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2006 Hot News

揺れた幕張の夜! 心震えたラガッツ流ウォークライ

リッチの呼びかけにスタンド総立ち「マリン史上に残る感動」と関係者

 一瞬の静寂、それを打ち破る男たちの魂の舞い。思わず息を呑む。夏休みの週末、試合開始直前のベースボールパーク・千葉マリンスタジアムが異様な空気に包まれた。

ラガッツ、夏合宿のフィナーレはど派手な花火300発
丸隅左上丸隅右上
丸隅左下丸隅右下
ラガッツ、夏合宿のフィナーレはど派手な花火300発
 プロ野球パシフィックリーグ公式戦、首位を走る福岡ソフトバンクホークスを地元・幕張で迎え撃つは、現在4位と低迷する昨季の王者・千葉ロッテマリーンズ。この大事な3連戦の初戦、8月4日の試合前セレモニーに合宿帰りのラガッツがチーム総出でゲスト出演した。
 4日、北見での合宿を打ち上げたラガッツは羽田空港から一路、千葉県美浜区の千葉マリンスタジアムへ向かった。この合宿中にチームビルディングの一環として練り上げたラガッツオリジナルの「ウォークライ」を、プロ野球ファンで埋まった大観衆の前で披露するためだ。
 この企画、8月4日(金)〜6日(日)千葉ロッテ主催試合の3連戦を、セコム株式会社がマッチデーとして協賛し、自社のサービス「ココセコム」のプロモーションを行うことから、イベント内の特別企画としてラガッツの出演が決まったものだ。とはいえ野球を見に来ているファンの前で、おまけに試合前の張り詰めた空気の中でだ。ラガーマンたちにいったい何が出来るのか。現場スタッフとロッテサイドで繰り返し、打合せが行われた。
 そして、出た結論が「ウォークライ」だ。それもラガッツのオリジナルの詩で踊る。「これだ!」と誰もが手を打った企画、だったのだが、リーダーを務めてもらうはずのリチャード・アパヌイ(リッチ)は首を傾げた。「なぜ、野球場でウォークライなんだ」。
また見たいとのリクエストが殺到したラガッツ流ウォークライ
また見たいとのリクエストが殺到したラガッツ流ウォークライ
蹴りこまれたボールを取り合う観客席
蹴りこまれたボールを取り合う観客席
達成感に包まれ、笑顔でスタンドの声援に応える選手たち
達成感に包まれ、笑顔でスタンドの声援に応える選手たち
WarCryタイトル cut1
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丸隅左上丸隅右上
丸隅左下丸隅右下
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 ウォークライとは、ウォー(war, 争い)とクライ(cry, 叫ぶ)を合わせた語。オールブラックスが試合前に披露するウォークライ(HAKA)は、元々ニュージーランド先住民マオリ族の踊りで、闘いに臨む戦士の勇気を奮い起こし、敵に畏怖の念を持たせる意味がある。マオリの血を引く漢(おとこ)だからこそ納得がいかなかった。
 「みんな本気でやってくれ。それなら、オレも本気で向き合う」。再三の説得でリッチが立ち上がった。合宿中、毎晩ミーティングのあとに行われる練習。ホテルじゅうに踏み鳴らす足音が響いた。踊りを間違えて歯を見せる者がいれば厳しく叱責され、ビデオやカメラを持ち込んでの撮影はシャットアウトされた。
 そして、ついに完成した踊りを披露する場がやってきた。8月4日、千葉マリンは伝説となった。隆起する筋肉、大地を振るがす足踏み。全選手の動きが見事に揃っている。マイクを使っていないのに、スタンドまで響くリッチの雄たけび。マリーンズのリードオフマン・西岡剛選手もベンチから真剣な表情で見つめる。1分、2分。その時間は2万の観衆をラガッツが支配した。「ラガッツが去った後も、グラウンドに余韻が残っていました。毎日毎日、さまざまなイベントをやってきましたけど、
 これだけの感動は記憶にない」(千葉ロッテマリーンズ事業部・武井守氏)。
 ウォークライの後、リッチがラグビーボールを高々と掲げ、「ほしいか?」とスタンドに問うと一塁側のファンは総立ちに。手拍子の渦に包まれながらの40mロングキックで、ボールは弧を描いてスタンドへ吸い込まれる。大歓声の中でフィナーレを迎えた。

 だが、これだけでは終わらないのがこの日のラガッツ。続いて登場したのはウェイン・ラブヘッドコーチ。マリーンズのチアパフォーマー「M☆Splash!!」とキャラクターたちにエスコートされ、マウンドへ。このゲームの始球式を務めた。振りかぶって投げた渾身の一球は、ホークスの先頭打者・大村直之選手が豪快に空振り。マウンドに駆け寄った里崎智也捕手と笑顔で握手し、見事にオープニングセレモニーを彩った。
いざ、緊張のマウンドへ。渡辺俊介投手からボールを受け取る。
ウェイン・ラブヘッドコーチいざ、緊張のマウンドへウェイン・ラブヘッドコーチ投球モーション投球を終え、里崎智也選手と握手を交わすウェイン・ラブヘッドコーチ
投球を終え、里崎智也選手と握手を交わすウェイン・ラブヘッドコーチ

斜bg上
5回裏にはスタッフと選手が再び登場、ポン文字で花火のカウントダウンを行った
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丸隅左下丸隅右下
5回裏にはスタッフと選手が再び登場、ポン文字で花火のカウントダウンを行った
3・2・1のカウントダウン、「笑いを取るところなのに、上手すぎて面白くなかった」と球団関係者の弁
丸隅左上丸隅右上
丸隅左下丸隅右下
斜bg右
斜bg下
3・2・1のカウントダウン、「笑いを取るところなのに、上手すぎて面白くなかった」と球団関係者の弁
 試合は、ホークスの勝ち頭・斉藤和巳投手の快投で、0−1と完封負けを喫してしまったマリーンズだが、その翌日は代打ヴィール・パスクチ選手のサヨナラ弾、3戦目も連夜のサヨナラ勝ちで勢いをつけるなどその後怒涛の4連勝。プレーオフ進出、さらには悲願のV2へ向け目覚めの様相を呈してきた。

 闘いに挑む戦士の勇気を奮い起こすウォークライ。その名の通り、ラガッツの舞いはマリーンズの眠れる闘志に火をつけた。そして、「最高に気持ちよかった」(山賀敦之)と笑顔で合宿最後の大舞台を乗り切った選手たちの視界には、自らが挑まんとする頂が、はっきりと見えていた。
【文責=小谷 たけし】

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