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2010 Hot News

春合宿リポート ―渡邉監督が語る今季のラガッツ―

ラガッツ2年ぶりの合宿! 無人の野を駆けるが如く
「アタッキングラグビー -AT is the best DF-」で再始動

セコムラグビー部1:渡邉庸介監督
昨季から指揮を取る渡邉庸介監督は勝負師の顔つきに
【PHOTOGRAPHED BY BRAVO.K】
セコムラグビー部2:沢口選手
ベテラン・沢口高正は今年も健在、若い選手の精神的支柱
セコムラグビー部4:スクラム
セットプレー安定の鍵を握る伝統のスクラムは入念に確認
 定石というものがややもすると重視されがちな日本のスポーツ界。セコムラガッツは今年も未知なる挑戦を続ける。昨シーズン、春のオープン戦初戦で、ジャージーに袖を通したのはわずかに17人だった。リザーブが座るベンチは試合開始前からがらんと空いたままの状態。しかし夏、引退して社業に専念していたかつての仲間がひとり、またひとりとチームに帰ってきた。最終的には27人でトップイーストのシーズンに挑んだ。
 玉砕覚悟のリーグ戦は、勝負の厳しさを痛感する結果となった。初戦の釜石シーウェイブス戦から幾度の接戦をことごとく落とした。終盤の勝負どころで足が止まる。対戦相手の外国人選手のパワーに屈する。練習不足によるコンタクトスキル、フィットネスの落ち込みは明らかだった。2006年までトップリーグに在籍し、2007年はトップイーストで2位、2008年は5位のチームが1勝10敗で11位。当時を知る人間からしてみれば、目を覆いたくなるような成績に終わり、関東社会人1部リーグとの入替戦にまで回る苦しいシーズンだった。
 迎えた2010年4月、ラガッツは再びスタートを切った。新生ラガッツを率いるのは入社10年目、選手兼任の闘将・渡邉庸介。昨季に引き続いてチームの指揮を取る。昨シーズンは原点回帰を掲げ、セットプレーの安定を軸に、伝統のスクラムにこだわって勝負した。しかし今季、渡邉監督がめざすラグビーは大きく舵を切ることになる。
「2年目としてではなく、今年は勝つことを意識してやっている。特に昨年僅差で負けたチームには絶対に勝ちたい。監督として、選手たちにめざす方向性をどういった形で伝えられるかが課題だけど、最近は自分が言っていることの理解が深まってきている実感はある」(渡邉監督)。
 新キャプテンにNO.8高根修平、バイスキャプテンのSO升本草原が就任し、2010年のラガッツが掲げるラグビースタイルは「アタッキングラグビー −AT is the best DF−」。グラウンドを広く使い、フェーズを重ね、相手を崩しきってトライを奪う、文字通り15人が一体となった超攻撃ラグビーで勝負する。そのためには「これまで以上にセットプレーの精度を上げ、フィットネスレベルも上げていかなくては。ボールポゼッションを上げるためのコンタクトスキルも必要だし、何より全員にめざすラグビースタイルを理解してもらい、ラグビーのルールを正確に理解してもらいたい」(渡邉監督)。
セコムラグビー部4:ミーティング
ミーティングでは選手たちにめざすスタイルの理解を求めた
セコムラグビー部5:バックスが一体に走るラグビー
FWとバックスが一体に走るラグビーで勝機を見出したい
 そして5月1日(土)から4日(火)までの4日間、ラガッツは千葉の日本エアロビクスセンターで2年ぶりとなる春合宿を行った。テーマは春に取り組んできたことの応用、ハンドリングやランニングスキル、プレーの中での判断などベーシックな部分が主で、渡邉監督は「個人個人が今まで培ってきたベーシックな部分をさらにしっかりと身につけ、ラガッツとしてのスタンダードを確立させることが目的。達成度としては70%ぐらい」と手ごたえを語る。社業が優先のため、平日の練習ではなかなか選手が揃わないこともあり、久しぶりに部員が勢ぞろいした合宿ではミーティング後の夜、渡邉監督が各選手との個人面談も実施。「人から言われて初めてわかる部分はあるから。プレー面では自分がそれぞれの選手に要求するものを伝えて。各自、足りない部分、ウィークポイントだと感じているところだったので、それを再認識してくれるだけでも意味はあったと思う」。
 合宿も終盤に差しかかるとケガなどで別メニューとなる選手も相次ぎ、相手をつけての練習が困難になる時間帯もあったが「頭を使ってやれることをやるイメージ。少ない人数でも工夫すればどんなことでも練習になるし、難しく考えず、昔やっていたような基礎練習が役に立つことだってある」(HO安藤敬介)。練習では、熱くなって怒声が飛んだり、選手同士が小競り合いする一幕も。昨年は見られなかったチームの放熱に「実戦形式ではまだやれていないけど、プレッシャーのある練習がもっとできれば、また課題も見えてくるはず。手ごたえを実感しているのは自分ひとりじゃない」と渡邉監督は胸を張った。
 また、今回の合宿では創部以来おそらくはじめての試みとなる「営業勉強会」まで実施。本業でも実績を残すため、自身が新横浜支社で支社長(事業所責任者)を務める荒川泰ラグビー部長が講師となり、売れるためのコツを伝授。選手たちも真剣な面持ちでメモを取り、ざっくばらんにディスカッションを重ねた。「昨年の延長線上とはいえ、今年は昨年とはまったく意味合いの異なるシーズン。一生懸命やるとか、頑張るとかは封印します。やるべきことは結果を出すこと。仕事でもラグビーでも実績という数字で勝負すること、ただそれだけです」(荒川部長)。
 シーズン開幕までは100日と少し。昨年12チーム中11位に沈んだトップイーストリーグ。今季はシーズン勝ち越しを目標に据えた。「まずは基本づくり。そこに個々の判断を加えていきたい。限られた環境の中で結果を出す、そのためには一人ひとりが思っていることを口に出すことが大事。今までよりは発言をする人間は増えたけど、もっともっとわがままになってほしい」。日焼けした顔がまぶしい青年監督は淡々と言葉を選びながら、しかし自信もしっかりと覗かせ春を締めくくった。
【the author BRAVO.K】
新加入の池田裕道を含む23選手が参加した春合宿、仕上がりは上々だ
セコムラグビー部6:仕上がり上々のラガッツ一同
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