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2005年トップリーグ

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2005-6年トップリーグ

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試合日程/結果

セコムラガッツ  14 ヤマハ発動機ジュビロ  57
トップリーグ 第2節 開催地 ヤマハスタジアム
開催日 2005年09月25日(日) キックオフ 18:00

トップリーグの洗礼、後半突き放され思わぬ大敗

リガイリ古巣相手に大暴れ、一時は同点も勝負どころでリズム崩す

 人口9万人弱。磐田市はヤマハの街だ。ここでは、この世にあるすべてのスカイブルーという色はヤマハのためにあるのかという錯覚にすら陥る。スタジアムの座席シート。ジュビロのスポンサーであるNestleの看板。そして、台風一過で快晴となった青い空までも。
 一色に染め上げられた世界では、自分の携帯電話や、ラガッツのタイのストライプに使われているブルーですら、恨めしく思えてしまう。圧倒的なアウェーでの戦い。ラガッツの“CHALLENGE 2005”第2戦目──。
写真1:整列
写真2:鈴木学選手
 試合1時間前、16日に他界した生沼元選手の追悼ビデオが流された。選手・スタッフはピッチに並んで立ち、肩を組んで映像に見入った。その中には、生沼元の弟・知裕の姿があった。
 「たまには外に出た方がいいと加藤さんに声を掛けてもらって。今日は一人で応援にきました」と生沼知。葬儀などでしばらくチームを離れていたが、久々に元気な姿を見せた。
 ゲームは前半、立て続けに2トライを奪われ0-14とリードを許したラガッツだが、この日が公式戦デビューとなる身長2mの長身LO鈴木学がセットプレーでいい働きを見せる。前節乱れたラインアウトの確保、スクラムの安定。相手ボールにもプレッシャーをかけ流れを引き寄せると、13分。その鈴木学のターンオーバーからSH小池善行主将へとボールが渡り、最後はWTBノーマン・リガイリ。ライン際を駆け抜けたリガイリは30mを走りきってトライ。2年前に在籍していた古巣・ヤマハ発動機相手に意地を見せる。
 さらに、続く22分。ラガッツは自陣ゴール前でルーズボールを拾うと、再びリガイリへ。自陣深くからのカウンターアタックを誰も止められない。今度は60m独走のトライで連続スコア。FB長井達哉のゴールも決まり同点に追いつく。その後、1トライを許し14-21でハーフタイムを迎えた。
 トップリーグデビューの前半を振り返り、鈴木学は「セットプレーの安定を課題にゲームに臨んだので、その点はよかったと思います。学生上がりで社会人とはあまりやってこなかったので、一発強烈なのを喰らったときはむしろ嬉しかった」。
写真3:リガイリ選手
 確かな手ごたえを感じながら、逆転を狙いに行った後半。だが、キックオフからの攻撃で逆にヤマハ発動機のNo.8木曽一選手にビックゲインを許す。一気にゴール前まで運ばれると、最後はきっちりCTBネイサン・ウィリアムスにスコアされ、リードを拡げられる。「タックル、タッチキック、どれを取っても基本を今一度徹底しなければいけない。前半終わっていけると思ったが後半は想像以上に相手に走らされた」(FL岡本信児)。
 また、憎いほどの正確なキックでゲームをコントロールするウィリアムス選手一人に、3トライを含む32得点をマークされるなど、後半だけで5トライ、計36点を失い終わってみれば17-57と思わぬ大敗を喫する形となった。
写真4:正木選手
写真5:記者会見
 「数字が表す通り、完敗でした。あわよくば、足元をすくってやろうと意気込んで準備してきたが、ヤマハさんの厳しいディフェンスを最後まで崩しきることができなかった。ここ、という勝負のアヤでミスが目立ったのに対し、相手はそこをきっちりとやってきた。そこに真の強さを感じた。後半の立ち上がり、あそこで敵陣にいければまた展開も変わったと思う」(加藤尋久ヘッドコーチ)。
 スタンドで黒岩純コーチらと共にゲームを観戦した生沼知。試合後、ロッカールーム前で選手を出迎えた。選手たちは口々に「ごめんな」、「次絶対勝つから」、「情けない試合して悪い」と頭を下げた。
 「この何日間で、ラガッツの熱さを感じた。ラガッツってめちゃくちゃ熱いですよね。他のチームにはない雰囲気。これがファミリーなんですかね。試合でみんなの姿見てたらオレもやんなきゃと思いましたよ。燃えたぎるものがふつふつと。東京帰ったら、すぐに練習やります」(生沼知)。
 亡き兄と同じポジションであるLO。生沼兄弟はベテラン澤口高正、元サモア代表のセネ・タアラらとレギュラー争いを繰り広げてきた。この日、ルーキーの鈴木学が先発起用に応える活躍。開幕からメンバー入りを果たす丸山は同期入社、大東大時代からコンビを組む間柄だ。「マナブ(鈴木学)にもマル(丸山隆正)にも負けてられないですから」(生沼知)。
 開幕連敗となってしまったラガッツだが、次戦は秩父宮に戻って難攻不落の東芝府中戦。生沼知が戦列復帰し、王者を相手に泥臭く、タフなハートで勝負に挑む。
【文責=小谷たけし】
セコムラガッツ   ヤマハ発動機ジュビロ
前半 後半 得点 前半 後半
2 0 T 3 5
2 0 G 3 4
0 0 PG 0 1
0 0 DG 0 0
14 0 21 36
14 合計 57
12 反則 9
セコムラガッツ アキ ヤマハ発動機ジュビロ
トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート ポジション トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート
    山賀 敦之  (PR)     高木 重保 
    安藤 敬介  (HO)     中林 正一前30分
    石塚 陽介  (PR)     山村 亮 
    澤口 高正  (LO)     石神 勝 
    鈴木 学  (LO)     勝又 貴光 
    渡邉 庸介  (FL)     澤田 昇 
    岡本 信児  (FL)     串田 義和 
    セネ タアラ  (NO8)     木曽 一 
    小池 善行  (SH)     村田 亙 
    仲野 哲也  10(SO)     大田尾 竜彦 
    正木 健介  11(WTB)     辻井 厚之前10,後43分
    艶島 悠介  12(CTB)     ネイサン ウィリアムス後2,20,39分,
7/8, 1/1
    今井 通  13(CTB)     今利 貞政 
    ノーマン リガイリ前13,23分 14(WTB)     マリカ ブニバカ 
    長井 達哉2/2 15(FB)     冨岡 耕児前5分
    上野 進  16(R)     米倉 隆之 
    千巖 和彦  17(R)     中越 将通後36分
    丸山 隆正  18(R)     中野 大介 
    小松 元気  19(R)     本間 俊治 
    大野 達也  20(R)     佐藤 貴志 
    セレマイア バイ  21(R)     守屋 篤 
    鈴木 貴士  22(R)     ブレンダン レーニー後35分シンビン
凡例
後半19分2.安藤 → 16.上野 交替 後半16分14.ブニバカ → 22.レーニー
後半22分4.澤口 → 19.小松 後半18分9.村田 → 20.佐藤
後半30分14.リガイリ → 22.鈴木貴 後半19分2.中林 → 16.米倉
13.今井 → 21.バイ 後半23分5.勝又 → 18.中野
後半37分9.小池 → 20.大野 後半30分1.高木 → 17.中越
1.山賀 → 17.千巖 後半31分13.今利 → 21.守屋
8.タアラ → 18.丸山 後半37分7.串田 → 19.本間

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