SECOM RUGGUTs

2005年オープン戦

冬シーズン

●第1戦

秋シーズン

●第1戦
●第2戦
●第3戦

夏シーズン

●第1戦
●第2戦
●第3戦
●第4戦
●第5戦
●第6戦
●第7戦
●第8戦

春シーズン

●第1戦
●第2戦
●第3戦
●第4戦
●第5戦
●6戦
●第7戦
●第8戦
●第9戦


試合日程/結果

セコムラガッツ  66 釜石シーウェイブス  5
夏のオープン戦 第4戦 開催地 盛岡南公園球技場
開催日 2005年8月13日 (土) キックオフ 13:00

田村の恩返し、古巣相手に闘志ムキ出し

たなびく大漁旗に鉄人・桜庭登場で、ラガッツの若手にもいい刺激が

写真1
写真2
写真3
写真4

 なんて気分がいいのだろう。盛岡駅から東北本線に乗り継いで2駅。ひなびた駅舎を出て、グラウンドへと続く田んぼ道。一雨去った後の生ぬるい湿気、眼前には収穫前の稲穂が一面に広がり、風になびいてはキラキラ輝いている。
 風景もさることながら、すれ違う人がみな親切だ。あいさつをくれ、懇切丁寧に道を教えてくれる。ここ盛岡には人の優しさ、温かさが溢れていた。大きな向日葵を見つけると、それだけで自然と笑みがこぼれてしまう。カメラ機材やら、試合メンバー表やら、応援グッズやらの大荷物がなければ、時間をかけてゆっくり歩きたかった味わいだ。


 ゲームが行われたのは、盛岡南公園球技場。2面あるグラウンドの片面ではサッカーが行われていた。ここは12月のトップリーグ第8節で、リコーブラックラムズと対戦が決まっている会場でもある。
 北見合宿から好調を維持しているラガッツ。選手の強い眼差しにも自信がみなぎる。「今は上のリーグにいるっていうプライドがある。相手との点数で力の差が実感できるし、練習でやったことが実になっているのがわかる。ミスもあるけど、なぜか上手くいくんですよ。去年よりも不思議と。やりたいことができるからラグビーが本当に楽しい」(FL小嶋辰紀)。前半からノーマン・リガイリ、鈴木貴士という快足両WTBにボールを集めるゲームプランでトライを重ね、40−0と危なげなくリードを広げていった。
 後半に入ると、強さの増した雨の中、今年の2月まで釜石に在籍していた田村義和が出場。「いつもより緊張してるのが自分でもわかった」と振り返るが、開始わずか1分で相手との小競り合いが勃発。あわやの乱闘騒ぎに、普段はおとなしい田村が、このときばかりは闘志をむき出しにした。「みんな仲良い人たちばかりで、どこか遠慮みたいなのがあったけど、あれで一気に吹っ切れた」(田村)。
 青森出身、釜石で開花した遅咲きのプレーヤー。学生時代は写真部に在籍していた異色のラガーマンは、トライこそならなかったが、一回り大きくなった体をフルに生かし、東北のファンへ成長した姿を披露して恩返しをした。「あれだけタックルもいって、アグレッシブな動きをされると自分たちにとっても励みになる。オレも負けずにいかなきゃって思えてくる」(HO上野進)。試合は田村の活躍もあって、ラガッツが10トライを奪って快勝した。
 悲願のトップリーグ昇格を目指す釜石は男38歳、3度のW杯出場経験を持つ元日本代表(キャップ43)LO、桜庭吉彦ヘッドコーチが後半フル出場。今季から再び選手登録している鉄人は「ひと言完敗です。ボール争奪の強さ、継続の精度の高さ、しつこさ、すべてでうちを上回っていた。チームとしてのまとまりのよさが感じられた」と肩を落としたが、スクラムでは杭を打ち、ラインアウトではラガッツの空中での自由を奪うなど随所に若手の見本となるプレーを披露。「いるだけで迫力が違った」(PR千巖和彦)と当時を知らないラガッツの選手たちにとっても、いい経験になったようだ。
 ここ、岩手の地は「銀河鉄道の夜」、イーハトーブ宮沢賢治童話の世界。異次元空間へと人々を導く入口が用意されている。ラガッツの司るすべての命題は、心象や時間、それ自身の性質として、トップリーグの中で息づき、そしてきらびやかに主張されていく。  
【文責・フォトグラフ=小谷 たけし】

セコムラガッツ   釜石シーウェイブス
前半 後半 得点 前半 後半
6 4 T 0 1
5 3 G 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
40 26 0 5
66 合計 5
11 反則 18

セコムラガッツ position 釜石シーウェイブス
千巖 和彦 (PR) 浅田 哲哉
上野 進 → 川口 和晃 (HO) 松井 康輔
竹内 基詔 → 田村 義和 (PR) 武藤 恵介 → 重枝 孝二
都出 清士郎 → 丸山 隆正 (LO) 三浦 健博
鈴木 学 (LO) 保坂 豪 → 桜庭 吉彦
堀越 健介 → 小嶋 辰紀 (FL) 三浦 智拓 → 佐野 竜介
岡本 信児 → 姫野 拓也 (FL) 京野 和也
脇屋 洋一 (NO8) F.デビタ
小池 善行 → 神尾 卓志 (SH) 池村 章宏
仲野 哲也 → 小原 義巧 10(SO) 西田 登喜
鈴木 貴士 11(WTB) 村上 泰隆
遊佐 和彦 12(CTB) 津田 康太
今井 通 → 松田 耕記 13(CTB) 金 和則
N.リガイリ 14(WTB) 金丸 健
下瀬 央輔 → 長井 達哉 15(FB) 篠原 洋介
[セコム得点者]
トライ リガイリ2(前5分、後40分)、仲野1(前23分)、今井1(前28分)、鈴木学1(前40分)、下瀬1(後18分)、鈴木貴1(後33分)、不明3(前17分、33分、後5分)
コンバージョン 下瀬4/6、長井3/3、鈴木貴1/1
[釜石シーウェイブス得点者]
トライ デビタ1(後18分)
コンバージョン 西田0/1
ページトップへ戻る


SECOM 信頼される安心を、社会へ。 お問い合わせ セコムラグビー部