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2005年オープン戦

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試合日程/結果

セコムラガッツ  14 サントリーサンゴリアス  31
秋のオープン戦 第3戦 開催地 サントリー府中グラウンド
開催日 2005年11月26日 (土) キックオフ 13:00

芯を通した練習マッチ。結果、土つくも勝負の後半戦へ一丸

「ステップ・バイ・ステップ」と加藤ヘッド。勝ち星重ね、マイクロソフトカップめざす

写真1
写真2
写真3
写真4

 その瞬間、「あっ」という声にもならない声が、小池善行主将の口からこぼれた。2点をリードして迎えた後半28分、敵陣22mラインの内側まで入り、逆転のチャンス。今日2トライをマークし、判断に冴えを見せていたSH小池主将。スクラムから出したボールを内側へ戻そうと放ったパスは、サントリーのSH森岡恵三の手にすっぽりと収まった──。
 WTBもこなす俊足ランナーの独走。またしても、勝ちゲームが手のひらから零れ落ちた。


 今季、公式戦まだ未勝利のラガッツ。こうも負けが込んでくれば戦力分析もネガティブになりがちだが、トップリーグ前半戦を振り返ると、随所に光る要素もあったのも事実だ。第一に挙げられるのがセットプレーの安定。小粒なエイトは、東芝府中やトヨタ自動車を敵に回しても「スクラムで劣勢に立たされたことは一度もなかった」(HO安藤敬介)。ラインアウトも長身LO鈴木学を軸に、高い確率でボールをキープしている。
 また、12チームの中でペナルティは一番少なくフェアプレーランキングでも、トップに位置するラガッツ。「トップリーグの中で一番フィット(めざすラグビーの方向性が明確)しているチーム」(FLスコット・カウチ)。逆にウィークポイントとなる、立ち上がりの悪さ、大事な局面での失点。ミスからのターンオーバーなど、課題を一つずつクリアにして、後半戦に臨みたいところだ。
 この日は、まず立ち上がりという部分で相手のミスからWTB及川英典がインゴールを陥れ先制。やはり、先にスコアするだけで、雰囲気は雲泥の差だ。しかし、サントリーも両CTBにライアン・ニコラス、ピタ・アラティニという外国人を起用する攻撃的な布陣で、すぐさま反撃に転じる。
 16分、スクラムからそのニコラスが抜けると、オフロードでアラティニにパス。アラティニがゴール前まで運び、SH澤木智之がすぐさま同点トライ。2分後にもニコラスからアラティニと、二人に料理され、連続トライを許した。アラティニはこの日計3トライ。
 余談になるがサントリーが、両外国人CTBの布陣を敷くのは初めてではない。2002年度シーズンの第40回日本選手権準決勝、リコー戦でアルフレッド・ウルイナヤウ、アラマ・イエレミアのコンビを先発でテストしている。三連覇を狙った王者が、さらにもう一段階高みをめざした試みだったのだが、歴史を紐解くとなんとこの試合が、今日におけるサントリーの全国大会(日本選手権、マイクロソフトカップ)最後の白星。絶対的王者のいない戦国時代の乱世。安穏とした時間のないことを痛感する──。
 逆転されたラガッツだが、この日は相手のミスにも素早くつけこんだ。20分、レフリーがサントリーのペナルティにアドバンテージを見た場面、「笛か」と一瞬生まれたスキある空気を、小池主将が切り裂いてゴール右隅にトライ。終了間際にも、相手のレイトチャージで一気にゴール前まで迫ると、早いリスタートから、勢い良く走りこんだFL岡本信児がトライ。ロスタイムにも小池主将がトライを奪い、逆転して折り返した。
 後半も8分、モールを力強く押しこんで、FL堀越健介が抜け出すと、相手FLの元申騎を引きずりながらトライ。先手を取って優位かと思われたが、その後、ミスから4連続トライで「またしても勝てたはずのゲーム」(齊藤政美コーチ)を逃す形となった。
 結局、最後は自分たちのミスから。課題全てをクリアすることはできなかったが「ステップ・バイ・ステップ。すぐには変われない。だからこそみんなが努力しなければならない部分。うちのチームには完成された人間なんか一人もいない。その分、成長するのびしろは他のチームよりたくさんある」と加藤尋久ヘッドコーチ。
 師走となれば、いよいよトップリーグ後半戦がスタート。12月は毎週日曜日ゲームが続く。マイクロソフトカップ出場のためにも、「もう一つも負けられない」(小池主将)ラガッツが、巻き返しの4連戦。まずは初戦、盛岡の地で初白星へ向け走り出す。
 
【文責・フォトグラフ=小谷 たけし】

セコムラガッツ   サントリーサンゴリアス
前半 後半 得点 前半 後半
4 1 T 3 4
2 1 G 3 3
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
24 7 21 26
31 合計 47
8 反則 7

セコムラガッツ position サントリーサンゴリアス
山賀 敦之 → 千巖 和彦 (PR) 長谷川 慎 → 林 仰
上野 進 → 安藤 敬介 (HO) 坂田 正彰 → 東野 憲照
竹内 基詔 (PR) 川村 拓也 → 池谷 陽輔
生沼 知裕 → 澤口 高正 (LO) 脇 健太
鈴木 学 (LO) 田原 太一 → S.メイリング
渡邉 庸介 → 小松 元気 (FL) 大久保 尚哉 → 高野 貴司
岡本 信児 → S.カウチ (FL) 若松 大志 → 元 申騎
S.タアラ → 堀越 健介 (NO8) 瀬川 貴久
小池 善行 (SH) 澤木 智之 → 森岡 恵三 → 田原 耕太郎
仲野 哲也 → 大野 達也 10(SO) 菅藤 心 → 浅田 朗
及川 英典 11(WTB) 北條 純一
艶島 悠介 12(CTB) R.ニコラス → 山口 大輔
今井 通 13(CTB) P.アラティニ
鈴木 貴士 14(WTB) 伊藤 俊平
下瀬 央輔 15(FB) 浦田 修平
[セコム得点者]
トライ 小池2(前16・後43分)、及川1(前11分)、岡本1(前36分)、堀越1(後8分)
コンバージョン下瀬3/5
[サントリー得点者]
トライ アラティニ3(前18・後11・38分)、澤木智1(前16分)、若松1(前28分)、北條1(後16分)、森岡1(後28分)
コンバージョン ニコラス3/3、アラティニ3/4
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