻原 要 
    竹内 基詔  (PR)     金子 創 
    生沼 知裕  (LO)     鈴木 康太 
    セネ タアラ  (LO)     赤塚 隆 
    渡邉 庸介  (FL)     山口 貴豊 
    岡本 信児後23分 (FL)     鈴木 力後21分
    スコット カウチ  (NO8)     トウタイ ケフ後19,42分
    小池 善行  (SH)     井上 碩彩 
    長井 達哉2/3 10(SO)     伊藤 宏明7/8
    鈴木 貴士後28分 11(WTB)     柴原 英孝 
    艶島 悠介  12(CTB)     渡海谷 保後8分
    今井 通  13(CTB)     河津 賢太郎後37分
    及川 英典前39分 14(WTB)     小堀 弘朝  
    下瀬 央輔  15(FB)     ダミアン マクイナリ前6,20分
    安藤 敬介  16(R)     田中 宏治 
    千巖 和彦  17(R)     伊藤 邦行 
    澤口 高正  18(R)     川井 一馬 
    小松 元気  19(R)     岩上 篤史 
    遊佐 和彦  20(R)     西田 英樹 
    セレマイア バイ  21(R)     花井 良達 
    ノーマン リガイリ  22(R)     ジョー ロフ 
       -     認定トライ前17分
凡例
後半9分5.タアラ → 18.澤口 交替 後半18分1.佐川 → 17.伊藤邦
15.下瀬 → 21.バイ 2.萩原 → 16.田中
後半18分1.山賀 → 16.安藤 後半20分15.マクイナリ → 22.ロフ
2.上野 → 17.千巖 後半22分6.山口 → 19.岩上
後半28分14.及川 → 22.リガイリ 後半36分9.井上 → 20.西田
8.カウチ → 19.小松 後半38分4.鈴木康 → 18.川井

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