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試合日程/結果

セコムラガッツ  29 栗田工業  24
トップイーストリーグ10 第4戦 開催地 セコムラグビーフィールド
開催日 2004年10月3日(日) キックオフ 14:00

勝って反省、3連勝にも危機感募らせる

流れ変えられず、わずか5点差薄氷の勝利

写真1  苛立ち、雨、ミス。「自分勝手にやんなや、なんでそんなにイラついてんねん」(川口和晃)。焦燥感、ペナルティ、失点。雨・雨・止まない雨──。「簡単に蹴るな。ボール動かせ!」(小池善行)。見えないプレッシャーに帆をへし折られ、舵を取られた航海の果てに、辿り着いたノーサイド。その差はわずか5点にまで縮まっていた。
「受けて、勝てるようなチームじゃないのに、気持ちの甘さとか弱さとか、うちの膿(うみ)みたいなものが全部出てしまった」(小池)。前半は悪くない展開だった。キックで敵陣深くに入るとゴール前でスクラムを強烈にプッシュ。計5度のスクラムを組んで最後は相手コラプシングのペナルティで認定トライ。力の差は歴然だった。その後、どしゃ降りの雨で試合は膠着状態となるも、前半終了間際にはゴール前5メートルスクラムをそのまま押し込んでスクラムトライ。前半プレーしただけで、見る影もないほど泥まみれになったユニフォームを着替えると、相手を突き放すゲーム展開をイメージし、選手たちはグラウンドへと飛び出していった。
 後半も、先手を取ったのはラガッツだった。「雨であっても、ポジション取りやボールの持ち方など小さなことをケアして、ミスをしない工夫をする。そうすれば、雨の中でもボールを動かし、普段通りに攻めることができる」(加藤尋久ヘッドコーチ)。それを実践してみせたのが11分のプレー。グラウンド中央のラックから右に左に展開し、ゲインラインを一つずつ突破していく。3次、4次とアタックし続けるうちに、相手ディフェンスラインは崩れ、最後はWTB正木健介が空いたスペースを走りきるだけだった。この時点で26-3。だがこの後、点差は開かなかった。
写真2 写真3
 リードを許した栗田工業は思い切った攻めに出てきた。がむしゃらにボールに絡み、一か八かでインゴールにボールを蹴り込んできた。ラガッツはそれをまともに受けてしまった。冒頭の小池の言葉がすべてを物語っている。「横綱相撲を取って、相手のリズムの中でゲームを過ごしてしまった」(小池)結果、最後まで相手を圧倒するプレーは見られなかった。
 ゲーム終了後、うつろな表情のまま、ファンや社員の方に頭を下げる選手達。「最悪のゲームをしてしまった」とこの日はメンバーから外れた渡邉庸介主将も唇をかんだ。こんなにもひどい天気の中、応援にきてくれた人たちのことを少しでも思うことができたか。みんな自分たちの為だけに戦っているわけじゃなかろうに。そういう部分も含めての練習をしてきたんじゃなかったのか。
写真4 写真5
 ひたむきな栗田工業に教えられたものは沢山あった。無骨に体を当て、ラガッツの前に出てきた。悲しいかな、それを受けて、下がったのは我々の方だった。幸いにも勝って反省できる。だが、もう次はない。ゲームは続く。今週も、来週も。そして、負けることなど許されない戦いはまだ始まったばかりだ。
 よもや忘れたなどと言わせない。グラウンドにも立てず、ジャージーすら纏えない仲間の存在を。好きなラグビーをやりたくてもできない人間がすぐそばにいることを。
 もう一度、原点に戻ろう。「常勝」を掲げたシーズン、このつまづきを警鐘ととらえたい。
【Text by 小谷たけし】

セコムラガッツ   栗田工業
前半 後半 得点 前半 後半
2 2 T 0 3
2 1 G 0 3
0 1 PG 1 0
0 0 DG 0 0
14 15 3 21
29 合計 24
17 反則 15

セコムラガッツ アキ 栗田工業
トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート ポジション トライ ゴール ペナルティゴール ドロップゴール プレーヤー ノート
        山賀 敦之   (PR)         紙田 周平  
        川口 和晃   (HO)         内海 清行  
        竹内 基詔 前38分 (PR)         杉本 仁 後43分
        澤口 高正   (LO)         O.イワシタ  
        I.アフェアキ   (LO)         来嶋 新  
        小嶋 辰紀   (FL)         安藤 基行  
        齊藤 泰裕   (FL)         大山 圭三  
        脇屋 洋一   (NO8)         K.ディゴルディ 後28分
        小池 善行 後17分 (SH)         岡本 考司  
        鈴木 健   10(SO)         新井 雄一 3/3, 1/1
        及川 英典   11(WTB)         金子 智臣  
        阿部 祐大   12(CTB)         大野 光正  
        艶島 悠介   13(CTB)         高木 弘之  
        正木 健介 後11分, 3/4, 1/1 14(WTB)         伊集院 和憲  
        N.リガイリ   15(FB)         土生 智之  
        安藤 敬介   16(R)         衛藤 嘉洋  
        千巖 和彦   17(R)         吉澤 和也  
        丸山 隆正   18(R)         小玉 学  
        S.タアラ   19(R)         黒沢 彰  
        鈴木 貴士   20(R)         藤井 貴之  
        堀籠 道也   21(R)         内山 浩文  
        石橋 秀基   22(R)         D.パーキンソン 後37分
        認定トライ 前13分            
凡例
後半4分 7.齋藤 → 18.丸山 交替 後半19分 4.イワシタ → 19.黒沢
後半21分 5.アフェアキ → 19.タアラ 14.伊集院 → 22.パーキンソン
13.艶島 → 22.石橋    
後半36分 18.丸山 → 17.千巖    


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