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2010 Hot News

夏合宿リポート −激しく、タフに。充実の夏!−

おっさんパワー炸裂! 炎天下、大学最強の東海大をスクラムで制圧
10年ぶりの若松休養村で心身鍛えたラグビー漬けの1週間

北見市マップ
 最果ての地・道東。冬はオホーツクの流氷が優美なこの地は、どこまでも広大な自然が広がる。そして北見がラグビーで賑わう夏は、とかく暑く、とにかく熱い。
 8月7日(土)に始まった合宿の序盤は、かつて日本一の晴天率を誇ると言われたこの地域らしく、灼熱の炎天下が続いた。グラウンドでは39度を記録。市内では熱中症で搬送される人が相次いだ。2年ぶりの北海道、ラガッツ一同は10年ぶりに若松自然休養村でお世話になる。目の前にはスキー場が広がり、青々と茂ったゲレンデの風景が選手たちの雑念を沈め、ラグビーだけにのめりこむための1週間を力強く後押しする。
 今年の合宿に参加することができた選手は23名。1ヵ月後にシーズン開幕を控えるとあって、北の大地での時間がどれほど重要な意味を持つかは、言わずもがなである。
セコムラグビー部1:渡邉監督、千巌選手、安藤選手
シーズンを見晴るかし、いま勝負をかけるとき
【PHOTOGRAPHED BY YUKA SHIGA】

職場の仲間から地元名産が差し入れ

 初日はこの合宿のメインテーマの一つであるディフェンスシステムの構築、タックリングを行った選手たち。2日目には一気に練習強度を上げ、タックリングとミニゲーム。SAQ(=スピード・アジリティ・クイックネス)を磨く練習に没頭。3日はやはリディフェンスを中心に、FW・バックスに分かれてのチームランでフィットネス向上に努めた。「試合で勝利するイメージと、特にディフェンスにおいてのチーム内での意思疎通、アタックパターンに多くの時間を割いた」(渡邉庸介監督)。
 普段はなかなか揃わないメンバーが集まり、毎晩行われたミーティングも効果的だった。「昨年とはやろうとしていることが全然違うので、試合の映像を見ながら意見交換をした。昨年と今年の試合の映像と見比べながら議論することで、自分たちのスタイルの変化にあらためて気づくことができ、どう戦うか、戦う上でさらに必要なことは何なのかを確認できた」(升本草原バイスキャプテン)。
 さて、休養村の最高に美味しい朝・昼・晩の食事でサイズアップを図る選手たちのもとに、さらにうれしい差し入れが届いた。カラダの疲れもピークに差しかかろうという10日の昼過ぎ。セコム北海道事業部北見営業所の増田智昭営業所長がわざわざ届けてくれたのが、太陽の光をいっぱいに浴びて、甘みたっぷりに育った地元産のメロンにとうもろこし、そして栄養ドリンクの数々。果物と野菜の甘みが節々の痛みも気分も和らげてくれる。あらためてこの場を借りて御礼を申し上げたい。
セコムラグビー部2:東海大とのスクラム練習
東海大とのスクラム練習ではおっさんの意地見せる
セコムラグビー部4:モール
ラインアウトからのモールでは激しくやり合う場面も
セコムラグビー部4:安藤選手のアドバイス
安藤敬介は日本代表HOの木津にアドバイス(右は東海大・木村季由監督)

試合前日に激しくカラダをいじめ抜く

 そして、今合宿のハイライトはなんといっても10日午後に行われた東海大との合同練習だろう。網走に出向いての練習は、トップキュウシュウに籍を置く中国電力と、3チーム合同で行われた。まずはFWのセッション。当初は2チームずつ順繰りにスクラムを組んでいく予定だったが、1本目でセコムと東海大が組んだ瞬間、雰囲気が一変。その後はセコム×東海大A(主力組)、中国電力×東海大のB・C(控え組)に分かれての練習となった。  昨季、大学選手権準優勝の東海大は悲願の大学日本一に挑むシーズン。特にHO木津武士、FLマイケル・リーチという日本代表を擁するFWは、顔を見なければどちらが社会人なのか見紛うほどのサイズを誇る。
 せっかくなので、その顔ぶれを紹介しておこう。東海大の1列は三上正貴と中川昌彦の両PRに、HOの木津。LOは次代のJAPANを担う期待の星・三上匠に安井龍太だ。3列はリーチと、これまた将来を嘱望されるバイスキャプテンの稲橋良太。そしてキャプテンの前川鐘平という8人。前5人平均で8kg、8人合計で50kg以上も軽いラガッツは、果たして社会人としての意地を見せることができるのか。両チームのメンバーが見つめる中、1本、また1本と骨のきしむ音を響かせながら始まったスクラム練習は、意外な展開となった。
 新ルールに合わせてFWのまとまり、タイミングを確認しながら、熱を帯びるラガッツのFW陣。「おっさんパワーを見せ付けてやりたかった」とHO安藤敬介が話すように、老獪な社会人のテクニックで若い大きな壁をグイグイと押し込んでいく。
 連日の猛練習で学生には疲労の色が見られたが、大学最強の呼び声も高い東海大FWを相手に、時間にして1時間半、炎天下での怒濤のスクラム50本を制圧したのはラガッツだった。「サイズもデカいし、重いし、少しでも気抜いたらやられるけど、スクラムが力だけじゃないところを見せられた」と職人・山賀敦之も満足顔。数回組んですぐに相手の癖を見抜き、徹底的にウィークポイントを攻め続けたHOの安藤は練習後、日本代表の木津にマンツーマンでアドバイスを送った。
 そして「プロップは一回組んだら全員友達」という山賀のもとにはPR陣が集まり、恒例のスクラム談義≠ェ延々と。東海大OBの中村功知、姫野拓也らも久しぶりの後輩たちと旧交を温めた。今の4年生が新人のとき最上級生だったPRの中村は「気合も入ったけど、どこか懐かしかった。一緒にやれて嬉しかったって方が大きい。学生はすごい強かった。一人ひとりの役割がちゃんと決まっていたし、それをやるためにしっかりまとまってた。自分よりも強いだろうなって思って練習に行ったので、逆に教えられることのほうが多かった」。
セコムラグビー部5:山賀選手と薫田真広氏
スクラムを語る薫田真広日本A代表監督と山賀敦之

トップリーグの経験値は今も生きている

 一方のバックスは3チーム入り乱れて、激しいコンタクトありの練習。20分を3セット。部員不足で普段、相手をつけての練習ができないラガッツにとっては、あまりにも貴重な生きた練習≠積むことができたが、その代償に負傷者も続出。翌日にブルーシャークス戦を控えていただけに心配されたが、幸いにもシーズンに響くほどの大きなケガ人はでなかった。
 合同練習後、東海大を率いて12季、名将・木村季由監督に聞いた。「キャプテンの前川も言っていたように、学生にとっては自分たちよりも強い相手に胸を借りることができ、いい勉強をさせてもらった。セコムさんの選手はみんなタフで、迫力があって、学生たちはそれに圧倒されてしまった」。
 また、同じく練習を見ていた薫田真広日本A代表監督も「セコムは集中力があって非常によかった。スクラムに関しては完勝に近いのでは。(普段はマシンを相手にした練習しかできていないと聞くが)まだまだトップリーグでの経験値が生きている。これがなくなってしまわぬうちに、もう一度上をめざしてほしい」とエール。とにもかくにも選手たちにとっては、収穫の多い一日となった。
 また、翌11日に行われた今合宿のメインマッチ。ブルーシャークスとのオープン戦は、バックローの高根修平キャプテン、藤田大吾をバックスで起用する苦しい布陣を強いられ大苦戦となったが、試合終了間際、FB加藤祐太の勝ち越しトライで22−17と逆転勝ち(→ブルーシャークス戦の観戦記はこちら)。残る2日間の日程は、リカバリーを兼ねた山登り、坂道ダッシュ、フィットネスを兼ねたゲーム形式の練習にあて、2年ぶりの夏合宿を締めくくった。
 最後に合宿を総括した渡邉監督のつぶやきを。「全員が参加することはできなかったのは残念だけど、人数が多い中で練習できたことが一番の成果だと思う。それに今村六十が復活したのが大きい。今回の合宿でも一番光っていた。今まで小さいグリットや小手先の練習メインだったのが、チームプレーをできたのも収穫。精度としてはまだまだだけれど、いろんなな意見が出て、それを皆で共有することが大切だから。チームとしての形はこれから練っていくことになるけど、選手起用によって、レベルにだいぶバラつきが出てしまうので、その辺りも視野に入れながら対応していきたい」。
【the author BRAVO.K】
チーム内で密かに勢力を拡大している謎の組織『ラガッツ写真部』が撮影した、この夏合宿での選手たちのオフショット。そのイチブを特別公開。フォトギャラリーはこちらから。
昨季の合言葉「One Team」をベースに「BIG CHALLENGE」を巻き起こす
セコムラグビー部6:仕上がり上々のラガッツ一同
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